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コーチのためのスポーツ心理学①インナーエッジを鍛える-コーチとしてスポーツ心理学を応用する-

メンタルトレーニング

自分自身が興味を持ち、大学院そして現在も学びを続けており、自分自身がコーチとしても一人の人間としても興味を持って学んでいることの1つ

メンタルってなに?
メンタルトレーニングってなに?どういうことをするの?

自分自身も学んではいるが、明確に一言で答えることは難しい。

その理由の1つとして、メンタルというものは目に見えるものではなく、測定できるものでもないということが大きな理由だと個人的には考えている。

スポーツに関わるコーチは、自身が率いているチームが勝利を収めるために、戦術などをチームに落とし込んだり、選手の技術力を向上させるために、日々の練習などでコーチングを行う。

そして、そのような戦術や選手個人の技術の質を高めるために

フィジカルトレーニングアジリティトレーニングなどを行い

障害予防や、身体的に万全の状態で練習や試合に臨むために

トレーナーの方々が選手の身体的なケアを行なったりする。

このように多くのアスリートは、試合や練習に向けて自身のフィジカルを向上・フィジカルコンディションを調整するといったいわゆる

アウターエッジ(身体的スキルの低い相手よりも優位に立つための、パフォーマンスの鋭さや強さのこと)に関しては、多くのコーチ・選手がその重要性を感じ、チームのスケジュールや自身のスケジュールに組み込んでいるとように感じるし、自分自身が所属していたチームでもこれらのことは組み込まれていた。

しかし、アウターエッジの対義語にあたる、インナーエッジに取り組んでいるチーム・選手は?というと重要そうだと思いつつ、アウターエッジほどは取り組めていないというのが現状ではないだろうか。

実際、自分自身もチームで取り組むといった機会はなく、言葉は知っているものの、どういうものなのか。誰かが教えてくれるものなのか。調べたら出てくるものなのか。などといったことは詳しく知らなかった。

インナー・エッジとは

アスリートが自分のメンタル・スキルの鋭さや強さを磨くことによって、自分自身で作り出す優位性のことだとされている(Vealey,2022)。

アスリートやコーチは、スポーツ心理学の原則をトレーニングや競技の準備に体系的に応用することで、インナーエッジを獲得することができる。

そして、アスリートやコーチは、身体的なスキルやフィットネス、戦術といったアウターエッジを鍛えるとともに、スポーツ心理学を非常にシンプルな方法で応用することで、インナーエッジを鍛え、パフォーマンスを向上させることができる(Vealey,2023)。

スポーツ心理学とは

それでは、そもそもスポーツ心理学とはどのような学問領域なのか

スポーツ心理学とは、スポーツに参加するときに個人がどのように考え、行動し、感じるかを研究する学問

だとされています。

自分自身は、このことについて自分自身の理解を深めるため?に、

Bio-Psycho-Socialモデル(生物・心理・社会モデル:BPSモデル)

を思い出します(大学の時のゼミの先生に教えていただいた気がする)。

BPSモデルに関しても、まとめ始めると長くなってしまうので、また後日しっかりとまとめるとして、スポーツ心理学では、主にこの心理と社会の関係性を深く掘り下げているようなイメージを持っています。

うまくまとめることができているかはわかりませんが
心理的要因(例えば、アスリートの性格など)がスポーツにおける社会的要因(例えば、競技のプレッシャー、コーチの指導スタイル、観衆の大きさなど)と相互作用して、アスリートやそのパフォーマンスにどのような影響を与えるのかなどについて研究する学問である。

まとめ

多くの選手・コーチがアウターエッジを鍛えることの重要性を感じ、取り組んでいることに対して、インナーエッジに関しては中々、知らないことも多く、インナーエッジのトレーニングを実施できていないのではないかと感じる。

スポーツ心理学を応用して、インナーエッジを鍛えることは

アウターエッジで鍛えたフィジカルやスキルを実力発揮するといった観点からも重要である。

注意したいことは、インナーエッジはあくまで実力を発揮するという点

すなわち、インナーエッジを鍛えたからといって、自分自身のベンチプレスのマックス重量が伸びるわけでも、急激にシュート速度が速くなるわけではない。

あくまで、アウターエッジで身につけたフィジカルやスキルなどを十分に発揮するために重要である。

逆に言えば、どれだけアウターエッジを鍛えていたとしてもインナーエッジがあまり鍛えていなければ、アウターエッジの効率的な効果を得ることができないかもしれない。

いわゆるコスパが悪い状態になりかねない。

今回の内容を踏まえ、少しでもインナーエッジを鍛えようという気持ちになる選手・コーチが増えればいいなと思いますし、自分自身も学びながら実践し、鍛えていきたいと思います。

自分自身のnoteでは、コーチングに役立つスポーツ心理学という目的で、今回のようなコーチして知っておきたいインナーエッジを鍛える方法やスポーツ心理学についてを今後も継続してまとめていきたいと思います。

あくまで、自分が勉強してまとめていくものになりますので、自分自身の認識が間違っている場合(極力ないように自分自身もしっかり勉強します)、それらを踏まえたあくまで個人のいち感想でしかない場合などありますが、皆様と共に学んでいく姿勢でnoteにまとめていければと思います。

感想やご要望などもありましたら、勉強のタネにさせていただきたいと思いますので、コメントなどもよろしくお願いします!

次回は、スポーツ心理学の目的とインナーエッジはどのような要素で構成されているのか

についてまとめていければと思います!

拡散やフォローもモチベーションになりますので、よろしくお願いします!





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