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つくるとあそぶ2023〜サトウさんご自身がクリエイティブのかたまりでした

今日は隅田川マルシェの、「つくるとあそぶ」という企画に行ってまいりました。
これは3部仕立てになっていて、第一部は、身近にある企業さんにお伺いしてどんな会社なのか・どんな商品を作っているのかを知り、その企業さんにワークショップを行ってもらう、第二部はその企業さんで出てしまう廃材や不具合品を使って何か別のアイテムやサービスに利用できないか考えてそれを作ってみる、第三部はその作ったものを売ってみるという、壮大でやりごたえのあるものです
前回は日本コパック株式会社さんへの訪問でしたが、今回はサトウ化成さんというウレタン加工の会社さんへ行き、「知る」を体験してきました!

サトウ化成さん

ウレタンで作った出来立てほやほやの商品が見学する背後に置いてあるという、ものづくりの現場にいる体験、素材の型や型からウレタンを切り抜く機械など、その一部を見れたのは貴重な体験だったと思います

しかしながらこうやってくり抜いて製品となった部分以外のウレタンは廃材になってしまうということ
たくさんの丸いウレタンがフレコンバック一杯にあります
何かに活用できないか。。。?サトウさんは常に何か新しい視点と柔らかい発想とアイディアを持っておられるように見えました

というのも、廃材宝箱と言って、工場の前にはウレタンの切れ端を入れておく箱を置いてくださっています(この日は雨でしたので屋内へ)
こんな海賊の宝箱のようなものを作っておくアイディアって、そうそうできそうでできないものです!

廃材宝箱に子供たちも大喜び!

もし学校帰りの通学路にこんな宝箱があったら、端切をみながら子供たちの想像力が沸き立ち、楽しい会話ができそうです!
それに私は詳しく知らなかったのですが、墨田区のあそび大学というところで、立ち上げ当初から関わっている企業さんの一つだそうです

今回サトウ化成さんが用意してくださったワークショップは、ウレタンスタンプでした。約5mm程度のウレタンの裏に両面テープが付いていて、そこに色々な形がカットしてあるので、その形を組み合わせてオリジナルのスタンプを作っていくというもの。子供のユニークな発想で、それぞれのパーツからたくさんのハンコができました。色々な顔を作っていく子、とにかくたくさんの数のスタンプを作っていく子、スタンプのインクの組み合わせでグラデーションを作って仕上げる子、みんなが同じ部品を持ち合わせているのに、それぞれが好きなデザインを作ってそれぞれがそれぞれに自由で楽しい空間でした

最後にサトウさんの、サトウさんの言葉を借りるなら「ひみつのへや」に子供たちは案内されます
そこには何があるのか大人たちは見れないのですが、どうやらウレタン・スポンジを使ったたくさんのアイディア製品が飾られているとか・・・!?
案内されて帰ってきた子供たちのにこやかな笑顔といったらそれはもう、嬉しそうにキラキラ輝いていました

楽しい!いいな!素敵だな!は元気にしますよね
この素材で、こんなのが作れたら・・?
なーんていう発想は、気持ちを明るくしてくれる大きな力なのかもしれません
正直サトウさん自身が、いつもウレタンのそばにいて、いつもウレタンの声をよく聞いているんだろうなと思いました
だからちょっとしたことをきっかけにこんな商品があったら・・・!?というヒントを見出しているようにも思いました
そんなサトウさんが「自分が欲しいなって思うモノを作ってみるといいよ!きっと自分が欲しいって思うってことは周りにいる10人は欲しいって思うから」とおっしゃっていました
廃材から商品を作り出そうとするこの「つくるとあそぶ」の企画参加の子供たちが、最も頭を悩ます部分なんじゃないかなーって私は思ってましたが、サトウさんがそっとヒントをくださったように思いました

サトウさんのように、ヒントや投げかけをくれる大人が側にいれば、子供たちや若者はどんどんその創造性を膨らませていくのだろうなー、下町の町工場にも明るい光がひっそりとですが、揺らぐことなく灯っているように見えました

10月9日開催予定だった清水建設株式会社さん連携の町で見つけたもの、のワークショップは雨天のため順延したため、まだ応募はできそうです
興味のある方は木場公園で実施します、ぜひ遊びに行ってみてくださいね!
https://www.sumidagawa.market/tukuaso2023

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