2回のオランダ旅を振り返って
初めてオランダに行ったのは2018年。スペイン北部の旅のストップオーバーで訪れた。特に興味があった訳ではないが、友人がライデンに住んでいたので選んだ。2回目は、ベルギー旅行のうち1日をロッテルダム散策をした2024年。昔の記憶を辿りながらオランダ旅の記録をしておく。
オランダの都市散策
アムステルダムの街並み
オランダらしい街といえば、やはりアムステルダムなのだろう。運河や船上住居、風車、可愛らしい建物の街並み。1日だけの滞在だったけど、運河クルーズ、アムステルダム国立美術館、アムステルダム王宮&ダム広場、街歩きを楽しんだ。
ライデン
オランダの街はどこでもすぐに行ける。国土は日本の9分の1で、九州ほどの大きさ。アムステルダムからライデンは列車で30分ほどの距離だ。観光の中心部はこじんまりまとまっている。
友人が住むまでライデンについては、名前も含め、全く知らなかった。でも歩いてみるほどに素敵な町で、また機会があればゆっくり散歩してみたい。
シーボルトゆかりの地ライデンは、日本とも関わりが深い。1575年設立のオランダ最古の大学「ライデン大学」は、世界で初めて日本学科が設置されたという。また、フリーメイソンに加入した資料上確認できる最初の日本人の一人、西周が加入署名した文書が保管されているらしい。ちょっと興味あるな。
ライデンからピクニック
ライデン在住の友達家族に連れて行ってもらった、ライデン近郊の遊泳可能な湖。家族連れが沢山いた。空と湖の水色と芝生の緑、平らな土地なせいか風が強い。ゆっくり景色を見ながらオランダの休日を過ごした。
ロッテルダム
まだ3都市しか訪れていないが、ロッテルダムが私の暫定1位。ユニークな現代建築に溢れていて1日では足りなかった。再訪確定。
ロッテルダムの旅の記録はこちらから↓
オランダの社会
物価高、キャッシュレス社会
初めてのオランダでは、何より物価の高さに驚いた。今ほど円安だった訳ではないが、アムステルダム中心部のホテルが、私の勝手な相場感の1.5倍に感じた。有名なクレープ店で朝食を取れば18ユーロ、夕食も一品と飲み物で30ユーロを軽く超す。
2018年に友人が青空マーケットで買物をしていた時、クレジットカードのタッチ決済で支払っていた。今でこそ日本でも日常的な光景となりつつあるが、当時の私は無知だったので不思議そうに眺めていた。クレジットカードをSuicaみたいに使っていると。
オランダはキャッシュレスが進んだ国で、現金払い不可の店が結構あった。日本とは正反対。コロナ禍を経てキャッシュレスが進んだとはいえ、まだ当時のオランダほどではないかな。
私生活を楽しむ権利
オランダでは商店やスーパーが夕方5時頃に閉まる。日曜は定休日。日本みたいにコンビニに溢れている訳でもない。サービス業・小売業で働く人にも家族やプライベートがあり、そちらが優先されるという考え方らしい。観光客がいるエリアには遅目に閉まるミニスーパーやレストランがあるので、旅行中は何とかなるので、そこまで心配しなくても良い。
現地の友人にもう少し詳しく話を聞きたかったのが、子どもへの教育の考え方。基本的に「子どもは小さい大人」と考えた教育姿勢があるようだ。小さいうちから社会の構成員。社会的背景などで簡単に真似できるようなものではないだろうが、興味深い。
オランダの列車
列車は人が乗降しているのを、あまり確認してくれない。ぎりぎりに乗り込もうとしたら、体は車内、スーツケースはホームの状態で閉められそうになり、力づくで載せ込んだことがある。現地の人の様子を見ると、日本よりも早目に諦めていた。
平均して一人当たり1台以上所有しているほどの自転車大国。もちろん、電車にも自転車を乗せ込み移動するのは当たり前。隣国のドイツやベルギーでも同様で、自転車が乗れる車両があった。
色んな人種の住む国
ライデンの友人は以前メキシコに住んでいた。日本人であることは一目瞭然で、基本的にお金のある人の位置付けで見られていた。しかしオランダは全くの異種混合で、服のサイズや作りも、どんな体格の人でも自分に合うのが見つけられ、特別な存在でない心地よさがあると言っていた。
いろんな点で見習うことが多いと思った、初めてのオランダ旅だった。
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