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ローライ35を『ワイドレンズ仕様」にする③ 35Sに付けられるコンバージョンレンズ

10年以上使ってきたフィルムカメラ、ローライ35S。レンズ交換できないこのカメラで広角の写真を撮ることができるコンバージョンレンズがあると聞き、長らく探してきました。そしてしばらく前に見つけたのがこちら。

私が探していたものではあったのですが、この個体は装着できるレンズ径が24mm。ローライ35S(レンズ径30.5mm)でなく、オリジナルのローライ35などにしか付けられませんでした。

これを使うため、手頃な価格で売られていたローライB35を入手しました。それはそれで楽しいのですが、やはり付き合いの長いローライ35Sに装着できるものがほしいーそう思って、探索を続けていました。

そして、ついに。

ローライ35Sに装着できるワイドコンバージョンレンズを見つけ、入手したのです。

今回のレンズはこんなもの。しっかり「ワイドアングル」と書いてあります。

重さは50gほど。装着してもほとんど気にならない重量です。

実際に写真を撮るときは、元々のレンズの鏡胴を伸ばさないといけません。コンバージョンレンズを付けると結構な長さになります。

でも、いいんです。普段はケースに入れてコンバージョンレンズを持ち運び、写すときだけ取り付けるというスタイルで行くので。

レンズ径24mmに合うワイドコンバージョンレンズは、画角が0.8倍になると説明書に書いてありました。ローライ35に付いている40mmレンズが、32mm換算になります。

今回入手したワイドコンバージョンレンズには説明書がなく、どれほどの倍率になるのかわかりません。でも、コンバージョンレンズの大きさは以前に入手したものとあまり変わらないので、こちらも0.8倍くらいになるのかなと思いつつ、まずは試し撮りすることにしました。

その機会がやってきたとき、ローライ35Sに入っていたフィルムは残りの撮影枚数が2枚。同じ場所で、通常レンズとワイドコンバージョンの2枚写真を撮りました。

通常レンズ(Sonnar 40mm) て撮った一枚。

こちらが、ワイドコンバージョンレンズを付けたとき。

あれっ、、、周囲が結構ケラレています。たしかに広角にはなっていますが。

これは予想外でした。レンズフードなどは付けていません。先日手に入れた、24mm径のレンズに付けるワイドコンバージョンレンズは、ケラレが出ませんでした。冒頭近くに載せたこちらのリンク先に、その写真を出しています。

今回も、装着さえできれば、あとは何も問題なしだろうと思っていました。でも、そんなことはありませんでした。ワイドコンバージョンレンズ、なかなかに奥深い世界です。

このワイドコンバージョンレンズではまだ一枚しか撮っていません。もう少し試してみるつもりです。とはいえ、急にケラレがなくなったりすることはまず考えられません。

「ただ、装着できればいいというものではない」と知り、コンバージョンレンズ探しのハードルがさらに高くなりました。以前に入手したコンバージョンレンズを、アダプターを探してローライ35Sでも使えるようにするという可能性も含め、さらに探索を続けていきます。

https://note.com/yukura_yukura/n/n125bc3979142






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