UPの猫さんと

4度めのフィリピン滞在記 2018/07/17-30


日程:2018/07/17〜30
 17日(火) 関空→ニノイ・アキノ国際空港14h着。サウンドピクニックの下見
 18日(水) WorldListningDay(WLD)2018コンサート(Arete, QC)
 19日(木) 午後:UP芸術学部でサウンド・ピクニック 夜:DJ ( XX XX)
 20日(金) オフ
 21日(土) 午後:スケッチ会のヌードモデルを務める 夜:SLEの劇を見る
 22日(日) 午後:別企画でヌードモデル 夜:SLEを観劇(別の出し物)
 23日(月) 大統領の施政方針演説に抗議するデモに参加。
 24日(火) オフ(翌日のパフォーマンスの仕込み)
 25日(水) 夜:DJとパフォーマンス(クラブ Today X Future, Cubao)
 26日(木) オフ
 27日(金) アルゼンチンタンゴのダンスパーティに出席(Makati)
 28日(土) 午後:トークの仕込み 夜:友人の誕生日パーティ(Marikina)
 29日(日) 乳がん体験、闘病記の出版計画などについてトーク(QC)
 30日(月) 帰国日。ニノイ・アキノ国際空港14h発→関空

1php(フィリピンペソ)=2.5〜2.6円ぐらい

2018/7/17 tue.

UP界隈を彷徨いずぶ濡れに。Maginhawaまで戻ったところでスマホがブルブル震え、大雨警報を伝える。Erick曰く「オレンジ。赤になったらヤバいよね」。JKやClaudiaと再会を喜び、共有テキストをChescaが稲妻のように直してくれ、Teresaの宿題のセンスに感心しつつ寝落ち。


2018/7/18 wed.

朝方目覚めたら凄い雨。西日本豪雨のように。

やがて激しい雨音はやんで、お隣の鳥が鳴き始めた。薄っすら明るい6時前。昨夜は0時過ぎには寝たと思うし、もう起きちゃおうかな。やることたんとあるし。

最初に首塚で殴り書きしたポエムまがいのものを黒嵜想くんに見てもらって以来10日。今宵のお披露目までにたくさんの人に助けてもらった作品が、今日19h〜 フィリピン、マニラはケソン市のARETEで行われるWorld Listening Day 2018で初演。会場は「UPとは比べ物にならないくらいキレーでリッチな私立大」のギャラリーです。

アルミフォイルを使った耳を開くアイスブレイクのあと、山崎阿弥さんの架空のものも含めて数々の動物がモーフィングするかのようなソロ。私は「釜は静か—Kama is quiet」と題したレクチャーパフォーマンス(?)をしたところ、花園にスタジオがあって難波屋にもしょっちゅう行ってる写真家の方が来ておられたり!
この作品は釜ヶ崎藝術大学ほか、いろんな人に手伝ってもらったのでちゃんと記録ページ作ります。釜ヶ崎の音とイメージ(写真は タカハシ 'タカカーン' セイジ くん)と、私の拙い英語のリーディング。でも自分で頑張って英語で書きました。 Franchesca Casauay さんが直してくれましたー!

そしてTeresa Barossoさんの作曲作品をみんなで演奏。女ばっか6人でエレクトロ&半作曲概ね即興のノイズミュージックって、あんまないんじゃない? Teresaの指揮、めちゃ楽しい。John Zone Cobraかそれ以上! お客さんも熱かったし、舞台監督Erika以下テクニシャンも皆すばらしかったぉ!
@ Quezon City, Philippines


2018/07/19 Thu.

町にも学校にも、あっちこっちに、こちら特有の小さくてスマートで思慮深そうな猫さんがいっぱいいるから、全然寂しくないんだぉ。
あと、毎日すごい雨続きだけど、こっちの人は雨を嫌がってないみたい。「また降ってきちゃったー」とか言ってるのは私だけ。
濡れるのもたのしーよねー。乾季みたいにめっちゃ暑くないからリラックスできるよねー。うーん、雨季の方が好きかなー? とか。フィリピン式ですねー。

さて、今日はUP FA—フィリピン大の芸術学部でサウンド・ピクニック! 

Chescaとスーパー(SM Anonas)で待ち合わせてお菓子や果物を買って、コピー屋で資料(音散歩のための白地図。釜の地図と千代紙もおまけに)用意して、教室でスピーカー都合してもらって、みなさんいらしてSoundWalk!
かあいいpusa(猫)がいっぱいのキャンパス、みなさんごっつええセンスで音探し。講義室をみんなで演奏したり……豪雨だったので、建物の中だけだったけど、かえって集中でき、十分に美しい瞬間がいっぱいあって良かった。
教室もどってみんなで音とお菓子をシェア。うーむ、nuasとか中京大で非常勤講師やってた日々が戻ってきたみたいやった!

それからTeacher's Villageのごっつええ感じのレストランで少し食べ、JKさんちの荷物を引き上げてGrab Taxiに乗り、Makatiのクラブxx xxへ。これが1時間半かかった。さすが金曜の夕方!

xx xxではDJを担当。すごい楽しかった! けど、ケータリングを他の人らが食べちゃったとかで空きっ腹にアルコールたんと流し込んで寝落ちw 長い一日だったけど、全部楽しかったぉ。


2018/07/20 fri.

オフ日でしたー! 昼までゆっくり寝て、 Joee と Aly とKANTOいって美味しい朝ごはんとコーヒー。午後はJoeeのベッド(キングサイズの硬くしっかりしたベッドマットが床に置かれている)でゴロゴロしながらyoutube見たりiTunesでオススメの日本音楽かけたり。Joeeはかえる目のファンで「惑星」のとんかつ三部作にいたくウケていました。 中垣みゆきちゃん似のAlyに、ばきりノすをおすすめしたら、とっても気に入った模様。もちろんサタポもかけました。

Chescaに教えてもらってGrabでタクシー呼べるようになって、すっかり一丁前な気持ちでいたら、さらに便利なバイクを呼ぶサービスAngkasがあるという。残念ながら私のiPhoneでは落とせなかったけど。雨だとカッパ貸してくれて渋滞もスイスイ。一緒に午後を過ごしたAlyが、それで帰っていきました。

近所の洗濯屋さんに洗濯物あずけて(やっといてもらう式。フレーバーが選べる洗剤&柔軟剤込み、おたたみサービスなしで145php)超リッチモールに買い出し。超うまいサンドイッチ食べながらJoeeと話し込む。もうこのサンドイッチ屋でしか物食わなくていーわ。で、75phpでダスター(あっぱっぱ)が買える近所の中古服屋でしか服は買いません。

夜はレタスサラダつまみつつ泡(これが高かった!1299php。でも飲みたかったから)。オレンジ色の街灯が素敵なMakatiの夜。Quezon Cityは文化がいっぱい自然もいっぱいでいいのだけど、UPがでかくって、なんというかちょっとUCLAっぽい感じ。ヒューマンサイズ超えてる感があるのよね。
対してJoeeのアパートのあるMakatiは、超高級コンドミニアムがスカイラインを侵す空の下、物売りの声(おやつのTaho、夜のおやつBarot、雑貨一般、折りたたみベッド!売りに、靴直し屋さん etc.)が行き交い、100年超えのSpanishな低層アパートがごちゃごちゃしてて、散歩するのにすごくいい感じ。田舎町のお地蔵さんぐらいの頻度で、マリア様のほこらがあります。そして猫!猫!猫!

Amazon Primeのパディントン2見ながら寝落ち。


2018/07/21 sat.

8am起床。朝ごはんは野菜と豆腐の味噌汁(味噌が高級モールに売ってなかったから、あさげででっちあげる)と五穀ごはん。私はTKGにしちゃおーかな(キモチ悪がられるかなー?)

そーだお肉も食べとこう。ベジタリアンなのに「肉食のみなさんにおみやげ」と、優しい Joee が買ってきたBaguio土産のすんごいしっかりしたベーコンみたいなん。なんて言ったっけ? 名前忘れたけど、忍者食みたいな硬さと塩辛さだそうなので、昨夜から下ごしらえ(お湯につけて塩を抜く)しといたやつ。んー、塩抜きしすぎて味がないよ? オリーブオイル、アップルビネガー、醤油でいためてそれをドレッシングにレタスサラダ。魂の飲み物Pale Pilsenとともに。
午後からはモデルとしてしっかり働きますんで、いまのうちにエナジーチャージ!

足首がとにかくかゆい。ぜったいダニーちゃんがいる。しょーがないよね、この湿度だもん。モロコシヘッドのウナコーワクール持ってきてマジよかった! JoeeはG(こちらではipisと可愛い名前で呼ばれる)が苦手みたい。G見てキャー!っていう人はじめて見たわ。この国でG苦手だと大変だろうなぁ。私は平気です。

wifiがあるって素晴らしい! なんかJoeeんちのルーターには嫌われてんだよね。今日は20-30分ポーズが多そうなので、ポージング用の枕持ってタクシー移動。 Grabの運転手さんいい人多いな。今日の彼は飴ちゃんくれた。こないだ渋滞を共にしたおっちゃんはダミ声過ぎて全然英語聞き取れんかったけど楽しい人やったし。

QCのConspiracy garden cafeへ。ここでDQ主催のスケッチ会のモデル。照明のある舞台なので、ちょっと北九州のパフォーマンスフェス「野良」で渭東節江さんをファシリテーターに行ったときを思い出す。みなさんのナイスヴァイブスに感謝!

またタクシー呼んで、Makatiへとって返す。Green Sunて、中国資本の巨大ホテルだったのね。その3階大ホールの全壁面を巨大投影スクリーンにしてのお芝居! Sipat Lawin Ensenble による「KABABAYANS, ARE YOU READY TO TAKE THE LAW IN YOUR OWN HANDS.」。フィリピン人の魅力大爆発のミュージカルや。スケッチ会のオーガナイザーJoweinがSipat Lawinのファンで「ゲリラパフォーマンスシアター」と言ってたのがハマってるなぁ、と。
扱ってる内容は「あなたの周りの洗脳空間」て感じで、実に怖い(カソリック信仰、芸能界、政治家たち、自己啓発? そしてそれらに対するカウンター)。こちらでは7/23の月曜日に、大統領の一般教書演説みたいなのがあるので、それにタイミングを合わせての上演。

お腹すいたんでChescaとMinistopでスナックぱくつきながらトーク。フィリピンカラーの由来と、日本におけるフィリピンの歴史の知られてなさなどについて。こないだやったXX XXで、今日はToniのブラジリアンドラム隊とAlyのバンドがあるというので、またタクる。

ブラジル太鼓隊もんのすごい迫力! Toniはみんなの師匠で大将なのね。かっくいい! 彼女もすんごい美人(踊りがうまい)。

日本からこちらに移り住んで1年以上という男の子。3つあるDJブース、それぞれにグーやし、男のコたちはテクノカットにサテンの上着とか、ネルシャツとか、編み上げブーツに毛糸の帽子の山ガール風とか、やっぱり涼しい雨季はおしゃれする時期なんだろうけど、最高気温27度の日(日没後もぼんやりぬくい)に上着とか靴下とかないなぁ……。

一日、Joee に借りた枕を持ち歩いていた日。寝たのは明るくなってから。この国でシンデレラ睡眠とか、まず無理!

2018/07/22 sun.

つくづくフィリピンが性に合ってるんやなぁ。日本だとちょっと歩いただけで股関節が痛くなってたまらないのに、こっちじゃ全然! で、こっちの人はダニーちゃんとか慣れてはんねやろな。一人だけ足首かきむしってるの、恥ずかしい。

9:00すぎに起きたが眠くてたまらない! ぜったいこれ2時間睡眠とかやー。今日も楽しく肉体労働やから、がんがる!

タクってQCの閑静な住宅街へ。超リッチな吹き抜けのあるお宅へ。オーナーさんはアーティスト夫妻で、かあいい人見知りの2歳ぐらいの男の子。ハウスキーパーの女性と、その息子と思しき男の子。4匹の猫!

Joweinのとってもwell organizedなスケッチ会。「Sunday Nudes」っていうタイトルもかっこいい。こっちはカソリックが強いので「裸ダメ」っていう考えがいまだにあって、アホなことだが芸大(UP?)でも学内ではヌードスケッチ不可という規則なんだとか。先生たちはよそに場所を借りて学外授業をやってるとか。Joweinが何度も「safe space」って言ってたのが印象的。「sex worker」って話題も出てたけど、残念ながら聞き取れず。でも彼女のしっかりとした前説は録音したので、あとできき返そう。

素敵な空間。視界に入る10人くらいのアーティストたちの首が素早く上下するさま。20-15分のポーズがメインで、途中5分間のムービングクロッキーをしたのが楽しかった!

アーティストの一人Kristaが近所のわかりやすいとこまで送ってくれて、そこでGrab呼ぶから、クルマ乗り換えて、と。彼女は今日が最初のスケッチ体験で「学ぶのに遅いってことないでしょ? 今度は即興ダンスのクラスにいってみるの」と。27-29はMakati Sports Clubでアルゼンチンタンゴのイベントあるよって言ったら、すぐ食いついてはりました。30前後の美しい方。
Cubao(アラネタセンターとか懐かしすぎる!)のガソリンスタンドでGrabに乗り換え、今日もGreen Sunへ。ホテルのカフェでチキンアドボをお腹に入れとく。んまかった!

今日は昨日とは全然違うSipat Lawin Ensamble のお芝居「Mad Forest」。ルーマニアの革命とチャウセスク夫妻の処刑、それとなぜか15世紀の「串刺し公—ヴラド・ツェペシュ」を扱っているらしい。このドラキュラ伯爵のもとになった狂った王の残虐行為については、少女時代、澁澤龍彦のエッセイで読んで魅了されたものだ。なんしか素材は私の好きなもんばっか。SLEらしいヤバい演出。ルーマニアの脚本をタガログに訳したものだから、もうわかる言葉は「tapos, ako, ikaw, pero, pupunta tayo...」ぐらいなんだが、めっちゃ迫力でぐいぐいきた。久しぶりの yenyenが本番直前に「Yuko san!」て声かけてくれて、おばちゃん嬉しかったぉ。

この劇については、あとでいろいろwikipediaで調べたりして振り返ることになりそう。BrandonがGrabしてくれ、明日の抗議行動についても情報をくれたので、ゴミ袋でカッパ自作していくつもり(十分気をつけます)。

Joeeのアパートに23h頃到着。正直にいいますと、ポーズとってる最中も、演劇鑑賞中も、何度もなんどもカックンしたけど、長い一日を楽しみました。夕方に起きたJoeeが「45分だけワークアウトするね」っていってお部屋にこもったから、下で日記書いてたけど、寝ながら日記って初めてですね。視界に幻の猫がうろつき、日本語の文章は「英文法の大災害」的な私の英語レベルにまで崩壊していました。


2018/07/23 mon.

7月は毎日雨なんだそーで、デモ用のカッパをゴミ袋で自作。

すごい体験しちゃったと思います。片側8車線のcommonwealth ave.を封鎖してデモ。ここぞと売りに出る露天商の方々、旗を立てたジプニーの行進、 #babaeako (私は女性)とか、Jollibeをボイコットしよう! とか、メディアを殺すな! アクティビズムはテロリズムとちゃう! 海外の巨大資本にフィリピンの自然を奪わせているのは誰だ? など。ちょいちょい軍人や機動警察的な人らがカービン銃持ってるのにビビったけど、ずっと平和的で笑顔に満ちた行動。刺激を受けた。韓国資本の快適カフェBean Boxできゅーけー。wifiはもちろん電源もあってオシャレで。韓服コスプレして写真撮れたりすぅ。

ここまでは一人行動で、十分に堪能したのだけど、やっぱりJKさんらSLEの人々が何をやるのか気になる。

思えば人生初デモ、実は。なんで2011以降の数々の示威行動に参加しなかったのか? 田舎に住んでるから機会がなくてっていうのは言い訳だよね。やっぱり好きな友達が「デモるんで、よかったらきてよ」って言ったら、行こう!って気持ちが具体化するわけで。

そんなわけでJk Anicoche 、Claudia Monette Enriquez、 Brandon Relucio、Eisa JocsonなどなどSipat Lawin Ensamble の人々が、なんとJKに至っては「寝たの5時だけど、8時にはここにいました。疲れました」という山車を、ようやく見つけて合流。それまでにいろんなグループの演説とか表現をいっぱい見聞きできて、もうそれだけでお腹いっぱいぐらい素晴らしい体験をさせてもらったんだけど—フィリピン絵画によく現れるフォークアートのタッチ。農民や漁民をリスペクトする気持ち。そんな農民たちが150人も殺されたのはなぜ? そして、黒い巻き紙に書かれたdrug warで殺された無数の人々の名前。死をいたむ女性の彫刻を、緑色のペットボトルを植物のように加工して飾った山車に乗せて行進する。死者の名前が呼ばれるごとに「Katarungan!」というシュプレヒコール。「Justis」の意味なり。行列には、農民の子供たち、亡くなった方々の遺族が参加しているという。

フィリピンで大量の死者、というと私なんかは戦時中の残虐行為などを思ってしまうのだが、こうした事件は現代の話だ。もっと知りたいと思う。そういえば、 Teresa Barrozoさんがサントラ担当したフィリピン映画「BirdShot」—Netflixで見られます。おすすめ!—も、バスを借り切って陳情の旅に出た労働組合員たちが無残に殺される話だった。

地面に描かれた人型「多くの農民が殺された」というペインティング。概ね、楽しくて平和的で、ほんとどんな祭りよりも祭りっぽかったデモだけど、しんみりした。Eisaが「私たちは本当に怒ってる」って言ってた。それにしても Chrisと Sarah Salazar-Aronsonは新婚さんらしく、ばっちりペアルックできめててうらやましーぞ! お幸せにっ。

途中で軽食を食べて、JKさんちでGrabを呼び、またMakatiまで1時間の旅。渋滞がひどいから、巨大モニタの広告が多いんだな。P.K.ディックのディストピアSFの映画を思わせる。そういえばMakatiの薄暗い夜歩きは、ブレードランナーを思わせますね。
#sona @ Quezon City, Philippines

ずっと足に巻いてたビーズのミサンガが切れた。お願い叶うかな? 早寝しようと思ってたけど、Joeeがフジロックで会ったというアメリカ人のDevinくんが1年半の東京暮らしを引き払いLAへ帰る途中、トランジットでマニラ着ということで飲む! 初フィリピンの彼と夜歩きしようってことでMakatiのナイトライフをうろうろ。50sのダイナーだ! ここで朝からステーキ食いたいな! メキシカンバーで飲み、最後は韓国街でカラオケ! Devinくんの話も面白かったので、じきにラジオにしよーと思います。それにしてもデータ溜まりまくり! 明け六つ頃就寝。
@ Makati


2018/07/24 tue.

今日のTO DO. なんしか洗濯! お金下ろす! 出来ればマッサージ。そしてひたすら素材の整理! こっちで洗濯頼むと日本では間違いなく匂い公害となる甘ぁい香りの仕上がりだが、ここらの湿気と暑さを跳ね返すパワーあるから土地柄意味あるな。Tシャツあんま汗臭くなくて(強い芳香にマスキングされて)翌日も着れる的な。

おうちをきれくすることについて。
バリ島では、女性たちが表を掃く箒の音で目がさめる。常に清めている。高音多湿でものが腐りやすいからだろうなぁ。しかし、いつも早起きして掃除して用事してっていうのは女性ばっかなので、うーん、私はここに嫁に来るとか無理やなって思った。
フィリピンでは一定以上の収入のあるお家はハウスキーパーさんを雇っているらしく、彼女らのお掃除技術はかんっぺき!で、ピッカピカ!である。しかも仕事。いい感じ。
ハウスキーパーのいないおうちはそれなりに「若者らしい」w 散らかり方をしてるんだが、それなのに、日本みたいに埃がすぐたまったり、あちこちカビたりしないのはなぜ? 床も壁もタイルだからかなぁ? 寝転ぶとヒンヤリするよ。

Joeeが作ってくれた完璧なお昼ごはん。蕎麦をごま油と醤油であえるやつ絶対やる! #つくりたいごはん

4時間ぐらいいじくってたかなぁ……MaxMspのプログラミングは向いてないからほぼ半手動。あとは壊れそうなカセットデッキ2台とヴェニューにあるCDとMacでなんとかします!

ここでは色の白い方だけど、お肉な体に何かとピッチピチに食い込んでハムみたいになってるチノイ(中華系フィリピン人)のおばちゃん風にしてるから、かなり溶け込んでる感はある。だいたいタガログで話しかけられる。
ぶっ壊れたGPS搭載のNexus6型ポンコツレプリカントなのでしょっちゅう迷う。ヒルズとかミッドタウンとか日比谷と六本木が混ざったようなツルツルの街と、いー感じの下町(此花?)が、がっちゃんこしてるMakati面白すぎる。豪華モールのツルツルの床にも猫さんいるよー。ひんやり気持ちいーかな?

よく頑張りました。明日は飲み過ぎないように本番がんがろー!と、翌日の仕込みが終わって、さ、ゆっくりしょーか—というところでMervからFBcall。近所のDulo MNLで飲んでるとゆーので行ってみる。ごはんも日本酒やカクテルも美味しい店でした。wifiもマニラには珍しく強力で、こっちきて初めて #ポケモンgo 立ち上げてみた〜〜。しかし眠すぎるんで離脱。4時前には寝たらし。
@ Makati


2018/07/25 Wed.

アメリカンダイナーでステーキ&エッグのブレックファースト食べて気合い入れたぉ。#モーニン 15h過ぎやけどw @ Filling Station Bar Cafe

あ、月がおぼろに。初めてみた。こちらに来てから、ずっと雨だったけど、今日は少し青空も拝めたし。だんだんましになるのかな? 日本の皆様は台風12号にお気をつけください。

CubaoのToday X Futureは、最初 武田 力氏に連れてきてもらって以来、何度もSpit Lawinの諸君らと訪れた思い出の場所なんだが、まさかここで私がDJ&パフォーマンスできるとは。

9pmスタートとか言ってても始まったのは10:30pmというのには、もう特に驚かない。もともと24h営業の伝統?があるマニラだから、英語を話すこととあいまって、80年代頃?から世界中の企業のためのコールセンタービジネスが産業として成り立っていたという。終電気にしなきゃいけない国とは事情が違いますね。

憂歌団をかわきりにDJブースで楽しく回してるうちに日付がかわり、2amすぎから私の枠。DJとシームレスで、7/18のWLDでやった「Kama is quiet. 釜は静か」の朗読パフォーマンスをしました。釜ヶ崎の音の合間に、おとついSONAで録った、こちらのデモ音声を交えて。流石にもうお客さん少なかったけど、Dott他、親しい友人諸君+お初な方ひとり二人に集中して聞いていただけて、ナイス・ヴァイヴスいただきました。

助成金などによってサポートされていない限り、こうしたイベントのギャラはないわけですが、オーガナイザーのJon(超かっこいいドラマーだとか)が、始終気を使ってくれて「ビール足りてる? Pale Pilsenだよね? いま持ってくるね。いつでも僕に言ってね!」とバーからシャトルバスのように往復してくれる。でも、泥酔しちまうと、表現がおろそかになるので、セーブしつつ楽しみましたー。

3:20am頃、最後にかけた、かえる目の「惑星」で盛り上がり(かけてる間にしっかり片付けを終え)、使い慣れたPioniorのCDJから最後に盤をイジェクトして、Dottさんに差し上げました。2月のツアーではBaguioでお世話になったし、なんといってもずーっと私をステイさせてくれているJoeeのメンターだから。親友の親友は親友! 合間にライブ(サウンドアート男子はアブストラクトなノイズが多いんだな)挟みつつとはいえ、一晩全部担当するのは初めてだったのだけど、6時間とかあっという間。もっと、あれもこれもかけたかったのにー! ぜんっぜん時間足りないぉ!

その後みんなは別のバーでさらに飲むというのだが、さすがに年寄りは無理がききまへんので、Joeeのクルマでぐぅぐぅ。6amすぎにマクドで朝ごはん(こちらでは初。フィレオフィッシュがなくて寂しい)食べて、さてMakatiへ帰るか……というところで強烈な出勤渋滞につかまり「もう昼ごはん食べたくなってきたー」(Erick)というぐらいにスタックされました。

で、Joee宅のでかいベッドマットに枕を並べて4人(Alyも)で撃沈。
これをJoeeはKyoto Styleと呼んでいます。今年の元旦に京都のゲストハウスで行われたJoeeのライブに行って終電を逃した私は、けっこうお高そうなゲストハウスの布団に並んで寝かせてもらったんだよね。あんときはJoeeとMerv、Erickと私の4人だった。思えばJoeeとのつきあいは今年の1月1日からで、こういう「わりと簡単に親友ができてしまう」感覚が、語学留学とかでフィリピンに来た日本女子をどっぷりハマらせる理由のようです。


2018/07/26 Thu.

土井善晴先生風に—ベジタリアン向けの味噌スープ:トマト、シメジ、玉ねぎ、ジャガイモ、レタスの硬いとこ、韓国味噌、おみず #飯スタント
@ Makati

それにしてもすごいデータ量である。写真、録音、動画……自分で録ったのだけでなく、参加した人が記録してくれたものも。旅が終わる前に、まとめはじめるのもいいものですね。とりあえず今度の日曜にトークというのが、帰国前最後のイベントなので(&8/7には大阪のCaloで、うぱおの帰国報告会があります!)地道にがんがろー。

昔、コンサート会場でボディチェックがあり、カメラや録音機が受け付け預かりになっていた頃、ボ・ガンボスのどんとがステージ上から「がんがん写真撮ってくださいよー! いいのが撮れたら送ってねー!」(紙焼きの時代)ってシャウトしてたの思い出すなぁ……。
たっぷり寝たけど、今日は1日ベッドでダラダラの日。洗濯モン出す、コンビニに買い出し、味噌汁作る、洗濯モンとりにいく、中西 美穂 (Miho Nakanishi)さんが発案してくれたうぱおのトーク(マニラレポート。8/7に大阪Caloさんです)の宣材準備したり、29日にJKさんちでやるトークの仕込み(まずは写真を選ぶことから)したり……の合間に、いちいちお昼寝が挟まる。大いに働きながらも同時にめっちゃだらだらリラックス、というありえない状態が実現しました。これ、人間としてかなり進化してる感があります。

バンドをあれこれやってるAly(大学時代の専攻はジャーナリズム)は、見てくれが、日本でいうとばきりノすの中垣みゆきさんにちょっと似てて、くれたCD(ドイツ人によって作られたアジアのサウンドアートについての充実3枚組!)に入ってた彼女の曲が、素敵だったので、どうやって作ったのかきいたら「データ・ベンディング。この曲はTwitterってタイトルの通り、Twitterのページを開いて出てくるテキストやイメージ、Java scriptとかのデータを音に変換したの。他にもinstagramとかfacebookの曲もあるよ」と。彼女は「Studio Voice」のマニラ特集でもインタビューされてるみたい。アマゾンでポチろうかな? そんな彼女は8/17-ベルリンだそうです。向こうでライブもするみたい。

夜も更けて、みんな帰ったりお出かけしたり、というので、私はお留守番。さっきまで4人でゴロゴロしてたベッドを独り占め。でも気づいたらもう1am過ぎてますやん。ほんま、フィリピンでシンデレラ睡眠は無理やなぁ〜。


2018/07/27 Fri.

今日のPasig川は水草多めですね。話好きの友人に引き止められて帰るに帰れなかったというJoeeが2時間ぽっちの仮眠でミーティングに出かける。私もモール行こうかな? 何時から開いてるのかなー?と思ったら、なんと8am-2amだと。さすが眠らない町だにゃぁ〜。じゃ、お買い物いきますかー。

一番近いモールはPowerplant Mallというので、ひょっとしてここらのビル群は火力発電所跡地? そういえばErickが、ここらの町名Poblacionは、ズバリ「町」という意味らしい。近くに1620年から立ってる古い教会があるし、Makatiで最初に出来た町なのかも。昔はなんもなかったっていうし。
Google mapが8am-2amって言ってたのは眉唾で、11h前に行ったら開店を待つ人々が入り口に溜まってた。10:57頃、入場警備のガードマンが到着すると、みんなヌルヌル入っていく。きれいな服きてるのはブティックの従業員かな? マークス&スペンサーもスワロフスキーもJollibeeも、まだ開いてないよ? シャッター半あきの店舗にお客さんがヌルヌル入っていきます。共有部分の照明がついたのは11:03頃。これですよ、この緩さを見習いたい! エレベーターもどっち側開けるとかルールないみたいで、皆さん好き勝手乗ってます。こうしてみると、日本の都会における人々の振る舞いは、まるで高度に訓練され鍛えられた軍隊のようですね。

シェアメイトNexくんのワイングラスを割っちゃったんで、350phpのん買って返す。あとは野菜や卵、Pale Pilsen、キンキンに冷えた椰子汁に、大好きなサンドイッチ屋さんのハムチーズサンドイッチ。今夜のためにお金下ろしておく。日本の木綿豆腐があったので奴で食べたいと思い、生姜をするおろし金を探すが、ない。チーズ削りみたいな穴あいてるやつばっか。これじゃ細かいスライスにしかなんないよーー。
ま、あるもんでなんとかしましょうってことで昼ごはん。
@ Makati

なんか今朝から、ストリートのノイズが耳にさわる。以前は「マニラっぽい!」と喜んでたクラクションやなんかが、うるさくてうざい。快食快眠快便なので、これは体調がどう、というより「旅行者視線が生活者視線にフェードしはじめてる」ということなんだろう。

滞在一週間あたりから、道をわたる時に、自然と左から確認するようになった。つっこんでくるクルマが、必ず止まることを信じてゆっくり歩くのもできるようになってきた。怖くても、決して小走りにならない! これが安全に道を渡る秘訣なんだとか。
Joee曰く「ゆっくり歩いて、クルマに自分をしっかり見せないとね。走ったりしたら轢かれちゃうよ!」—えー?!って思うかもだけど、自分がクルマに乗った状態で歩行者を見ると、なるほど、立ち止まるのか?というほどのゆっくり歩行だからこそ止まれるわけで、タヌキだかネコだかみたいにサっと走り抜けられたりしたら、逆に轢いちゃいますね。
老若男女ともに、いい感じで力を抜いてゆっくりだらぁん、と歩く。ここから見ると、日本の街を歩いてる人、ちょっと神経質に感じられるかもしんない。

そして、夜はいよいよMakati Sports ClubでTango Marathon! 歩いて会場(Makati Sports Club)まで行こうと思ってたのに、突然すごい雨。金曜夕方。Grab捕まらず。で、キッチンでシェアメイトのNexくんとおしゃべりしてたのも楽しかったなー。やっぱグラスを買って返したせいか、彼との距離がかなり近づいてよかったよかった。

そしてタンゴは……楽しかっす! このためだけにマニラに来ていたとしても合う、感じ。貴重な体験しちゃいましたねー。

最初、うまくノレなくて「すわ、このまま壁の花?」を、覚悟したけど、場のコード(というか方言というか、カベセオ)のつかみ方がわかった(ていうかShinji Ii先生がそれとなく教えてくれたんすけどね)ので、結局10人以上の殿方と踊ったような。

最初に踊った方は、多分プロで、完璧なリード。素直に身を任せられる。人によっては「何やってんの? 落ち着いてー」って指導される場合もあったけど、それぞれに違うアブラッソ。人によっては体の芯から引き寄せられて一体化する感じ。あー、これが踊る(いざなわれる)悦びなのねー。

テーブルにはBaguio、Davaoなどフィリピンの都市の他、ブルネイ、中国、韓国、日本などの国別プレートが(けっこうみんな関係ないとこに座ってるけど)。もちろんアルゼンチンからも参加されてました。

フィリピンの人かな?て男性が多かったけど、中国から来た紳士、ベトナムの方とも踊りました。パートナーの人となりとか体の特徴が、組んだとたんに伝わってくる感じ。いろいろさせようとする人もいますが(リードが巧みだと、けっこう出来ちゃう感?いや、もっとレッスンせんと)、個人的には、相手もビギナーなのか、それとも私に合わせてくれたのか、単純に歩くことだけで一曲踊った人が素晴らしかったなぁ。まじ陶酔です。もう顔も忘れちゃったけど、もう一度踊れば、すぐに思い出すはず。プリンス・チャーミングとシンデレラもかくや!?

韓国出身で、マニラで暮らしてらっしゃる Neige Choiさんとおしゃべり。私がミロンガ踊ってから帰るー!っていったら、DJさんにリクエストしてくれて、さらに彼女が呼んだクルマに便乗させてくれて送ってくれたー。踊りに品のいい魅力があり、すらっと美しい方でしたー。またタンゴマラソン(来年1月にもあるらしー)来たら会えるかな?

食事やソフトドリンクはフリーとはいえ、エントランスフィーが予約で60US dollerもするので、決して安くはありませぬ(3450php?)が、まさに大人の社交場でしたね。帰ってみれば、スウェードのダンスシューズはあちこち擦れてきちゃなくなっており、足の裏はすりむけてジンジンするし、左足のふくらはぎ下方がすんごい筋肉痛になっておりました。うん、こういうのもお土産ですね。

お昼間はフジロックのyoutube中継流しっぱで作業してたら、Mico嬢がいらして、ずーっと食べ物の話。日本の自販機で買えるコーンスープがすごい好きらしくて、いっぱい写真とってるの可愛かったな。「そんなにいっぱい食べられないんだけど、食べ物について考えたりしゃべったりするのが大好きなの!」—ええ、十分伝わってきました。

いい一日でした。また明日。


2018/07/28 Sat.

朝の散歩。1620年にイエズス会の建てた教会をのぞく。トレドでカソリック教会を見まくった時には偶像崇拝のお人形さん趣味に当てられて気持ちがわるくなってしまったものだけど、たまに訪れるのはいいものですね。素敵なサントニーニョのきらびやかでカラフルな聖像の数々。祈る人、扇風機の下で眠る人。大きな空間。気持ちいい。

ステーキ食ったダイナー再訪。洗面器大タコサラダ🥗平らげてノマドる。wifiあり、机でかい、アメリカンなコーヒーも上手い(おかわり自由)。コスプレ店員さんのアメリカ風サービスも大変よく、Joeeが感心してチップ上げてたなー。
こちらのポケスポットで手に入れたプレゼントをポケ友に送れたらいーんだけど、外出ると断線すっからなー。 #ポケモンgo @ Filling Station Bar Cafe

日本の商社の方にお願い。
マジックカット技術をフィリピンに売り込んでください。なんのパッケージによらず、歯でかみきらんといかんのは、どうかと思います

帰りにコンビニ寄って買ったヤクルト風飲料のパッケージは、結局ボールペンで突いて開けた。詩の下書きは卓上ゴミ箱になり、またJoeeのベッドでフジロックダラダラ見ながら、明日のトークの仕込み〜〜。
@ Makati

夜は平良けい(Kei Taira)くんのお誕生会。車窓から、懐かしのMarikinaを眺めつつ。。。おにぎり、串カツ、焼きそば、キュウリの浅漬け、日本食美味しかった〜〜!ベジタリアンの人も食べやすい気配りメニュー。ちょっと特別なマンゴーのアイスも美味しかった!

激しい雨が軒から光る帯となって流れ下るさまは、見ていて飽きない。けいくんのお友だちとのお喋りも楽しかった〜〜。
お招きありがとう😊
@ Marikina City


2018/7/29 sunday.

日曜日はさほど渋滞ないんだな。1時間前にGrabったら、約束の時間前にCentrisの日曜市についちゃった。今朝の運ちゃんも気のいい方でした。一回だけ渋滞に疲れ切ってしょっちゅう舌打ちしてる運ちゃんに当たったけど、そういう人も渋滞を呪っているだけで、日本のタクシーでたまにある「客にあたる運転手」という感じではないです。

ちゃんとカソリックな人のお家では、ちゃんと食事の前にはお祈りするし「日曜日? 僕の教会レガスピなんだけど、その後会えるかな?」みたいに、教会にいくの当たり前って自然に振舞っている人もいれば「子供の頃は優等生で、神様のことも当然信じてた。いまでも母はそうだから、もはや信じなくなった私とは話が合わないの」て人もいる。コンビニのレジ横にはフツーにコンドーム売ってる。

Mervと日曜市をぶらついて、めっちゃ買い物しちゃったー! 現金がもうないよーっつったらベジタリアンのMervが選ぶ最高のランチをご馳走になりました。インディアンフードのスタンドで手作り激ウマおかずを売っていたインドのご婦人は日本語ペラペラで、東大で10年間医学を学んでいた女医さん。お料理を日曜市で売るのは趣味だそうです。息子さんも孫も東京在住で、休暇が終わったら彼女も日本に「帰る」と。

今日のトーク会場MagitingのJKさんち行ってみるものの、日本人とみれば噛みつきたがるユキちゃんがワンワン吠えてるだけで、誰もいないよー。Mervと住宅街の真ん中にあるSDGだっけ? 超うまいコーヒー屋へ。ここ、最初にChescaが連れて来てくれたとこだった。

やっとゲートが開いて、JKさんと無事会えたー。プロジェクタのコネクタがうまく合わなかったんで彼のパソコンを借りる。普段あんまりやらないファイル共有とかモニタ設定とか、Alonが助けてくれました。ありがとう! ちなみにAlonてタガログでは波の意味なので、彼女はナミちゃんですね!

トークはみなさまからナイス・ヴァイヴスいただいて、上がることもなく自然に楽しくできましたー。リアルタイムでJKさんが動画リポートしてくれてるんで、それを見ると内容がちょっとわかるかも。

#tbk_yuko という、闘病記本を、年内に出すこと。その本をもとにしたお芝居を吉田アミさんと制作中で、来年早々にも東京で上演されること、などをブチあげましたので、もう引っ込みがつきません。完成させるぞー!おーー!そう、Works in progressのお披露目会が11/11に三鷹SCHOOLであるのだった。

振舞われた大量のパンシット(ビーフン炒め。長寿を祝う食べ物)がまったく減る気配を見せぬまま、Mini StopにでかPalePilsen買い出しにいって、またもDJ。東京の地下鉄を題材にしたtakuyaくんWoodman他のコンピ、細野さん、かえる目などなど。

Joeeのくるまで帰宅。ノルマンディー出身のフランス女子ブランシュちゃんかわいかったなー。みんなありがと、またくるねー。

「パッキングの間退屈でしょ?」って、Joeeが面白い話をいっぱいしてくれた。素敵な滞在最終日でしたー。


2018/07/30 Monday.

泣いても笑っても帰る日だけど、じきにまた来るってことはなんか確信あるんで、泣きも笑いもせんよー。

昨日のトークに来てくだすった台北在住の映像作家、余政達(Cheng-Ta Yu)さん(マラテのリサーチに来たらしい)とも話したけど、ちょっと見ないうちにガラっと変わってしまうのがフィリピン社会だから油断がならない。2年前に来た時より、断然増えてる信号。減ってる路上で寝てる人。雨季のせいかと思ったけど、町の匂いがほぼ感じられなくなっているし、道端で飼われてる鶏もほぼ見なかった。

「どんどんきれいになってくね」って彼はいいながら、私の本のダミーをじぃっと見てる。日本語読めるのかな?と思ったら、そうでしたそうでした、台湾と日本は漢字文化圏じゃないですかー! 「漢字拾い読みすると、意味がけっこうわかるよね」そーそー! 発音が全然違うけど筆談すればパっとわかるし、お箸の国だし、いやー台湾また行きたいぉ! ほんといい人だった。作品も見たいぉ!

NAIA Terminal 2まで直で行ってくれるスカイウェイですいすいドライブ。当然のごとく送ってくれ、あったかいコメント付きのCDをくれ、湿っぽくなることもなく送ってくれるJoee、まじナイス! Heresyの新しい企画に期待します。

空港。荷物チェックでPCとか出したり入れたりワタワタしてたら、空港警察のにいちゃんが気さくに話しかけてくれる。「彼、誕生日」「そうなの?ハッピーバースデー」「誕生日、仕事(笑)」。制服来てる人に話しかけられると一瞬緊張するのだが、なんてことないってのがよくある。過日もオフィスビルみたいなとこにフラフラ入っていったら、警備の方に「どこに行かれるのですか?」と聞かれて「えーと、CR(トイレ)をお借りしたくて」(ダメかな?)「おっとMom、これは失礼いたしました。どうぞお通りください。CRはあちらですよ(にっこり)」てこともあったよな。

警察があてずっぽうにアーティストランのスペースを手入れして、麻薬やってんじゃねーのか!?とランダムに人をしょっぴくとか、剣呑なこともしょっちゅう起こっているらしい(特にいまの大統領に変わってから)けれど、今回の2週間の滞在では、特に危ないこともなく、無事に機嫌よく過ごさせていただきました。
2月に来た時は1週間の滞在でBaguioまでツアーしたりして、ずっとアテンドされていて、一人で行動したのがなんと10分間だけだったのに対し、今回はMakatiとQuezon Cityをひたすら行き来する一人タクシー、一人行動しまくりだったので、なんか見えるものとか感じることとか、広く深かった気がします。

Maraming salamat po!
See you again guys!!
Love,
Yuko Nexus6


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