見出し画像

#4「好き嫌いがあっても大丈夫〜離乳食の話〜」

「ちょっとだけ先輩ママの魔法の言葉」にご来訪ありがとうございます!
保育士をしながら2人の男の子育児真っ最中のおおともゆうこです^^

このnoteを通じて私が伝えたいことはコチラから↓↓↓


前回は子どもたちの「好き嫌い」についてお話しさせていただきました。
「食べることは生きること」という意味をもう少し掘り下げて今回お話したいと思います。

テーマはズバリ!!

「離乳食の話」

「離乳」とは、体に必要な栄養分をずっと母乳やミルクから摂っていた赤ちゃんが、それ以外の食べ物からも摂れるようになるための準備課程です。



「離乳食」をスタートする目安

・月齢が5〜6カ月に達した
・首がすわり、支えがあれば座れる
・大人が食べているものに興味を示す( じっと見つめる、口をモグモグする、身を乗り出すなど)
・体調も機嫌もいい
・1日の授乳のペースが整ってきた
・スプーンなどを口に入れても、舌で押し出すことが少なくなった
(あくまでも目安です。ここに記載されているからと言って焦って進めるのは禁物!目の前の子どもをよく見てスタートする時期を決めてくださいね)


さて、準備が整ったらいざ離乳食の始まりはじまり!!

・離乳食は「噛む力、飲み込む力」を育てる

舌や唇、あごを使って食べ物を口の中でモグモグ、ゴックンする、一生ものの「食べる力」を離乳食で養います。

この「食べる力」と言うのがとっても大事!!
近年の食べ物は柔らかい物が格段に増え、それは子ども達の顎にも影響が!!
柔らかく、噛まずにゴックンできてしまう食事ばかりしていると顎はどんどん細くなります。その細くなった顎に乳歯、そして永久歯を生えさせなければなりません。当然細くなった顎にそんなスペースはなく歯並びが悪くなってしまい矯正せざるを得ないのが今の子ども達だそうです。(今は虫歯で歯医者さんに訪れるよりも矯正で訪れる人が多いそうです。)

我が家も永久歯に生え変わる時期に歯医者さんでレントゲンを撮ってもらうとスタンバイしている永久歯たちに比べて狭い顎。
幸い今のところ矯正するほどではないのですが、まだ油断できない感じです^^;
離乳初期でしたらもちろん柔らかくゴックンできる食事ですが、1歳もすぎてだいたい大人と同じ食事になってきたら、ハサミ等で細かくするのは少しお休みして、子ども自身の「食べる力、噛む力」を観察してみてください。「噛みちぎる」がむずかしい子どもを多く見かけます。
(喉に詰まるのだけは気をつけてくださいね)


・離乳食は「味覚を育てる」

おっぱいやミルクの味しか知らなかった赤ちゃんに、少しずつ甘味、酸味、塩味、旨味、苦味などの味覚を経験させていきます。
ただし、離乳食の初期は味つけをしなくとも、米や野菜などの素材そのものの味で十分です。

好き嫌いが出てくる前の離乳期は味覚形成の「黄金期」
比較的色々な味を受け入れてくれる子が多いので味覚の幅を広げるチャンスです!!
ただ、離乳期も幼児期も通して言えること、それは
「苦味」「酸味」は嫌がる傾向に^^;
これにはちゃんと理由があって
「苦い味には毒がある」
「酸っぱい味のものは腐っている。」
と本能的に察知するようにできているからです。(人間の体って本当にすごいですよね)

そして、その「苦味」や「酸味」を察知する場所が舌の存在!
私たちの下には「味蕾」(みらい)という味を感じるセンサーがついています。味蕾は子ども時代に発達し、その数が多いほど味覚を強く感じることができますが、ある時期を過ぎると減少し、30代〜40代頃には子ども時代の3分の1まで減ってしまいます。
よく、子どもの頃は苦手だった物が大人になったら食べられるようになったなんて話を聞きませんか?
それにはこんな理由があったんです(本当に人間の体ってすごいですよねパート2笑)


・離乳食は「生活習慣を整える」

1日3食を決められた時間にママやパパと食べることで、朝・昼・夜の区別がしっかりつくようになり、規則正しい生活が身につきます。
何時に食べるかを最初に決めておき、なるべくその時間に食卓につくようにしましょう。

子ども達は秩序を大切にします。毎日の生活リズムが一定だとその通りに動いてくれやすくなります。その逆でいつもと違う生活パターンだと次に何をすればいいのかがわからず、結構疲れてしまいます。
私の職場の子どもたちも行事がある日の午睡はあっという間に夢の中^^

・離乳食は「食べる意欲、好奇心を育てる」

離乳食は、「あれを食べたい」「たくさん口に入れてみたい」などの欲求を通じて、食の楽しさや生きることへの好奇心を育てる絶好の機会です。
「おいしいね」「楽しいね」などと声をかけてあげながら、一緒に楽しみましょう。
そして、出来ることなら家族で一緒に食べてあげるとより子どもの食への興味も倍増!
せっかくの美味しいご飯^^家族でニコニコお喋りしながら過ごしたいですね!

余談ですが我が子たちの不思議な話
まだ子ども達が小さい頃夕飯を作っていると私と遊びたい長男くんがキッチンにやってきて「あーそーぼー^^」と。
残念ながら夕飯を作ってる私は、出来たばかりのほうれん草のおひたしを差し出すと「パクリ!」食卓に出せば食べない食材ですがつまみ食いとなるとパクリ笑不思議ですね!
その後夕飯の時間になりほうれん草のおひたしには全く手をつけませんでした^^;
そんな感じもまたいいなと感じた私の昔話でした。


離乳食は今までミルクからしか栄養が取れなかった赤ちゃんがちょっとずつみんなと同じご飯を食べられるようになる為の練習。
だけど、その練習の中にもしっかりと順序があって人間のメカニズムがあって理由があって。
毎日せっかく作った離乳食を捨ててばかりの日々だけど、そんな理由がわかるとちょっとだけ肩の荷がおりませんか?

「作ったご飯が美味しくないのかな?」
「他のママはちゃんと作ってるのに」

そんなこと思わなくて大丈夫!!
その子にはその子なりに食べない理由や時期があります。
育児本通りにはいかないのが子育てです。

だからしっかりやらなくても大丈夫!
目の前のあなたのお子さんをしっかり見てあげてください!

今日もおつかれさまです^^


今回この記事を読んでいただいた方、ちょっとでも興味を持っていただいた方、ここで出会えた縁を大切に大切に育んでいきたいです。

ここまで読んでいただきありがとうございました^^


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?