娘に資産運用のレクチャーを

娘が中学生になる頃から、ぼちぼち始めていた金融リテラシーに関する教育。
今日本では、家庭科で取り扱っているのですね。

16歳からボーディングスクールに留学し、18歳から大学の寮を経てシェアハウスで暮している娘は、バイトはしていませんが、一人暮らしにかかる費用を計算しながら生活コストが出来るだけかからないようにコントロールしてくれています。
研修や試験などで大きな支出があるときには相談してくれますが、慎ましやかに生活している印象です。(帰国時には私と一緒に買い物に行きたがりますが笑)
デビットカードやクレジットカードも16歳から持たせていますし、イギリスの銀行口座も彼女に管理を任せていますが、収支報告を見る限り特に問題なく、心配ありません。

今まで親からは、節約方法についてアドバイスはしたものの、ほぼ娘自身で生活費の配分について考えてきたので、この分だと就職したあとの給与管理も大丈夫でしょう。

ただ、資産運用については自信がないと言っています。これについては中学入学位から、資本主義経済の仕組み、株や債権、外貨取引の仕組みについて本を紹介し少しずつ読み進め、今は彼女の貯ったお小遣いや祖父母より贈与された資金を、夫の指導の元運用しています。
日本円は国内のネット証券会社のNISAで、米ドルは海外銀の投資口座で。
デイトレードとかは出来ないので、長期保有前提です。
そのため扱うのはETF(投資信託ではなく)が多いのですが、昨年終わりにかけS&P500とかNASDAQとかは徐々に利確して米ドルで置いておき、年明けからは米国債に切り替えて様子を見ています。

投資をするためには、世界情勢をチェックし、米国を中心に各国の中央銀行の動向を把握して、今後どのような方向性で動いていくのかを予測して動く必要があり、これまでの経済の歴史を知っておく必要もあります。
今、彼女にその時間と知識はありません。
うちは家族全員がそれぞれの資金で運用していますが、情報収集をし方向性を決めているのは夫です。私はそこに自分なりの意見と根拠を持って、売買のタイミングについて話し合ったりしますが、娘はまだ積極的には何も言ってはきません。自信がないから、もっと勉強しないと・・・と言っています。
そんなわけで、実践を繰り返しながら、娘自身の判断で資金を運用できるようになるのが、今の目標です。(成人している娘に過保護ですかねえ)
それでも、ただ貯金するという発想にならないのは、これまでの教育の賜物かな?
あとは、利益があってもその資金は使わず、原資を増やしてこれたのも、同様です。

娘は、今後就職して、就労所得を得ることになると思うのですが、同時にこれまで増やしてきた資金の運用もそこそこやっていければ、私達夫婦も娘が海外で独りで暮らしていてもそんなに心配しなくてすみそうです。
娘も、「大学を卒業して時間が出来たら、集中してそのあたりを勉強するわ〜」と言っているので、夫もばっちりレクチャーしたあと、彼女自身に完全に運用を任せてみようかと言っていました。

独り立ちに向け、親が手伝えることも少なくなってきましたが、まだ頼ってもらえることがあることがちょっと嬉しくもあります。大学院については、まだ結果待ちの状態ですが、これが決まれば進路に関することで手伝えることはもうありません。
後は資産運用のことと、いつか孫ができたときのお手伝いくらいかな?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?