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ゴードン&マクファイル コニサーズチョイス ハイランドパーク16年(2002年蒸留)カスクストレングス

昨年12月、店舗は小さいけど色々なボトルを取り扱っている酒屋さんを訪ねてみた。
洋酒コーナーには所狭しにオフィシャル、ボトラーズの商品がびっしり並んでいる。
一点ものみたいなボトルが奥のほうまで並べてあるので、腰を折ってひと瓶ずつタグやラベルを見ていく。宝探しのようでワクワク。
今までは気になる銘柄のオフィシャルを縦飲みしていくことが多く、ボトラーズは選ぶのも難しいので殆ど手を出していなかった。

わざわざお店に行ったので、何かしら買いたいなと思っていたら、大好きなハイランドパークのボトラーズを見つけた。
ラベルが本みたいでカッコよく、気になっていたゴードン&マクファイル、よく耳にするコニサーズチョイス。
各蒸留所から選んだ良い原酒を使っているので、絶対美味しいはず。
しかもハイランドパークは色々試飲してどれも美味しかったから間違いない。
ハイランドパークは12年(下戸に優しい40°で味のバランス秀逸)を常備、シークレットオークニーをいくつか量り売り購入、限定品のヴァルキリー、16年のウイング of イーグルを保管中で、まだまだコレクションしたいくらい好きな銘柄。

そのボトルは息子が生まれた年2002年蒸留の16年熟成で、リフィルシェリーバットと書かれていた。最初から最後までそうなのか、他の樽から移し替えなのかはわからない。
色は暗い黄金色であまり濃くないので、セカンドフィルとかサードフィルの樽なのかも?とか素人なりに想像などして楽しむ。エドラダワーとか、めんつゆ?ってくらい色が濃いので。

お値段はやはり高価で2万をちょっと超えていた。まぁコニサーズチョイスの中でも手頃なほうではあるんだけど、下戸が買うものにしては高価で、一瞬スキャパのスキレンとどちらを買うか迷った。
安心と信頼のコニサーズチョイス、それほど国内でも流通していないだろうし、次に出会えるとも限らないので思い切って購入(ボーナス出るし)。
箱もなかなか高級な造りになっていて流石G&M。中身もそうだけど、外見が美しく高級なものを見るだけでも癒し効果大。抱えて帰る間、今!私は!コニサーズチョイス持ってんだぜ、と足取りも軽かった。

お正月に開栓してみた(味見したくてたまらない息子にせかされた)。
やはり香りからして良い!甘くてとろっとしたフルーツのような香りがする。嗅いだだけでうっとり。
ラフロイグやオクトモアで鼻が麻痺したせいか、ヘザーピートの香りは判別不能であった・・・。
口に含むと(下戸なので舐める程度)穀物の甘みが強く来て、その後色々な味わいがぶわっと広がる。
第一印象は「エレガント~!」だった。ドライフルーツや蜜っぽい風味もする。
最後にかすかに苦みというか、不思議な風味もする。これがビターと表現されるものか?
カスクストレングス57.9°あるけど、それほどアルコールの刺激を感じないのが不思議。
ハイランドパークオフィシャル12年40°も並べて交互に舐めてみた。
ちょっと比べるには極端かもしれないが、カスクストレングスは味が濃くて味の複雑さがすごいというのが良くわかる。
きっとどんな人でも美味しいと思うだろうなぁと感動したので、ウイスキー好きの後輩に1/3ほどお裾分けした。今度感想を聞いてみよう。

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