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#019 仕事用のかっこいいメールアドレスを作る - (2) ドメイン名を決める

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今回は、「仕事用のかっこいいメールアドレスを作る」の2回目。自分の好きなドメイン名を決めていきましょう。
ちなみに、既に誰かが使っているドメイン名を横取りして使うことはできませんので、現時点で誰にも取られていないドメイン名を調べながら決めていくことになります。

(1) 専用アドレスを取得するメリット
(2) ドメイン名を決める ← 今回
(3) ドメインを取得する
(4) サーバーを契約する
(5) メールソフトの設定
(6) Gmailとの連携で更に便利に

ドメイン名とレジストラ

まずは前回の復習から。
メールアドレスは以下のような構造になっています。

(ユーザー名)@(ドメイン名)

例えば、

foobar@example.com

というメールアドレスの場合、ユーザー名は"foobar"、ドメイン名が"example.com"になります。

今回決めていくのは、この@の右側のドメイン名の部分です。
ドメイン名の方は「レジストラ」と呼ばれる業者さんにお願いして、お金を払って登録してもらう必要があります。
ちなみに、ユーザー名の方は、いったんドメインを登録してサーバーを契約すれば、自由に作成することができます。

TLD (Top Level Domain)

ドメインを決めて行くにあたって、まず決めないといけないのがどのTLD(Top Level Domain)を選択するか。
ドメイン名の一番右側にある、".com" とか ".jp" とか ".net" とかを総称して TLD と呼びます。

TLD は世界中にたくさんあります。一覧は以下のページに良くまとまっています。
なかにははじめて聞くような TLD もあったりして面白いですね。

トップレベルドメイン一覧 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E4%B8%80%E8%A6%A7

TLD の中には政府機関や教育機関などでしか利用できないものがあり、すべての TLD が個人で使えるわけではありませんので注意が必要です。

個人が日本から登録できる TLD の一覧は、各レジストラのWebサイトなどにまとめられていることが多いので、そちらを参考にして頂くのが良いと思います。
例えば、私が使っている「バリュードメイン」さんで取扱いのある TLD の一覧は、以下のページで確認できます。

ドメイン一覧・料金表 | VALUE-DOMAIN(バリュードメイン) https://www.value-domain.com/domlist.php?dom_type=ALL

なお、この表を見て頂くとわかるとおり、TLDによってドメインの取得費用も異なります
".com" や ".net" などは比較的安価、".jp" はちょっとお高めですね。
お金を節約したい場合は、この料金が安くてすむ TLD を選ぶのが良いと思います。

基本的に、ここに上げられている TLD はすべて個人でも登録することができますが、とはいえ、あまり特殊な TLD は使用しない方が良いと思います。
いざその TLD を使用したメールアドレスを作成した場合に、馴染みがなさ過ぎて説明が必要だったり不審に思われたりする可能性があるためです。

ドメイン名を決める

TLD を決めたら、次に、その TLD を使ったドメイン名を決めていきます。

ドメイン名は、

(好きな文字列).(好きなTLD)

という構成になりますので、この(好きな文字列)を決めることになります。

この(好きな文字列)の部分は、例えば、自分の会社名をいれたものであったり、自分のやっているビジネスをわかりやすく伝えられるものにするのが良いでしょう。
例えば、Webデザインをメインでやられている方なら、"○○-design" だったり、コンサルをやられている方なら "○○-consultant" などはわかりやすいと思います。

その他、自分の名前をそのままドメイン名にしてしまう、という方法もあります。
私も、"yukio-tada.com" というドメインを取得して、メインのメールアドレスとして使用しています。

この文字列の部分は決める方それぞれの腕の見せ所。わかりやすく、ユニークで、長く使えるドメイン名を見つけましょう。

ドメインを決める際に注意すること

まず、ドメイン名には使用できる文字が決まっていますので、そのルールを守る必要があります。

※ ローマ字ドメインのルール
文字数: 3文字〜63文字
使用できる文字: 英字(a..z)、数字(0..9)、ハイフン(-)

63文字まで、ということで、長いドメイン名を取得することも可能ですが、名刺に書いたりすることを考えると長すぎないほうが良いですね。
あと、他の有名な会社や有名人の名前が入っているようなドメインは、紛らわしいのでやめておいた方が良いと思います。

ドメイン名が空いているかどうか調べる方法

さて、良い名前のドメイン名を思いついたとしても、そのドメイン名が既に世界中の他の誰かに押さえられていたら使う事ができません。

そのドメイン名が現在登録されていないかどうか(「そのドメインが空いている」と言ったりします)は、レジストラさんのWebサイトで調べる事ができます。
例えば、前出の「バリュードメイン」さんの場合、以下のページから空きドメインを検索することができます。

空きドメイン検索 | VALUE-DOMAIN(バリュードメイン)
https://www.value-domain.com/searchdomain.php

空きドメインの検索は、何度でも無料で行う事ができます。
自分の気に入った空きドメインを見つけるまで粘り強く何度も検索してみましょう!

次回は、自分で決めたドメイン名を、お金を払って登録する手順を説明していきます。

まとめ。

(1) ドメインは、「任意の文字列 + TLD」という構成になっています。TLD には色々な種類がありますが、.com や .jp といった一般的なものにしておいた方が無難です。また、TDLによってドメイン取得費用や維持費用が違ってきますので注意しましょう。
(2) TLD以外の文字列は、所属している組織名やビジネスの種類を表現するものにするのが一般的ですが、自分の名前などで個性を出すのも良いと思います。ただ、他の会社や人の名前と間違えてしまうようなものは紛らわしいので避けましょう。
(3) ある名前のドメインが取得可能かどうかは、ドメイン取得業者のサイトで何度でも無料で調べることができます。納得いくまでいろいろ調べてみましょう。

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(ここに書かれている内容はいずれも筆者の経験に基づくものではありますが、特定の会社・組織・個人を指しているものではありません。)


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