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双極性障害という精神疾患を知らない人にもわかるように書いていきたい

 今更ですが、ご挨拶させてください。

 わたしは双極性障害Ⅱ型という精神疾患をもつ精神障碍者です。令和六年の三月現在で二十七歳の女。既婚です。いま障碍者雇用という制度を利用して事務職として働いています。

 発症したのは十年程前の高校生のときになります。診断されて治療を受けるようになったのは二十二歳のときでした。

 双極性障害にはⅠ型とⅡ型があって、わたしが罹っているⅡ型はⅠ型に比べると症状がやや軽めです。とは言ってもだから楽というわけではありません。

 双極性障害Ⅱ型は周りの人からみて精神疾患だと気づかれにくいので、あいつは駄目な奴だとか厄介なやつだと思われてはい終了ということが多く、治療を受けられずに社会の中で居場所を失って、最悪の場合は自ら命を絶ってしまう人もいます。

 最近このnoteに自分の障碍のことについて書く機会が増えました。noteを始めた頃はどんどん自分の障碍について書いていこうと意気込んでいたのですが、自分の障碍についてどうやったら誤解のないように伝わるだろうかと悩んでしまうことが多くて、書くのが次第に億劫になってしまいました。

 最近になって急に閃いたかのように、なにも考え過ぎずに伝えたいことを素直に書けばいいのではないかと思うようになりました。

 わたしが書きたいことは、同じ障碍をもつ者同士で情報を共有したり、わたしはこの問題をこうして解決したというようなものではなくて(もちろんこういう気持ちもあります)もっと個人的な、書くことで気を紛らわせたいというような自分自身の経験談です。

 だから人によっては今更読んでも仕方がないと受け取られるような、意味のないようなことをつらつらと書いています。でも、最近は双極性障害や精神疾患を持っていない精神障碍者以外の方々も読んで下さっているみたいです。ありがとうございます。

 わたしは精神疾患や双極性障害のことを知らない人たちの目にも、わたしの書いたものに気づいてもらえたら嬉しいと思いながら書いています。だから精神障碍者以外の方々にも読んでいただけるととても嬉しいです。

 ですからもの凄く個人的な、書くことで気を紛らわせたいというような経験談しか書いていませんので、双極性障害をもつ者同士にしか理解しづらいことや知識がないと分からないような(例えば薬のこと)、こういうふうにして乗り越えたというようなメソッドは書いていないので、そういう話を期待されていたら申し訳ないです。

 それから、わたしたち精神障碍者はこれこれこうだからもっとわたし達のことを理解した上でもっと配慮してくださいということは書きません。

 一言で双極性障害Ⅱ型といっても一括りには出来ないくらい、患者によっても症状が違います。ですから自分が通ってきた躁や鬱のときの体験談を『あくまでもこれはわたしの場合です』という前提で出来るだけ分かりやすいように書いていきたいと思っています。

 たまに独り言のようなエッセイもどきな変な話も書いています。

 健常者の方々や周りに精神障がい者がいないという方々の目にこの記事がとまったとき、ふーん、こんな女もいるんだな、なるほどなというふうに読んでくださったら嬉しいです。


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