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兵庫8区 公明の若手議員、躍進の維新の会から議席守れるか? #88【選挙解説】


①兵庫8区のエリア

  • 尼崎市

②尼崎市は公明党が誇る選挙区

尼崎市が含まれる兵庫8区は公明党が強い選挙区です。
尼崎市議会でも最大会派が公明党であり、尼崎市が選挙区の兵庫県議も2名います。
その8区で4期にわたって議席を守り続けたのが中野 洋昌衆議院議員です。
中野氏は国土交通省出身の政治家で、官僚時代は震災、電車乗車時のICカードの企画立案、
内航貨物船業界の活性化、緊急地震速報など数々の仕事に携わったブレーンです。当時の公明党の国土交通大臣とも仕事をした縁から、総選挙前に死去した前任者に代わって出馬することになりました。
選挙結果は9-10万票を安定的に維持し、野党の比例復活を許さないスコアを記録しています。ただ今回は日本維新の会が現職の参議院議員を擁立したことで、最大のピンチかもしれません。

③候補者紹介(予想される顔ぶれ)

ここで候補者を紹介いたします。なお選挙制度において公平性を記すために現職・新人・名前と年齢、所属政党を記します。
公明【現職】中野 洋昌候補(45歳)[4期]
維新【新人】清水 貴之候補(49歳) [参2期]
共産【新人】小村 潤候補(48歳)
参政【新人】奥野 晴奈候補(43歳)

④参院から鞍替えの清水氏、8区で議席奪取へ

まず公明の現職に対し、共産党と参政党は女性候補を擁立しました。
特に参政党は保守票をどうものにするかが維新の躍進に歯止めをかける事態にもなるでしょう。注目は維新の会の清水貴之参議院議員です。
清水氏は参議院選挙で昨年、兵庫選挙区のトップ当選を果たし、今回の選挙で鞍替えすることになりました。
維新の会としては即戦力で現職の刺客には申し分ないですが、尼崎市議会では躍進により公明に次ぐ第二会派であり、参議院兵庫選挙区は全国区、尼崎のみでその力を100%活かせるとは限らないのです。
そのため現状は公明党がやや先行し、維新が総選挙まで僅差に追い詰めて解散を迎えるかと思われます。
果たしてどうなるか?注目です。


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