桜満開宣言in ブータン
日本を出発したときは寒かったものの、全般的に暖冬だったからか桜の開花は例年より早いと言われていた。
ということで、4月初旬の帰国時は、散り桜か緑になっていて、今年は桜を愛でれないなと残念に思っていた。
が、ブータンの桜が満開。といっても、桜が密集してるところはなくポツンポツンとひっそりと花を咲かせている。特にお花見の習慣もないようで誰も愛でていない。
ただ、外でシートを広げてランチを楽しんでる人々をかなりの頻度で見かけたので、せっかく桜が咲いてるんだから、桜の下で食べればいいのにと思った瞬間、いいことを思いついた。
「週末におにぎりつくるから、お花見しよーよ」
と友人に提案。
「お花見はよくわからないけど、外でランチはいいね!あ!ティンプー市内を眺めるベストスポットあるから登ってランチしよ!」
と、友達やら親戚に電話をかけ始めた。ブータンの人たちは集まってランチしたりおしゃべりしたりするのが当たり前。
思春期の子どもたちもくるってんだから、さすが幸せの国だなと感じた。日本だったら高校や中学になると、親より友達といたがるのに。
と友人の高校生の子どもが帰ってきたので
「土曜にみんなで山登って、ランチするんだって。いく?」
と聞いてみた。すると
「うん、いくよ。天気もよさそうだしいいね。」
だって。なんていい子なんでしょ。
「ところで桜の開花宣言ってあるの」
と試しに聞いたら
「開花を宣言するの?なんで?」
と聞き返された。確かに。なんでするんだろ。
とにもかくにも桜が満開のブータンである。
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