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金萬おいすぅ~いが70周年!

秋田のグルメといえば、きりたんぽ。じゃあ、秋田の手土産といえば?なんでしょ?
岩手ならかもめの玉子、宮城なら萩の月が定番中の定番だが、秋田はこれといって定番がない。最近は、いぶりがっこチーズブームが到来しいているようで、いぶりがっこチーズ風味のスナックやらがわんさか売られているが、これも最近のことであって定番でもない。

が、秋田県人なら知っています(←ちこちゃん風)

秋田の定番といえば「金萬」

小学校のいつだったか、金萬を初めて食べたときやっと食べる機会を得たとにやりとした。

さんざんCMで「金萬おいすぅ~い」を見ていたからだ。

正直、秋田で外国人を初めてみたのはカナダからきた英語の先生くらいで、街中では見たことがない。そのくらい外国人比率の低い県なのに、なぜか外人たちがこぞって

「金萬おいすぅ~い」

というのだ。やらされ感満載である。

一口食べて、やっぱり、「これの何がおいすぅ~い?」と首を傾げた。白餡はインパクトがないし、生地も微妙にパサパサで、あんまんのほうが何万倍もうまいと思った。

だいぶ大人になってからあらためて食べてみると甘さ控えめで滑らかなくちどけの白餡はほんのりもっちりした生地によくあってうまい。あのときは、おそらくしばらく外気にふれさせて、水分が抜けてしまったんじゃないかと考えられる。

そんな外人たちも絶賛の金萬がなんと70周年を迎えたそうな。
空港で秋田県の鳥「ヤマドリ」をイラストにした限定パッケージが売られていた。パッケージはいいとして、これは大きな進化!と驚いたのが個包装。

前は10個入りが一つの真空パックに入っていて、会社で配ろうにもお皿か紙の上に置かなければならず、「さあ、今、食え!」状態だったので、これは配りやすくなっていい。

個包装にしたことで、秋田の定番土産が浸透するかもしれない!と思いながらおひとつ購入した秋田県人である。
ここで問題発生!個包装で開けやすくなったことにより、一つ食べても問題ないだろう、もう一ついかが?と一人で調子乗って食べ、機内サービスのお茶とともに2個も食べてしまった。

そして隣に座っていたおじさんにもおひとつ。
たまに秋田に出張にくるそうで、
「金萬、なかなか素朴な味でおいしいね!今度買って帰るよ」
と金萬ファンを一人増やした地元思いの秋田県人がわたし。

2024年に秋田にお越しの際は、金萬をどうぞよろしゅうに。
ちなみに、秋田のたけや製パンでは、これまた珍しい白あんぱんも販売中。金萬になんとなく似ている味わいで、ドライブのお供に、小腹満たしにぴったり!

大人になればなるほど、白あんにはまっているのである。


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