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わたしの心を言葉にする②心へ向き合う方法3つ


自分自身の心に向き合う習慣はできていますか

筋トレ
貯金
ダイエット
これらは一朝一夕でできるようなものではありませんよね。


自分の中に続けられる程度の小さな負荷をかけて、それを毎日続けていく。そして、その負荷を少しずつ増やしていく。

こうやって習慣化ってできていくのだと思います。

自分の心に向き合う。自分の心を言語化する。

これに関しても同じです。「これさえやれば一気に言語化可能!」というものではありません。自分の考え方、見方、ベクトルを少し変えてあげる必要があります。すぐにスイッチを切り替えることも難しいです。少しずつ少しずつ、自分の心と向き合うときのスイッチを作ってあげて、切り替えができるようにしていくものです。
 
もしかすると「英会話」などと同じかもしれません。「英語のスイッチに切り替える」「日本語のスイッチに切り替える」みたいな、そういうイメージです。外側にたくさん向いていた言語化への矢印や行動への矢印を、自分の心に矢印を向ける。そうやって切り替える。

だから、急にはできません。
でも少しずつ負荷を掛ければできていきます。

だから順を追って、少しずつ少しずつ、説明できれば嬉しいです。

心の小さな揺れをキャッチする

まずはココ。これはアンテナの話であり、もしかするとインプットの話かもしれません。私は、この「私の心アンテナ」がめいっぱい錆び付いていて、センサーが鈍りまくっていました。


なぜか。今ならよくわかります。
「自分の正解よりも誰かの正解ばかり探していたから」です。何事も。

本当はやりたくないな。
あれ?なんかこれやるの違和感があるな。

そう思うことと出会ったとしても、

「まあでも、みんなヨシとしているし…。」
「私より経験のある人が言っていることに従った方が良いよなあ…。」
「○○さんはどう思ってるのかな、それが多分正解なんだよなあ…。」

そうやって「私の心アンテナ」が少し反応したとしても、否定して、無視して、外側の、他人のアンテナがどう反応しているかばかり気にしていました。

だからまず私は、そのアンテナを磨くことから始めました。

いやいやいやそんなこと思ったって仕方ないでしょうよ!
そんなの当たり前なことでしょう!
それを思っちゃあ、おしまいじゃない?

そんな気持ちになることもたくさんありました。「え、授業するの楽しくない…?」「私、子どものことを教えるの、好きじゃないのかも…?」「この人のこと、私苦手かも…。」そんなことが頭によぎるたびに

「いやいやいや!先生でしょ?!そんなこと言ったって、教えるのが仕事でしょう!」
「子どものこと教えるの好きじゃないなら、先生としてオワリじゃん。」
「苦手な人意識してたら、もう、しんどいだけじゃん。」
そうやって自分の心に湧いた小さな揺れを否定することはとっても上手

でも否定しない
ああ、そうなんだな〜なんかここで揺れたなあ、ざわっとしたなあ〜

そういうこと、なんだかそれ以上言葉にしづらくても、できなくても、したくなくても、一旦「私の心アンテナ」のセンサーに引っかかったことは、自分のフィルターをかけずに「センサーがキャッチしたなあ〜〜」とだけ思っておくことにします。

アウトプットをする

しましょう、アウトプット。
キャッチしたセンサーはセンサーでしかないのです。

目に見えるんだか見えないんだかよく分からないもので、それに「引っかかった」という事実しかありません。それが一体どんなものか、自分自身実態があまり掴めていません。

だから、その違和感、感情の揺れの正体を把握するためにアウトプットをします。どういう方法でも良いのです。私がしている方法は以下の3つです。

①壁打ち相手に話す

多分これが一番手っ取り早いものです。そして多くの方がやっていることかと思います。「友達に愚痴を言う」「メンターに話を聞いてもらう」「先輩に自分の思いを話してアドバイスをもらう」…ここら辺も時と場合によってはそういった効果もあります。

ただ、壁打ち相手に話す難しさは壁打ちになるかどうかは、壁打ち相手の聞き方や話し方に左右されるということです。例えば

「上司からこんな嫌なこと言われたんだよね。」
→「え、ひどいね!もうそんな仕事辞めちゃいなよ〜!!」

このような話になってしまうと
・自分の思いに矢印が向かないまま話が進む
・その先の行動も自分の思いは一旦置いといて話が進む
ので、壁打ちには適しません。

ただ、そういったコミュニケーションが時として自分の心を楽にさせるときもあります。だから、そういうコミュニケーションをとること=悪ではないです。自分が今、何を感じていて何を求めているのか、自分の中で理解し、「今日はめいっぱい共感してもらいたい!愚痴を言って発散したい!」というときに話を聞いてもらったら良いです。

さて、やりとりとして、こちらだとどうでしょう。

「上司からこんな嫌なこと言われたんだよね。」
→「わかる〜そういうこと言う人いるよね。まあでも、みんなそういうのを乗り越えていくのよ。」

こうやって言われた場合
・共感されたけど、上から目線の共感
・自分がどう思うか、という部分は切り捨てられている
ので、共感されながらも結局モヤモヤした気持ちは晴れません。
(もしかすると、その乗り越えるという視点で新しい考えが生まれることもあるかもしれませんが)

共感されていたとしても、その共感は本当に求めていた共感なのか、そして「その人に本当に共感できること」なのか、そういったことでもその言葉の重みや受け取り方が変わってきます。

後半部分は前述の通り。自分の思いの言語化する時間が切り捨て切り捨てられてしまっています。

さて、このやりとりはいかがでしょうか。

「上司からこんな嫌なこと言われたんだよね。」
→「嫌なこと言われたんだね。もう少し、その状況とかどう思ったのか聞かせてよ〜!」

もうこんな聞き方してくる時点で、色々スキル身につけてる人だな…?!って感じですが。

コーチングのスキルを少し使いながら聞いています。だから
・本人が感じたことは承認している、理解を示している。
・自分の思いを話すターンが設けられている
ので、安心しながら自分の気持ちや思いを、もう一度思い出しながら話すことができます。もうこれはしかし、スキルですが。

ただ、スキルの有無関係なく、

①基本的にそういうコミュニケーションの人を選ぶ
 →壁打ちをしたいときは、話を聞いてくれる人に話す。
②そういう時間にしたいとお願いする
 →最初に「ちょっと壁打ちさせて!話聞いて!」と言う。
③プロに頼む
 →それこそ、コーチングをプロでやっている人にお願いする。

ことで解決はできます。

②ノートに書いていく

これは私が日々日々やっていたことです。自分の心に違和感があったら、とにかくそれをノートに書きます。なんなら、「今日は違和感はなかったかも?」と思う日でも、毎日ノートを開いて、自分と向き合う時間を作ります。


そして自分の心に対して自分で質問を繰り返していくことで、「ああ自分って本当はこんなこと思っていたんだ!」なんてことに出会うことができます。

自分で問いながら自分で答えていくので、その答え自体に違和感があったり、自分自身の思考の癖があったりする場合でも、そのままノートに書き進めていってしまいます。だから、人を頼るよりは言語化するのに多少時間がかかります。

また、自分で一回思考して、それを書く、という作業になるので自分の思ったことをそのまま書くことができない場合もあります。「こんなふうに見られたら嫌だな」「こんなふうに思っていることを、自覚したくないな」という気持ちが無意識に働きます。そうやって自分に蓋していた気持ちを少しずつ少しずつ素直にしていく、蓋を開けてあげる作業が必要です。

ただ、ノートとペンさえあればどこでもできます。スマホのメモ機能を使うのであれば、スマホさえあればできます。その手軽さは本当に便利。考え方の筋トレなわけですから、いかに毎日繰り返し行うハードルを下げるか、が大事です。

あと、記録に残っているのも結構大事。「ああ、今までこうやって思っていたんだ〜」と振り返ることができると、長い期間の振り返りをするときにもとても便利です。

③発信する

私の発信をご覧になっているみなさんは、よくお分かりかと思いますが、私の発信自体にあまりノウハウがありません。それは「自分の思いを言葉にして、自分の見えていた景色を捉え直した結果」を発信していたからです。


発信する、となると他者の目が気になるので自分の本当に思っていることを発信できない場合もあります。それは、発信のデメリットです。どうしてもそのままの言葉や体裁では発信しづらいことは、ありますもんね。

でも、自分の考えたこと、思ったことに対して「関係性の薄い他者からのフィードバック」をもらいやすいというのは、見方を変えればとても良いことです。

同じ思いをしている人がいるんだ。
同じ経験でも違う考え方をする人がいるんだ。
これは応援してもらえるんだ。
逆にこれは反感をくらいやすいんだ…。

そういう小さなフィードバックを受けることで「じゃあ私はどう考えるかな」ともう一回思考できます。そしてそれを受けてまた発信をしていく…。

私自身は、発信もしながら自分を見つめていったことで、自分の心を言葉にするスピードがグンと上がった実感が強くあります。

それぞれのメリット・デメリットはこんな感じでしょうか

◆壁打ち相手に話す
【メリット】
 誰かに聞いてもらえるので、他者の考えをイントールしやすい。
【デメリット】
 相手の聞き方によっては、自分の思いに矢印を向けづらくなる。

◆ノートに書く
【メリット】
 ノートとペンさえあればどこでもできる手軽さ。
【デメリット】
 自分の中で問うて自分の中で答えるので、即効性はあまりない。

◆発信する
【メリット】
 必ず他者からのフィードバックがあるので、使い方によっては飲み込むスピードは速い。
【デメリット】
 他者が見ているところではあるので、自分の本当に思ったことは書き出しにくい。

習慣化することで心と向き合う癖をつける

習慣化するためには筋トレが必要。

でもその筋トレをするためにも
・自宅筋トレが良いの?
・パーソナルトレーナーがいて欲しいの?
・24時間開いているジムが良いの?
と、場所や方法を選びますよね。それと同じです。

どうか自分がしっくりくる方法が見つかりますように。

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