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わたしの心を言葉にする⑤うまく言葉にできないときのヒント5つ

上手く言葉にできないなあと悩むときに

自分の気持ちを言葉にしていく作業をするときに、どうしても上手く言い表せないときや、書いてみても折り合いがつかないなあと思うときがあります。そういった時に読み返してもらえると嬉しいです。


余談です。
こちらのnoteですが、2000文字程度書いたところで全部消えました。

引用したい文章をコピペしたらその作業が上手くいかなかったので、【戻る】ボタンを押そうと思ったのですが、見つからずに違うボタンを押したら、消えました。

あ〜もうやめよっかな…今日書いたほぼほぼが水の泡やん……となったのですが、一旦考えることを放棄してただただ頭の中に残っている言葉を書こうと決めました。

というこの文章を書きながら、自分の心を整理ができているわけです。本当に、書くという作業に救われている私の心です。

①似た状況にたとえてみる

自分のこの気持ち、同じ状況になるときってどんなときだろう。と例えてみてください。そこに共通項を見つけていきます。上手くたとえられなくて大丈夫です。自分だけしか見ないので自分だけがしっくりくればOKです。

たとえば

・クラスの子どもが授業をちゃんと聞かなかった
私は、クラスの子どもたちに授業を聞いてもらえなくて悲しかった。

この文章をから「悲しいはどういうことなのか」を深堀りするのがなかなかしっくりこなくて深堀りできなかったとします。そうなったときに、これと同じ気持ちになることって…と考えます。近い状況のときでも遠い状況のときでも構いません。

こんなことが出てきたとします。

・職員会議で話しているのに丸つけされている
・提案資料を出しているはずなのに、全然違うことをされている
・せっかく料理したのに誰もまともに食べてくれなかった

これを見たときに共通項や「ってことはこういうことを思ったのかも…」を想像してみます。たとえば、こんなところでしょうか。

自分は準備をしたり一生懸命働きかけたりしているのに、それを平然と受け取らずに過ごされると、自分を大切にしてくれていないように感じる。

こんな感じで自分の中で似た状況から一般化していくのもアリです。

②単語にする

文章にするのは難しいけど、頭にホワホワと単語だけ浮かんでくることもあります。それを一旦書いてみる、というものです。その単語は前回のnoteで禁止していたものも使ってみて大丈夫です。

この方法のよさは2つあって
・単語を見つめることで気持ちが見えてくることがある
・止まったペンを一旦動き出させることでスルスルと書けることがある

です。

単語に関しては最低3個は書いてみましょう。できれば5〜10個あると良いかもしれません。そして出てきた単語について「それってどういうこと?」「それはどこでそう思ったの?」と自分に聞いてみましょう。新しいことが見えてくるかもしれません。

先ほどの例で言えば

・クラスの子どもが授業をちゃんと聞かなかった
私は、クラスの子どもたちに授業を聞いてもらえなくて悲しかった。

の気持ちを単語で表していく中で

・虚しい
・イライラ
・期待

が出てきたとします。じゃあその単語がどういうことか、を考えてみると…

・虚しい
→自分だって頑張って準備したのに頑張りたいのは自分だけなんだなと思って虚しくなった

・イライラ
→私だって頑張って準備したんだから、聞いてよ!ってイライラした

・期待
→頑張って夜遅くまで準備した授業だから、しっかりと聞いてくれると期待していた。

どういう気持ちか、結構見えてきますよね!

③小さく分ける

状況や行動を小さく分けて「ここではどういうこと?」を細切れに考えていきます。チャンクダウン、というものでしょうか。小さく分ける方法は、時間で分けても行動で分けても自分の気持ちで分けても構いません。そのとき考えるものによって違いますが、私は状況を時系列で少しずつ切り離していくことが多いです。

先ほどと同じ例でいきます(例文はもう割愛します)。あの例を細切れにしていったとしたら

・クラスで授業をしているとき
・その授業をする前
・その授業を準備しているとき
・聞いてもらえなかったとき
・授業終わったとき

みたいな感じかと思います。このときもそれぞれどういう気持ちだったかを考えてみると…

・クラスで授業をしているとき
だんだんザワザワし始めてきて焦った

・その授業をする前
結構準備したしちゃんと聞いてもらえると思った

・その授業を準備しているとき
夜遅くまで本やネットで調べて子どものために頑張った

・聞いてもらえなかったとき
なんで頑張ったのに聞いてくれないの?!と怒りが湧いた

・授業終わったとき
こんなに授業頑張っても聞いてもらえないならもう準備したくないって思ってしまった。

やはり、だいぶそのとき思ったことが掘り起こされているかと思います。

④反対の状況を考えてみる

その気持ちになった状況と正反対の状況を考えてみて、そのときの気持ちを想像します。その気持ちと今の気持ちの差から考えていく作業です。

たとえば先ほどの状況の正反対の状況であれば

クラスの子どもたちは一生懸命授業を聞いてくれて、いっぱい発表して自分が達成したいと狙っていたことがばっちりとできていた

みたいなところでしょうか。
そことのギャップを考えてみます。

クラスの子どもたちは一生懸命授業を聞いてくれて、いっぱい発表して自分が達成したいと狙っていたことがばっちりとできていた

【反対の状況になったときの気持ち】
こうなったらすごく嬉しいし、夜遅くまで頑張ってよかったと達成感もあるし、こうやって頑張れば子どもたちも聞いてくれるという自信にも繋がる。

【現状とのギャップから】
夜遅くまで頑張ったことは意味のなかったことなんだ、子どもたちに自分が考えたことは無駄だったんだ思い、自信を失ってしまった。

こうやって考えていくことで、新しい気持ちがどんどん出てきます…!

⑤○○ならどう言うか、を考える

なんかしっくりこない、というときに私が一番頼りにするのはコレかもしれません。誰かを想像して「この人ならこれを言ったときになんて言うかな。」を考えます。私が想像する人は

・自分がよく相談をする信頼のおける友人
・自分とは正反対の考えをもっている人
・コーチ


が多いです。想像したときにその言葉に答えてみる形でノートに書いてみます。こんな感じ↓

・自分がよく相談をする信頼のおける友人が言いそうなこと
「ひどいね…でも子どものために準備し続けちゃうのが私たちなんだよね…」
そう、そうなの!私は結局また準備を一生懸命しちゃうんだよね。でもまた聞いてもらえなかったら…と思うとそうやって時間を使うことに躊躇しちゃうなあ…

・自分とは正反対の考えをもっている人が言いそうなこと
「でも授業なんて仕事なんだからどんな状況であれ頑張るのが当然でしょ?それで悲しかったなんて甘ったれてない?」
そうかもしれないけど、あのときは一生懸命準備したからみんな聞いてくれるはず、と自分の中で思っていたから悲しかったんだと思う。いつもいつもそう思うわけじゃない。

・コーチが言いそうなこと
「この一件は、あなたにとってどんな価値があったことだと思う?」
頑張ったらその分相手からも返ってくる、という思い込みがあったのかもしれない。それに気づけたことは価値があったと思う。

どんどん違う角度から違うことばが見えてきて、自分の気持ちが立体的になってきたのがわかるかと思います。

色んな選択肢が自分を救ってくれる

子どもへの対応と同じかもしれませんね。ひとつしか対応方法を知らなければ、それが上手くいかなかった瞬間、もう何もできなくなってしまいます。でも、複数の対応方法を知っていれば、「ああこれはダメか〜じゃあこれはどうかな?」と試すことができるようになります。これも、心の余裕的にとても大事。だからぜひ、色んな方法、試してみてくださいね。そしてその中で、自分にしっくりくる方法を収集してくださいね。

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