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神倭伊波礼毘古 東経137度羽根ラインの謎 ドラゴンテイルと地震

羽根ラインは、東経137度11分の場所に羽のつく地名が集まっている事をいう。
能登、富山、岐阜、愛知を貫き、東西を分断するラインである。
有名な位山もこのライン上にある。

羽根は、ハネ、跳ねであり、跳ね返りを教えている。
何がハネるのか。
大地である。
断層帯があり、地形に傾斜が生じているハズだ。

日本列島はいたる所断層だらけだから、このラインだけを特別視する秘密がある。

月の観測点がこのライン上にあった。

月の起源については、火星ほどの大きさの原始惑星「テイア」が約45億年前の地球に衝突し、飛び散った残骸から生まれたとする「ジャイアント・インパクト説」が有力だが、テイアの存在を示す証拠は見つかっていない。

地球の内部には、中心から金属の核(コア)、岩石のマントル、表面を覆う地殻からなるが、核とマントルの境界に、地震波が異常に遅く伝わる領域が2カ所ある。

アフリカと太平洋の地下2900キロにある二つの領域は、LLVP(巨大低速度領域)と呼ばれ、体積は月の体積に匹敵するほどの大きさ。周囲のマントルより物質の密度が3%ほど高く、明らかに異質な領域。

テイアと地球の衝突をコンピューターでシミュレーションすると、衝突で双方の地殻とマントルが溶けて混ざり合い、飛び散った破片から月が形成された。

 一方、衝突を受けた地球では、鉄が豊富なテイアのマントルの一部が、地球の奥深くに沈み込んで、核の上に蓄積した。
それが周囲より密度が高い巨大な塊として、45億年たった今も残っている可能性があるそうだ。
そして飛騨山脈帯の深部には地震波を吸収する領域があるのではないかと言われている。

日本列島の形成に関して、興味深いのは、日本最古の38億年前の鉱物ジルコンが富山県黒部市宇奈月で発見されている事である。
ジルコンは月の地殻の最終形成に関わる鉱物である。
ジルコンの結晶は、何十億年にもわたって風化することなく、それが誕生した当時の化学的、地質学的な情報を保持している。
ジルコンはまた、形成される際、周囲の環境からウランを取り込んでおり、それがジルコンが結晶化した瞬間からスタートするタイマーの役割を果たす。

古代の人々がそんな事を知るわけはなく、何かで感じとっていたハズ。

それが、音。
音波である。音の跳ね返しを聞き、わずかな音の高低差に気付いた。
羽根ラインは、音の跳ね返しも掛けている。

神武天皇に同行する大伴連等が祖、道臣命。
大伴は大鞆、鞆は弓の跳ね返しを防護するため左手首につける道具。
月は弓の象徴、故にそのお伴が鞆になる。
鞆音とは弓矢で矢を射た時に、弦が鞆に当った時の高い音をいう。
つまり音を導として場所を選定した。
月の観測に相応しい地を。
月と因縁のある場所を。

巨大天体の衝突による割れ目がこのライン上にあり、そこに集まるように地殻が移動し、それ故に日本列島はプレートのせめぎ合う場所になった。
同時に、鉄の豊富なマントルが飛騨山脈帯の地下で形成された。
鉄の豊富な磁場が月の引力と密接に関係する。
母体と胎児を結ぶ臍帯のように、両者を結びつけるエネルギーが存在するのではないか。
巨大なエネルギーが渦巻き、畝火となって地下を蛇行している。

月満ちれば、産声を上げる。
月食の時を待ち、地球の内部で何かが爆発する。
解放される時を待つエネルギー。

神武天皇ー神倭伊波礼毘古の御墓は畝火山の北の方、白樫の尾の上にある。
伊波礼は岩割れ。荒ぶる神の側面。

月の降交点の観測場所、月食の生ずるドラゴンテイルの、その巨大なエネルギーの集積の場所。
またその荒ぶる魂を鎮める(沈める)岩戸の場所を、古事記は教えてくれている。







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