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LINEが生命線の片想い

LINEが生命線の恋。
LINEに縛られ、相手からの連絡に一喜一憂する。
たぶん私は、他人から冷静に見れば、気の毒な人と見えるような有り様だったのかもしれない。

恋に恋するような片想いが楽しいって、学生時代で卒業してる。
片想いは不安なのだ。
心の支えになるような安心感がない。昨日楽しく会話していたのに、今日はかなり素っ気ない。気持ちが揺らぐ。メンタルが安定しない。
「好きだよ」と軽く言っていた言葉に舞い上がったりして。
何が相手の真実だったのか。全てがその瞬間の心からの言葉だったのか。今となっては確かめようがないけれど。

両想いのときは、こんな美しい景色を見てあなたと分け合いたいとか、こんな面白いことがあって話したくなったとか..。瞬間瞬間に思い出すことはあっても、常に考えてしまう..等という事はなかった。

片想いは不安だから考えてしまう。気持ちが繋がってると確かめたくなる。
次の約束を結ぶことで安心したくなる。不安のモンスターになっていった。
ある時はキュンとする言葉を紡ぎ、ある時は突き放す。その不確かさに翻弄された。これは私側の見方であって、相手は愛だ恋だと、そんなつもりじゃなかったのかもしれない。

LINEが生命線なのに、忙しくなるからしばらく連絡しないで、と。
仕事以外のことを考えられないし、受け止める余裕がない、と。
いつまで私は待てばいいのか。そんな状態のまま続いていく関係性。会いたいのに忙しいを理由に会えない。忙しいのは、本当のようであった。しかし、しばらく連絡してくれるな、は、俺の人生にあなたは必要がないと言われた気がしてしまった。

きっと、私の見てないあなたは全然別の顔をしていて、私が見ていたあなたは、ほんの一部分だったのだろう。なのに、ほんの一部分を拡大解釈して、ときめいていた。
私もあなたが思ってるような人間ではたぶんないし、あなたも私が思ってるような男性ではたぶんないのだろうな。
そう、思うことで冷静になれた。
私の大切なふたりの思い出は、あくまで過去の思い出なのだ💐
最後にひとめだけでも、会いたかったな。

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