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【グラジオラスの花束 〜何度LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう〜「村山美羽編」】6話


「あ、沢村くん」
「最近めっちゃ会うね」
「私の事好きなの?」
「いやいや、ちゃんと偶然だから」
「つまんないの」
「😕」
「ねぇねぇそれいっつも何飲んでんの?」
「これ?あずきみるく」
「美味しいの?」
「ん〜普通」
「なんで飲んでんの笑」
「軽音部の奴らでここの自販機売れ切れにしよう計画中」
「いや、定期的に補充されるから笑笑」
「村山も参加する?笑」
「やだよ笑」
「楽しいのに....」
「ねぇ文化祭、誰と回るの?」
「いっつもなぎだったけど、今年はあいつカフェやるらしいから今のところ1人」
「寂しいね」
「そういう村山こそ回る人居ないんだろ」
「居ますけどー」
「ほんとか〜?」
「うそ。一緒に回ってよ」
「しょうがないな〜回ってあげよう」
「沢村くんだって寂しいくせに」
「別に?」
「そーですか!」
「うそ。村山居て助かった」
「なんか素直じゃん」
「僕、実は素直でいい子なんだよね」
「やっぱりうるさいかも」
「笑笑」
「村山は逆に僕でいいの?」
「え?もちろん」
「ダンス部の人達と回ったりとか」
「ん〜......沢村くんの方が楽だから」
「あそう」
「ステージ、私達の次だよね?」
「うん」
「じゃあ大体一緒に行けるね」
「そうだね。村山は絶対に行きたいとこある?」
「ポテト食べたい」
「ポテトならたしかE組が揚げ物系のはず」
「よく覚えてるね。実は楽しみとか?」
「うるさいなぁ回らないよ?」
「困るくせに🙂」
「うるさい🙂」

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