【グラジオラスの花束 〜真夏に何か起きるのかしら〜「小島凪紗編」】5話

「お待たせ.....行こ」
「う、うん.....」
「.......」
「.......」
「.......ぷふっ笑」
「な、なに？」
「いやなんか今の僕ら、らしくなくない？笑」
「え？」
「なぎ、緊張してるよね？」
「......正直してる」
「大丈夫だよ笑  似合ってるから」
「......ほんとに？」
「うん、僕が言うんだから間違いないよ」
「そっか......」
「まさかなぎに可愛いって思う日が来るなんてね笑」
「もう！それやめて！！普通に恥ずかしいから！！」
「何照れてんの笑 そんなキャラじゃないじゃん」
「可愛い禁止！」
「新しいいじめ方見つけちゃった笑笑」
「も〜.....笑」
「てか今日マーメイド空いてんのかな」
「たしかに.....電話してみる？」
「いや聞かずに行って空いてなかったら他のお店行こ。そっちの方がなんかいい気がする」
「それ絶対今朝のニュース占いでしょ」
「正解」


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「ほら空いてた」
「いや別に凄くないから笑」
「あ！凪紗ちゃん！いらっしゃい！」
「璃花さんやっほ〜」
「え〜！！可愛い！！どうしたの！？」
「瞳月が....笑」
「そうだったんだね笑  結冬くんもいらっしゃい！今日は.....ついにデート？」
「違います！笑」
「違うの？可愛い格好してたからてっきりデートかと」
「勘弁してください....笑」
「.......え！美羽！」
「え？」
「あ......やっほ〜.....」
「なんだ、村山この店知ってたんだ」
「いや、前に沢村くんから聞いて気になって調べた」
「そっか」
「2人とも焼きオムライスでいい？」
「はい！結冬くんドリンクどうする？」
「璃花さんのオススメで」
「私も〜」
「おっけー」
「美羽一緒に座ってもいい？」
「うんいいよ。てかなぎの私服可愛いね」
「あ、いやこれは.....笑」
「いや普段はジャージだよ」
「言わないでよ！」
「ジャージ楽だよね。私もそうだよ」
「そうなの！？美羽の私服も可愛い」
「今日はたまたまオシャレしてただけ」
「誰かと会う予定なの？」
「ううん、もう会えた🙂」
「会えた？」
「あ、そういえば村山もスマイル読んでるって」
「うそ！読んでる人、結冬以外に初めて会った！」
「それ沢村くんにも言われた笑笑  ほんと仲良いね笑」
「お待たせ〜、今日のオススメは新作のタピオカミルクティーだよ〜」
「やった〜！」
「なぎ、可愛い笑」
「......え、今なぎって」
「え、うん....？」
「やっと呼んでくれた！！なんか今日ツイてるかも！」
「ほら言っただろ？村山笑」
「ほんとだね笑笑」
「なに美羽〜？」
「あ、美羽って...笑」
「.....なんか仲良いな」