見出し画像

【グラジオラスの花束 〜真夏になにか起きるのかしら〜「小島凪紗編」】7話


『なぎちゃん!!ちょうどいい所に来た!!』
「な、なに?」
『文化祭なんだけど、やっぱり半分くらいはメイドさんの方が盛り上がるかと思って....』
「うん.......?」
『それでね.....なぎちゃんに着てほしくて〜......笑』
「えぇ!!?なんで!?」
『今から着替えるのなぎちゃんだけで.....ね?』
「いやなんで私なの!!?」
『お願〜い🥺』
「やだよ!!」
『よし今だ!!捕まえろ!!』
「ちょっ.....離しなさい!!!」
『なぎ先輩ごめんなさ〜い』
「いやぁああああああああああ」

ーーーーーーーーーーー

『か.....可愛い......😳』
「........」
『なぎちゃん.....あんたやっぱり可愛いね』
「........」
『先輩、なぎ先輩は力尽きてますね....笑』
『返事がない....屍のようだ......じゃあ今のうちに写真撮ってアホな男子に売りつけるか』
「絶っっっっっっ対にやめて!!!😠」
『びっくりした!!』
「も〜.....恥ずかしい......」
「なぎ〜」
「え!?美羽!!?」
「え!!なんで!?なんでメイドさん!?」
『村山さんやっほ〜』
「やっほ〜、回覧板持ってきたよ」
『ありがと〜。なぎちゃん可愛いでしょ』
「うん可愛い」
「も〜!!誰にも見られたくなかったのに!!」
「なんで?あ、さっき沢村くんに会ったけど呼ぶ?」
「やめて!!結冬だけは絶対だめ!!」
「へへっ笑  なぎ可愛いね笑笑  うぇ〜い」
「も〜!!」
「これ文化祭のやつ?」
『そう!やっぱり村山さんもなぎちゃんに着てほしいよね?』
「うん🙂」
「ちょっと!!」
『だって🙂....諦めな?なぎちゃん😎』
「じゃあみんなも着て!」
「いいよ?元からそのつもり🙂」
「え、なんでノリノリなの」
「え〜いいじゃん、当日沢村くんも連れてくるね」
「美羽?怒るよ?」
「あー私、ジュース買いに来たんだったー」
「美羽!!絶対結冬には言わないでよ!!」
「分かった〜笑」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?