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韓国留学で初めての体験をして気づいたこと

2月19日から3月19日まで韓国/ソウルに留学に行ってきました。
「目的は?」と現地でも沢山聞かれて答えに困るほど、勢いだけで訪れたのですが、1カ月とは思えない思い出を作って帰ってこれました。

中でも人生初めての挑戦を2つしたこと(韓国語&ダンス)で気づいたことがあります。


①「初めて」は時の流れを「遅く」する

初級クラスのワンシーン

現地に着いて1週間、驚いたのは時間の濃密さでした。
いつもならあっという間に過ぎ去ってしまう1週間。

でも今回は「コンビニですらちゃんと耳を傾けないといけない」という環境。
常に頭の中で「どうしようか?」と問うてくる感覚に、一時はへとへとになりました。

でもそのぶんだけ、日常を「Downloading(過去の再生)」していたんだ。
そう気づくきっかけになりました。

『大人になるとね、時間の流れが速くなるんだよ』

そんな言葉を沢山聞かされてきたけれど、これがその正体なんじゃないか。
だとすれば、私は時に疲れるものだとしても、「新鮮な毎日」を生きていきたい。

そのためにも新しい挑戦をし続けたい。そう思いました。

②年齢は壁を作らない。私がどうしたいか。

最初の週末のお出かけ

学生の8割がヨーロッパ人、特にGAPYEAR中の18—20歳がとても多い学校。
韓国では17—20歳のヨーロッパから来た学生とほとんどの時を過ごしていました。

「え、10代?!」
最初はびっくりしました。04年生まれと聞いて震えました。笑

でも毎日ご飯を囲んで、一人一人の人生を聞いていく中で、
「若いなぁ」と引いて見るんじゃなく、一緒になって楽しんでいる自分がいました。

「年齢が壁を作るんじゃなくて、私が無意識に作ってたんだ。」

気づけば大好きな友達が沢山できていました。

「Yukiの人生が輝きに満ち溢れることを祈っているよ」
そう別れ際に伝えられたとき、年甲斐もなく泣いてしまうほどに。

みんなの人生がこれから開いていくこと、
そして、何かあった時には必ず力になることを伝え、
韓国を離れました。

③「挑戦を笑わない人」が誰かの勇気になる

Dance Lesson最終日

10年以上ずっとやりたいと思いながら手を出してこなかったことがあります。それは「ダンス」です。

高校時代のオーケストラで味わった「表現」がずっと忘れられず、
大学時代から沢山の友人やアーティストのの舞台を見れば見るほど、
「やっておけばよかったな」とずっと感じてきました。

実は今回の韓国留学はそれを叶える機会でもありました。
実際に韓国にある『1MillionStudio』というK-POP好きでは有名なスタジオで
週に1-3回のレッスンに通うことができました。

そこでの経験が忘れられがたいものでした。

はじまりは学校のミートアップ。
「実はダンスを習いたいと思っているんだよね・・」
そう苦笑いしながら伝えてみると、キラキラした顔でこっちを見てくれた人がいました。

19歳の彼女はドイツからGAPYEARで留学中。
昔からダンスをやっていた彼女は「絶対やろう!」と私の手を引っ張ってくれました。

レッスン当日。それはあっという間で、
終わった後に笑顔が止まらなくなるくらい、最高の時間でした。

「あぁ、私を表現するってこんなに楽しかったのか」

そう感じながら帰ってきた私の顔を見て
「Yukiが心から楽しんでいて、本当に嬉しかったよ!」
と声をかけてくれた彼女。

2時間後のレッスンにも関わらず「初めては緊張するもんね」と
一緒にStudioに訪れてくれた優しさ、その感動をシェアできた幸せは、
今でも忘れられません。

重いのは一歩目だけで、
始めてからは何事もなかったかのように夢中になった訳ですが、
このことで強く刻まれた思いがあります。

「誰かの新しい挑戦を絶対に笑わない人で居続けよう」

何度思い出しても心が温まる一言一言。
どんなにうまくやれてなくても、一度も笑わなかった彼女。
これまで小さく、細かく傷ついてきた心を拭って、前に進む勇気をくれた行動。

これは私が世の中に届けたかった価値だ。

「どんな時でも挑戦を笑わない世界」こそが、
私が涙が出るほど作りたい世界なんだ。

そう気づかせてもらいました。


4月からは人生の新たな章を迎えます。

その前に大切なことに気づかせてもらえる機会をくれた現職の皆さん、
「いってらっしゃい!」と背中を押してくれたパートナー、
そして何よりもこの1カ月を忘れられないものにしてくれた友人たちに、
心からの愛と感謝を込めて

石原優希

Love you all!🫰🏻

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