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『生かす』を超えて『生かし切る』ために

長崎小浜温泉にあるレストラン『Beard』に行ってきました。
在来種の野菜を作り続ける岩﨑さんとその弟子・田中さんのお野菜を最高に美味しく提供してくださるシェフ原川さんのレストラン。
昨年12月に伺い、やっと2回目に訪れるチャンスに恵まれました。


やっぱり「また来てよかった!」
と心から思うお料理ばかりでした。 

また来られて最高にうれしい!
はじめのひとくちは
みずみずしいピーマン
モロヘイヤと黒米はまろやかな豆腐ソースで。
平家きゅうりとイサキ
甘すぎない在来種のかぼちゃには
ほのかにカレーの香りがするソース
ズッキーニのグリルは
トマトとナスのソテーがソース代わり
玉ねぎの温泉蒸し。美味しすぎる
黒むつに添えられた新じゃがに大興奮
デザートも軽やかでやさしい

どのお料理も在来種の野菜が持つエネルギーを『生かす』だけでなく『生かし切る』逸品で出てきます。
だから、ただ「美味しい」ではなくからだのなかにその美味しさとエネルギーがじんわり広がる幸福感がすごいのです。

美味しいお店は世界中どこにでもたくさんあると思います。
でも、在来種の野菜が持つエネルギーを生かし切る料理を食べられるお店はここだけ。
そう実感する今宵も素晴らしいコースでした。


『生かす』を乗り超えて『生かし切る』ためには、素材の長所、エネルギーを理解したうえで「いじりすぎない」が大切。
自分のやりたいことを主張しすぎず、野菜の持ち味を最大限生かすベストな調理のしかたを模索するわけで。


それって、実は仕事にもいちばん必要なのかも。
と、お料理をいただきながら、からだのなかからそんなことを感じたのでした。


生かすで終わらず生かし切れるように。


そのぐらいわたしも
本気で!
全力で!
すべてに向き合おう。


そう誓った最高に美味しくてしあわせな夜でした。ごちそうさまでした。

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