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見たものを見たままに

物事を今、自分が見ているそのままとらえることがとても難しいと思っている。
それを『事実』というのだと思うけど、どうしても事実の上に、自分の思い込みや感情が入ってしまう。


たとえば、メールの返事が来ないとき。

事実は『メールが来ない』とシンプル。
なんだけど、それにまつわる『思い込み』ときたらそれはもうびっくりするぐらい湧き上がってくる。
最初は「忙しいのかな?」ぐらいな感じ。
それが返事がこない時間がだんだん長くなってくると「なんか怒らせるような書き方ををしちゃったかしら?」とか「あれ?なんかやらかしたかな?」とか。
不必要な過去に遡ったりしちゃうので、ビミョーに疲れる。


ヤキモキして疲れるだけならまだしも、『悲しい』から「なんで返事くれないの?おかしくね?」と怒りに変わってきたりする。


書いてみて改めて思う。
すべてはただの妄想だってこと。
事実は『メールの返事が来ない』だけなのに、勝手に妄想して一人で悲しんだり怒ったりしてるだけ。
不必要なことをして、疲れてるってどう考えてもあほとしか言いようがない。


わかってる。
わかってるの。
思い込みをやめて、ただ事実を見ればいいって。でも、それがなかなか難しい。
あたまは、くだらなくてどうしようもない妄想が大好きなんだもん。


見たものを見たままに。
それ以上の意味はない。
からだでそれを体感するのは、簡単そうですごく難しい。でも、そうなりたい。


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