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その言葉は心地よさにつながるためのカギだった


『正しい』って言葉が大嫌いだった。


正しさって窮屈だと思っていたし『〜じゃなければダメ』の気持ちになる。


昔、ピラティスのレッスンで仰向けになって膝を立てたポジションの場合、ニュートラルは『恥骨と上前腸骨棘の三角系が床と平行』と言われたことがあって。



正解はこれ。
それ以外はダメ。


そう聞こえたわたしは、ニュートラルになれない自分のからだは『間違ってる』→『ダメなからだ』だと思い、とても悲しかった。



『背骨は動くもんだから、ニュートラルにこだわるより背骨がまんべんなく動くことのほうが大切』


ジャイロトニック®︎のコースでそう言われたときに、すごくすごくホッとした。
正しさに追い詰められずに済む心地よさにホッとし、さらにのめり込んでいったのは言うまでもございません。


『ニュートラル』が大切なのはわかる。
でも、それは健やかさやしあわせ、心地よくなるためのもので、正しさありきではない。
だから、ずっとずっと思ってた。


正しさを押しつけないでー!


なので、昨日まで受講していた『VFP®︎』のマニュアルの中で『相対的ニュートラル』という言葉を見つけたとき、ちょっとドキッとした。おやおや、もしかして?オレの苦手なやつなのでは?と思った。


そしたら、全然違った。
相対的とは『その人にとって少しでもニュートラルの定義に近づいている状態』でした(と、わたしの中では理解している)。
わーん、カズさん!素晴らしすぎる!
そして、その瞬間にわたしの中にあった『正しい』という言葉に対する不信感は一気に消え去った。


正しいって『心地よさ』につながるためのカギなのかも、と。
『相対的ニュートラル』という言葉からは、そんな香りがした。


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