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わたしの中のうなぎの思い出

どんなにオススメでも繰り返し言われるとちょっと萎える。そういうことありませんか?
わたしにはあります。
すごーくある。


先週から浜松に出張していて1週間が経った。
来週月曜まで、同じホテルに滞在します。
駅から近いし、まあまあ広い。
最近、エコ対応で頼まないとお掃除をしてくれないホテルが増えた中、いつもきれいに整えてくれる、いいホテルです。


たったひとつだけ。


毎朝、ごはんを食べに行くと、必ず言われるこの一言に萎えている。


「おはようございます。うなぎ丼、召し上がりますか?」


浜松といえばうなぎ。
そのうなぎをおいしく食べてもらいたい。
そう思って朝ごはんにうなぎ丼を提供してくださってるのはとてもステキな試みだと思います。そして多分、わたしのように2週間も滞在する人はいないと思うので、朝イチで「うなぎ丼、召し上がりませんか?」と聞かれたら、多くの人は色めき立つんだろう。
「浜松のうなぎなら、食べるに決まってるじゃん!」と。


食べる人たちは、レストランスタッフがごはんを盛りつけ、うなぎとタレをかけてくれた丼を受け取ってる。そうか。うなぎをブュッフェに並べておくと、独り占めしたりする可能性があるってことね。ふむふむ、なるほど。
それにしても食べないオレとしては毎日、聞かれるとちょっと萎える。
しかもその一言がとぉーっても高音が響く声なので、お断りするのが心苦しくなるのです。
彼女を傷つけたかも、な気持ちになる。


ちなみにうなぎは嫌いじゃない。
大好物ってわけでもないけど、おいしいなら食べたい。栄養価も高いし。
でも、これからジャイロトニック®︎のトレーニングコースをする前に食べたいかって聞かれると、ちょっと重い。
終わったあとならぜひ食べたい。
あるいはコースがないおやすみなら。


あ!


きょう、おやすみやーん!
というわけで、今朝食べてみました。
うなぎ丼。
あんなに「萎えるわー」と思っていたけど、今朝は「絶対、食べるっ!」と強い意志をもっていたので、さわやかなお誘いに聞こえた。

「いただきます」っと。
ああ、なんて晴れやかな気分。
誰かの期待に応えるってなんて気持ちいいんだろう。←単純です。

少なめごはん。海苔は自分でのせてみた

フカフカなうなぎ。
甘辛いタレをまとったうなぎたちに大好きな山椒をたっぷりかけた。
なるほど、おいしいじゃん。
そうか、毎朝聞いていたあの一言はこの味を伝えたかったのだ。
そう思ったら「萎えるわー」と思っていたことを反省した。ごめんなさい。



わたしの人生の中に、うなぎの思い出がひとつできた。←大げさ。

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