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脱サラして初めての1年

昨年末で新卒入社の航空会社を退職し、フリーランスになった2023年を振り返ってみる。
あれもこれも、今年の話!?と疑うくらい、濃くて長い1年だったな…


些細なことが新鮮だった

毎朝・毎晩、家にいること

卒業し上京してから3年半、客室乗務員として働いていたため、1か月の約半分は外泊しているような生活。
家にいない日があるのが当たり前になっていたから、毎晩家で寝て、毎朝家で起きるだけでも新鮮だった。

休みや出勤時間がバラバラなのも、家を空ける期間を逆算して買い物をしたりステイ先によって異なる事前準備をしたりするのも、毎日イレギュラーな感じで楽しかったけれど、毎日家にいるといろんなことを習慣化しやすくていい。

年金も保険も税金も、自分でやる

会社任せにしていた社会保険料や税金の手続きを自分でするようになって、社会の仕組みや節税のことなど少しずつわかってきて、複雑だな…と思う一方で、すべて自分の力で生きている感じがして、面白さもある。

ハローワークが何をするための場所なのか、どんなところにあるのかも知らなかったから、雇用保険手続きなどで通ったのも良い経験だった。

不安定な収入

会社員時代のように月給ではなく、仕事を掛け持ちして時給で働くようになって、正社員・サラリーマンの安定が何か、実感した。
安定した収入が保証されていないのは、精神的にも不安になるなと思う。

でも、自分がやった分が収入になるのはわかりやすくて良いし、自力でサバイブしてる感あって、楽しい。


「エシカルファッション」を軸に動き始めた

maruo vintageでのお仕事

お客さんとして通っていたmaruo vintageのアトリエで、スタッフとして働き始めた。

退職を決め、チームmaruoに加わるまでの経緯はこちら↓

百貨店でのPOP UPやイベントに出展など、貴重な経験をさせてもらった1年。
毎便異なるメンバーで仕事をして、山ほど同僚がいた前職とは正反対の環境で、いつも同じメンバーで少人数で働くのは、新鮮だった。
さまざまな種類の業務を並行して、優先順位を考えながら効率良く進めていくのは、不慣れで難しかったけれど、自分の短所と向き合いながら成長できたな、と思う!

蚤の市イベント
新宿伊勢丹でのPOP UP

Fashion Revolutionのボランティア

2013年4月24日、バングラデシュの縫製工場が入居するラナプラザが崩壊した事故をきっかけに、毎年4月下旬に「#whomademyclothes(私の服は誰が作ったの?)」とSNSで企業に問いかけ、さまざまなコンテンツが発信されるキャンペーン" Fashion Revolution "。
10年の節目の今年、展示開催のためのリサーチャーボランティアに参加した。

「エシカルファッションに携わりたい、普及したい」と思いながら、周囲と協力するような具体的な行動はできずにいたけれど、ずっと追っていたFashion Revolutionの活動に微力ながら関わることができ、業界で活躍する人たちとの繋がりもできた。

Fashion Frontier Programのお手伝い

ソーシャルレスポンシビリティとクリエイティビティを併せ持つ未来のファッションデザイナーを発掘するプロジェクト、" FFP "。
最終審査会の運営スタッフとして、少しだけお手伝いさせてもらった。

これもFashion Revolutionでの繋がりのおかげで声をかけてもらえて、だんだんとエシカルファッションの普及側に関われる機会ができて、嬉しい!

国立新美術館での展示


Webデザインを学んだ

5か月間の職業訓練

雇用保険をもらいながら、お金をかけずに勉強できるなんて、今しかない良い機会だと思い、求職者支援訓練に通い、以前から興味があったサイト制作や画像・動画編集を学んだ。

週3日くらいの訓練校もあったけれど、設備や授業内容が面白そうな1日5時間×週5日のコースを選択。
週3日仕事をしながら、週5日訓練校に通う、今思えばなかなかのハードスケジュールだった。(週1日は、半日勤務後に授業を受けてた)

それでも、自分と同じように仕事を変えて新しいことに挑戦しようとする仲間と毎日過ごすのは刺激的だったし、学生に戻ったみたいで楽しかった!

Web関連のアルバイトをスタート

職業訓練を修了して、せっかく学んだスキルを使わずに忘れてしまっては勿体無い…と思い、Web関連の仕事探しを開始。
maruoスタッフを続けながら短日数でできて、自分の好きな業界に携われる会社がいい、というわがままな条件に合うアルバイトは少なかったけれど、サッカーやスポーツチームのサイト運営をしている会社で働かせてもらえることになった。

これまで接客業しかしてこなかったし、IT業界自体も、オフィスでいつも同じ人と仕事をすることも、法人のクライアントを相手にすることも、未経験のことばかり。
社内外のコミュニケーションの取り方や、ひとり黙々とPCに向かって作業することなど、戸惑うことも多かったけど、慣れてきた。

いずれ場所を問わず働けるスキルを身につけたかったのも、Webデザインを学んだ理由のひとつだから、しばらく続けてスキルアップしたいなと思ってる。


ニュージランド旅行

ずっと行ってみたかったニュージーランドでW杯が開催されるということで、旅行もした!

ウェリントンの会場

初めて生でサッカーW杯を観戦

7〜8月にオーストラリアとニュージーランドで開催されたFIFA女子ワールドカップ。
4年に一度しかない世界大会で、日本代表として戦う高校時代のチームメイトに会場で会いたい!と思い、ニュージーランドまで行ってきた🇳🇿

日本でも3年前に女子サッカーのプロリーグができたけれど、「WEリーグ」と言っても伝わらないし、名前を耳にすることも少ない。
欧米では女子も人気だし、W杯ならある程度盛り上がっているだろうと予想していたものの、想像以上の人気ぶりで驚いた!

空港に降りた直後からW杯のデコレーションや特設ブースがあって、街中にはフラッグや広告がたくさん出ていて、会場はもちろん街の中心部にあるパブリックビューイングでもたくさんの人が観戦していて、、
私が会場で観た日本対スペインの試合も、現地のサッカーファンがたくさん(2万人以上!)観に来ていて、男子のサッカーを観戦するのと同じような熱量で盛り上がっていて、凄かった…!

日本でも、もっと女子サッカーの人気が出て、観客も増えて待遇も良くなるといいな。

オークランド空港の到着ロビー

サステナビリティへの配慮が当たり前

ニュージーランドに行ってみたかった大きな理由が、環境や社会への配慮やエシカル消費の意識の高さを実際に見てみたかったから。
愛用しているシャンプーや洗剤はニュージーランド発のecostoreだし、使い捨てプラスチックはずっと前から禁止されていて、以前から気になっていた。

1週間ニュージーランド過ごしてみて、
・スーパーで売っている野菜や果物が、包装されていない
・テイクアウト用の容器やカトラリーは、自然由来で生分解可能なもの
・ケージフリーの卵がたくさん売っている
・食品や洗剤の量り売りの種類が豊富
…など、当たり前に浸透していて、「あえて意識しなくてもエシカルな選択できるのは、こんなにも楽で気持ちが良いのか!」と感動した。

島国ならでは(?)の、ゆったりした雰囲気も日本と少し似ている気がして、いつか住みたい国リストにすぐに追加した…!笑

スーパーの生鮮食品売り場
ナッツや穀類、油の量り売り
平飼い・ケージフリーの卵売り場


2024年に向けて

さまざまな種類の新しい経験をして、たくさんインプットしてきた2023年。

昨年までの仕事や生活とのギャップが大きすぎて、順応しきれていない部分も多かったから、来年は生活習慣を改善したり、アウトプットにも力を入れたり、アップデートしていきたいな!


いろんなことに挑戦した1年の記録、最後まで読んでくださりありがとうございました!
2024年もよろしくお願いいたします*

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