倉田勇樹/パーソナルトレーナー

日々学んだこと、トレーニングやダイエットに関して発信しています/ 恵比寿駅東口徒歩5分…

倉田勇樹/パーソナルトレーナー

日々学んだこと、トレーニングやダイエットに関して発信しています/ 恵比寿駅東口徒歩5分のボディメイクジム【KEYFIT恵比寿】/各種SNSへのリンク、無料カウンセリングのご相談はこちらhttps://kuratayuki.hp.peraichi.com/keyfit

マガジン

  • 会社員からトレーナーに転職しました

    会社員、既婚、30手前でサラリーマンを辞めてトレーナーを目指す理由についてまとめました。 自己紹介のつもりで書いていますので、良かったら読んで下さい。

  • 基本の「き」シリーズ

    身体づくりに関する基本についてまとめています。

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脱サラトレーナー(見習い)①生い立ち〜高校入学

私は29歳で会社を辞めました。 今は筋トレの専門家、トップパーソナルトレーナー久野圭一さんの元、一流のトレーナーになる為の勉強をしています。 元メーカー営業マン、既婚、体育学部卒、柔道四段、現アルバイト勤務。 安定した正社員を辞めて、人生をやり直す事にしました。 「脱サラ→成功」の構図は成功した者にのみ発言権がある為に目立つだけで、実際には大多数の敗者がいると言われています。 このブログは脱サラした人間が成功出来るか、リアルタイムで観察できるドキュメンタリーだと思って下さい。

    • 柔道と柔術の根本的な違いを考察しました

      柔術をはじめて少し経ち、「柔道と似てるけど違う」のは当たり前なのですが、『立ち技と寝技の違い』みたいな視点とは別の『違い』が見えたので言語化します。 柔術の指導は具体的で、柔道の指導は抽象的であるというのが結論です。 まず、柔術は「今日はこの技」「今日はこの展開」と決まった道筋を辿っていくことが指導の中心にあります。 将棋の定跡を覚えていくように、「この場面ではこれ」、「この場面ではこう」、「相手がこう来たらこうする」を覚えていくことが上達の基本形。 柔術の競技特性とし

      • お料理が得意な人、運動が得意な人

        運動が得意な人、料理が得意な人の共通点について解説します。 結論からお伝えすると「手順をベースにするか、感覚をベースにするかの違いが大きい」というものです。 これがどういった意味なのか、どうすれば運動が得意になっていくのかまでお伝えしますので、ぜひチェックしてください。 上手な料理と、料理が得意な人まず、上手と得意についての違いを考えます。 レシピを見ながら、何を準備して、何を何グラム入れて、何分間加熱する、、、という手順通りに料理を作る人は大きな失敗も少なく、「料理

        • 多様な動作は多様な感覚刺激から生まれる

          動作の多様性とはトレーニングをして身体を変えていく過程で最も重視したい要素の一つが「動作の多様性」です。 何か特定の動作を行ったり、課題に対処する際に「沢山の戦略を持っていること」が効率よく、楽に、怪我のリスクを下げて身体を動かすために重要なのです。 動作の多様性には2つの考え方があります マクロな多様性 1つはマクロな意味での多様性です。これは見てわかるようなレベルで沢山の戦略を持っているという意味です。 歩く、走る、跳ぶ、持ち上げる、引っ張る、押すなど一言で表せ

        • 固定された記事

        脱サラトレーナー(見習い)①生い立ち〜高校入学

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        • 会社員からトレーナーに転職しました
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        • 基本の「き」シリーズ
          4本

        記事

          山登りにおける下り坂の攻略法

          登山という行為において、やはり大変なのは「のぼり」ですが、「くだり」の方が実は局所的なダメージが大きいという認識は一般的にあるものかと思います。 このnoteではそのくだりをどう攻略するかについて考察したいと思います。 私自身は登山の専門家でもなければ歩行動作についても得意分野とは言えないレベルではある点をご了承ください。 歩行は落下を使っている下りを考えるに当たり、まずは歩行そのものについて考えます。 歩行は倒立振り子運動(逆さ振り子運動)だと言われています。 片脚で

          山登りにおける下り坂の攻略法

          目を使う種目がジムと日常生活のギャップを埋めるという話の解説

          先日以下のようなツイートをしました。 全文を表示できないのでさらに下にもコピペしますが、目と身体を両方使うような種目(エクササイズ?遊び?)も取り入れることで身体機能を高めていこうという趣旨のツイートです。 ちょっとイメージがつきにくいかもしれないので、内容をもう少し深掘りして解説したいと思います。 身体の機能を高めるとは「機能的な身体を作る」と言い換えても良いかもしれませんが、まずこれは何を指すのかという定義の話をします。 私が考える身体の機能とは「課題の解決能力」です

          目を使う種目がジムと日常生活のギャップを埋めるという話の解説

          なかなか取れない身体の痛みの治し方

          なかなか取れない身体の痛みについてシンプルに解説します。 まず、痛みを自分自身が感じるまでの過程をイメージにしたのが以下の図です。 身体のどこかで「何かが壊れた、壊れそう」という事故が発生します。 これの連絡を受けた脳内の無意識の部位が、意識(我々)に対して、報告書を作成します。 この報告書こそが「痛み」です。 つまり、痛みの程度はこの報告書を作成する担当の匙加減の影響を強く受けるのです。 再び、同じような事故の連絡があったとします。 二回目からは報告書を

          なかなか取れない身体の痛みの治し方

          スクワットのフォームを詳しく指導することの弊害

          スクワットはキングオブエクササイズとも言われるほどポピュラーな筋トレ種目です。 健康のためにはスクワットが大切。 ボディビルディングをするならスクワットから逃げるな。 美しいボディラインのためにはスクワットが基本。 など、筋トレの代表的な種目ですが、同時に難易度が高いと感じる方も多くいるのではないかと思います。 特に、筋トレ初心者で、ジムに入会してみたけどバーベルをつかったスクワットにはなかなかチャレンジできない。という声は多くの方から聞いてきました。 なので、スクワ

          スクワットのフォームを詳しく指導することの弊害

          トレーナー業の基本構造とキャリアプラン

          トレーナーになりたいという人におせっかいにもアドバイスをしたり、相談をされたりということがあったので、トレーナーを仕事にしていくことについて考えたことをこのnoteにまとめました。 クライアントの悩みをどう解決していくか。 理想の姿に導くために大切なことは。 売れっ子トレーナーになるためには。 といったことには一切触れないのでご注意ください。 もう少し大きい視点で「パーソナルトレーニング産業」について捉えた内容です。 トレーナーになりたい人や、トレーナーになってこれから

          トレーナー業の基本構造とキャリアプラン

          脱力の戦略を学ぶ重要性

          出力する戦略と脱力する戦略について考えます。 ◆2つの戦略まずシンプルに考えるために、肘の曲げ伸ばしを例にします。 画像のようなイメージで肘を伸ばす力と、曲げる力が拮抗していると、肘はそこから伸びないし、曲がりません。 この肘を曲げようとしたときには2つの戦略が存在します。 1つが曲げる力を高めること【出力する】 もう1つが伸ばす力を下げること【脱力する】 どちらの戦略をとったとしても目に見える結果は(シンプルに考えれば)同じようなものです。 しかし、エネルギーの

          脚を細くするためにできることを真面目に考えました

          部分痩せはできるのか。 これはフィットネス、トレーニングの分野で度々話題になるトピックです。 一般的にはこういった意見が主流であると思いますが、今回はあえて脚の脂肪を落とす方法について真面目に考えてみたいと思います。 トレーナーをして色々な方の身体を見させてもらう中で、体脂肪がある程度低くなっても脚が太い人は確実にいます。 そういった方に「原因は体質や個人差です。さらに体脂肪を落とす中でそこも減ることを期待しましょう。」と伝えるは一つの誠実さかもしれませんがそれでも可

          脚を細くするためにできることを真面目に考えました

          ココロとカラダの緊張と疲れやすさ

          「すぐに疲れてしまうので、体力をつけたいです。」 パーソナルトレーニングのカウンセリングでこういった希望を口にされる方は少なくなくありません。 「長い距離を歩くとしんどくなる。」 「仕事が終わるとぐったりしてしまう。」 「旅行でも体力が続かず思うように楽しめない。」 色々な場面で「体力の無さ」を感じられるようです。 このようなご相談を受けた時、私は「体力を増やすことよりも、疲れにくくすることを考えてアプローチしましょう。」とお伝えしています。 このnoteでは冒頭の

          ココロとカラダの緊張と疲れやすさ

          意識を向ける先は宇宙なのか、深海なのか

          皆さんは身体を動かす時に何を意識し、何に注意を向けていますか? 具体的には、筋トレ中にバーベルを持ち上げる時、腕立て伏せをしている時、キャットバックのエクササイズをしている時、もしくはマウンドに立ってボールを投げる時、筆を持って書をしたためる時に何を考えているのか… 運動の学問では何に注意を向けるのかを「エクスターナルフォーカス(外部注意)」と「インターナルフォーカス(内部注意)」と分ける考え方があります。 一般的には動作の上達をしたい、高いパフォーマンスを発揮したい(

          意識を向ける先は宇宙なのか、深海なのか

          ステロイドユーザーに市民権を与えてはいけない

          ドーピングについて自分の気持ちを言語化できそうなので残しておきます。 この問題は、その人がおかれている立場によって考えが変わるし全員が納得する答えは無いと思います。 私はアンチドーピングを強く訴える人が身近にいて、その影響を受けていることは間違いありません。 身近にステロイドユーザーがいて、その人と仲が良かったら擁護する立場になっていたかもしれません。 ただ、今回まとめる内容は競技に関わる選手やファンとしての目線ではなく、フィットネスに関わるトレーナーとしての目線となっ

          ステロイドユーザーに市民権を与えてはいけない

          筋トレ初心者が「肉体改造のピラミッド トレーニング編」を購入すべき7つの理由

          10月にAthleteBody.jpさんから「肉体改造のピラミッドトレーニング編」が販売されました。 こちらの書籍は発売前から期待値が高く、「絶対初版で購入しよう!」と準備をしていましましたが、AthleteBody.jpさんのメンバーである本橋さんのセミナーをお手伝いしたご縁もあり、ありがたいことにお手紙付きで頂戴しました。ありがとうございます。 予想通り、早々に在庫切れとなった書籍ですが今はようやく在庫が安定したようです。 せっかく紹介しても購入できないと残念ですので

          筋トレ初心者が「肉体改造のピラミッド トレーニング編」を購入すべき7つの理由

          「運動しても痩せないのはなぜか」を読んでみて

          ヒトと類人猿の代謝を研究する人類学者の著者の研究成果をまとめた書籍、運動しても痩せないのはなぜか: 代謝の最新科学が示す「それでも運動すべき理由」の要約をツイートしたところ、思っていたより多くの反応をいただきました。 このツイートについて、リプライやDMなどで質問や意見をいただきましたので、私なりの理解を沿えてnoteでも内容をまとめたいと思います。 消費カロリーのホメオスタシス(恒常性)についてこの書籍のコンセプトをまとめると、人は生まれつき「正しい消費カロリー量」を持

          「運動しても痩せないのはなぜか」を読んでみて