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胞壁の音を聴き関係の境界を周回するK氏。34年前の続きをつくる。

個展が始まります。


2024/2/12(mon)〜2/17(sat)
12:00〜19:00 (last day17:00)

巷房→〒104-0061 東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル3F+B1F

胞壁の音を聴き
関係の境界を周回するK氏

Listen to the sound of the cell walls.
Mr. K circling the boundaries of the relationship.

制作は選択の連続だ、
あやまちに気づいたら、
そこからやり直せばいい。


美術大学を卒業直後の1989年「心象力学の極地について考察するK氏」という作品展をひらきました。
当時を振りかえるとデカいテーマに挑んでいたもんだと若き自分をほめたくなります。

深層意識を構造化したり有機的な幾何学として表現に結びつけるのは、今の自分が考えても非常に難しく、その後、34年間という時間をかけて抜け出られない迷宮に入りこんでしまったのです。

深層と表層。内界と外界。みえないものとみえるもの。
意識の中でカタチづくられているプロセスを表現したいという想い。
そして、そこにある美意識の正体。
いのちの正体。
そのようなものが表現の中心におかれてきました。

しかし、自分のアートとは、一生かけてみたいものは何かと問われたとき。さらに、深いところに向かうべきなのではないだろうか?と思いました。

深層の最深層。内界の内々界。みえないものの中の気配。心象力学の極地の、さらなる極点に向かう人生であるべきなのだ。

と、いうわけで続編を考えました。(34年超しかよ…笑)

シュールレアリスムの贖罪を背負い無意識と深層心理の世界を、ドローイングとインスタレーションで偶然性から現れる表情から、観えていない、聴こえないイメージにアクセスできる空間を準備しました。

母親に話しをしたところ
「胞壁」からイスラエルの戦を想像したようでした。

たしかに目にみえる壁があるわな…。と思いました。
それ以外にも「軟らかな壁」は
深層意識の底の方で漂っていると感じる日々。

アートを信じる人たちにとって、
心豊かなひとときとなることを祈っております。

ご多忙中誠に恐れ入ります、

お時間がありましたらぜひご来場ください。
画像では伝えきれないものがたくさんつまっているはず。

お会いできることを心より楽しみにしております。
どうぞよろしくお願いいたします。




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