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表現への不安について

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制作をしていて何のために?とか、こんなことをしていて?とか、これでいいのか?とか様々な不安に襲われますが、それでいいんです!
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オマージュから独自性を見いだし、こぼれ落ちるたる作品めいたものを感じよ

オマージュから独自性を見いだし、こぼれ落ちるたる作品めいたものを感じよ

第34週 11月24日〜11月30日 の記憶。 それを探る試みです。
一年間のルドルフ・シュタイナー超訳に挑戦中です。

今週は、過去をよく観察し持ち味をいかした表現にチャレンジしてね。
というメッセーッジでしょうか?制作活動とシンクロする部分が多く
表現者としての覚え書きとして読み込んでみました。

では、いってみましょう。



奇跡的に受け継がれてきたものを
自らに生まれてきた独自性とし

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表現の自由が与えられていることを喜べる人が到達できる楽園

表現の自由が与えられていることを喜べる人が到達できる楽園

アートに規定演技はありません。

塗り絵をキレイ塗って「うまく描けてますね!」と褒められることがあります。規定された中での評価ですから、塗り残しがない、丁寧に塗れた、配色が考えられている等いくらでも賞賛されて満足することができます。

これだけでも充分に自己表現ができて満足できる人もいるかもしれませんが、本気で絵を描きたい人が果たしてそれでいいのでしょうか?

成長を追求するほど、規定の課題をクリ

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均整と多様性の場

均整と多様性の場

制作において、美意識や均整の追求は重要ですが、過剰になると本来表現すべきものが抑圧されてしまう危険性があります。私は完成された美しさを追求する一方で、その過程で常に自問自答をしています。『これが正解なのだろうか?』

抽象表現においても、幾何学的な形態の均整は美しさを感じる要素として重要です。真円や正方形の形状は、均整が取れていて美しいと感じられます。たとえばハイスピードカメラで撮られた、微細な構

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アーティストとしての仕事とは何だろうか?

アーティストとしての仕事とは何だろうか?

一般的な職業では、例えば、医師は病気を治すであるとか、バスの運転手は乗客を目的地につれてゆくなど、自分に何が求められているのかが大体わかるのですが、アーティストとなると、そのあたりのことが曖昧で説明するのが難しく、目標や挑戦すべき課題を明確にすべくもがいていることが多いように感じます。

アートを美的なものである。ととらえれば人々が美しいと感じるものを、テクニカルに表現して、観る人にとっての美を再

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