「ホロライブで行くペナントレース」村営九王子サンズ・南牟礼監督インタビュー(第一回)

※前段はすべてフィクションです。実在の人物や団体とは一切関係有りません。

リーグ各チームとの初顔合わせを全て終え、我らがサンズは首位に立っている。
近年見ることも稀な会心のスタートを切ったサンズ。これまでの試合を南牟礼監督に振り返ってもらうとともに、シーズンの今後に向けて展望を語ってもらった。

ー同リーグ7チームとの21試合を終え首位。率直な感想は。

昨年の勝率は4割を切っている中で、リーグ開始直前、私は選手たちに、まずは近年辿り着けていないクライマックスシリーズ進出をしようと声を掛けた。
もちろん全力を尽くして昨年も勝負している訳だが、この順位には正直驚いている。

ーTeNKU以外には勝ち越し。さらにホロライブには3連勝。

ホロライブはエースのさくらみこ投手と当たった中でも勝てたのは大きい。今回のカードで対戦した投手はいずれも素晴らしい決め球を持っているが、ストレート、変化球両方ともいい投手というのは少ないので、そこはベテランがその日対戦する投手の特徴を見極めてしっかりとバットを合わせてくれた。
また、例年打線が振るわない中、名和が気を吐いて2戦連続でホームランと勢いに乗ったのが良かった。
基礎的な力は正直落ちてきているのだとは思う。しかし160キロ前後の天音投手のボールにも恐れずに踏み込んでいた。その度胸は、年々強くなっているようだ。
また、与木、不動、雨天報といった中堅・ベテランたちも相手の細かな隙を見逃さず、一つでも先の塁に、ホームへと進む、進ませる熟年の業を見せてくれた。
まぁあちらさんのあり得ないようなミスにも助けられたが・・・

(とてつもないエラーが気になる人は、こちらの配信の1時間あたりをチェック!)

ー野手の好調さが推進力になっていますね。そこに今季は投手陣が輪をかけて良い。

北大路センパイ(筆者注:サンズ投手コーチの北大路は南牟礼の元チームメートであり18歳差)が育てた先発にはなんの不安もない。
そこに昨年私が連れてきたキューコ、中継ぎ転向に取り組んでいるベテランの鉄餅がしっかり試合終盤を締めてくれている。
今季の鍵は中継ぎ陣だと思っている。ここの起用はしっかりやっていきたい。

ーベテランには安心感を持っています。ただ、裏返すとここ数年ずっと課題である世代交代が進んでいないことの証左でもあります。

これにはなんとか取り組んで行きたい。今シーズンは新戦力の美、ようやく力をつけてきた尼子、そして投手では新鮮な清水が成績を残している。
オジサンズと呼ばれている現状は私も承知している。もちろん、ベテランの活躍は嬉しいことだ。しかし、チーム名の通り、九人の王子と呼ばれるような、若く、新しい力もどんどん育てていきたい。

ー私も五十を迎え、歳が近い世代の活躍は嬉しいものです。しかし若手が出てこなければチームの先がありません。そんな中、先ほど触れられた清水は、昨年まではほとんどがビハインドの場面での起用。それが今季はセットアッパーに抜擢され躍動しています。
ただ、保守的な起用をする南牟礼監督や北大路投手コーチの考えとは思えない、誰か乗り移っているのでは、との声がファンからある。

そのようなことは全くない。清水の起用は私と北大路センパイがしっかりとコミュニケーションを取って決め・・・ウゥッ!頭が・・・脳が二つに・・・割れそうだ!

ー監督・・・?

私の声じゃない・・・私じゃ出せないハイトーンの声が脳に響く・・・!
ワ、ワ、ワタシは、ヴヴヴヴァヴァヴァヴァヤヴァヤヴァヤヴァヤシヴァヤシヴァヤシヴァヤシコヴァヤシコヴァヤシコヴァヤシコフヴァヤシコフヴァヤシコフ・・・

ー監督?!カントクーーーーーッ!

※お詫び
この後、前後不明瞭な言動が南牟礼監督からあったため、インタビューを途中で切り上げざるを得ませんでした。
謹んでお詫び申し上げます。

とかい村民だより
編・著 矢部 今日吾
発行者 渡海村(村長 球野 棒太郎)

後書き

最後は突如ホラーテイスト(?)になってしまいましたが、今季のこれまでを振り返りました。
第一回とありますが、第二回以降書けるかは分からない・・・

さて、最後に書きましたが、今季の好調の要因の一つは、7、8回をしっかり投げる清水でしょう。
自分の設定では清水はリード時やビハインド時など勝敗に直結しない起用法となっているのですが、ヴァヤシコフさんの方でセットアッパーに起用し、それが大当たりをしています。
私のチーム妄想設定では、ベテランの鉄餅が先発から中継ぎへの転向に挑戦中で、なんとかキューコに繋ぐまでの回を投げている、ということにしていますが、中継ぎ適正が小の鉄餅では結構打たれてリリーフ全体の防御率が悪くなることが多いです。 
そこをヴァヤシコフさんの起用のおかげでリリーフ陣が安定した成績を残しています。

まァまだ序盤なので、特に成績がブレやすいリリーフ陣のこれほどの好調はたまたまかもしれず、この後悪化することもあり得るでしょう。
しかし、他の方に自作チームを使って遊んでもらうと、自分では思ってもみなかった起用の仕方を見つけてくれたりするので、面白いですね〜

この後、二周り目へと入って行きます。
ホロライブとの再戦も楽しみですし、疲労が溜まり始める中でオジサンたちがどうしのぐか、そして若手で伸びてくる者は現れるのか、新戦力のバーグルに出番はあるのか、引き続き注目して行きたいですね。