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上野の森美術館・モネ展 連作の情景

1ヶ月ほど前になってしまいますが、上野の森美術館で開催中のモネ展に行ったので、そちらのレポートになります!

作品リストはこちら
https://www.monet2023.jp/assets/data/monet2023_worklist.pdf

入り口の壁紙

入り口にはこちらの壁紙があり、この先に進むとモネの睡蓮の中を歩けるという映像演出の場所を通り抜けると、全5章で構成された絵画を見ることができます。

1章 印象派以前のモネ
2章 印象派の画家、モネ
3章 テーマへの集中
4章 連作の画家、モネ
5章 「睡蓮」とジヴェルニーの庭


個人的に好きだと思ったのは3章にある「ヴェンティミーリアの眺め」と4章にある「チャリング・クロス橋、テムズ川」(以下、写真掲載あり)が好きでした。

「ヴェンティミーリアの眺め」はとにかく青が綺麗で、海、空、山が細かな色の違う青で表現されていてさわやかで素敵でした。
「チャリング・クロス橋、テムズ川」は川面に反射する夕陽(?)の描写が綺麗でしばらく足を止めてしまいました。

4章、5章については写真撮影可の絵を掲載していきます!

国会議事堂、バラ色のシンフォニー
チャリング・クロス橋、テムズ川
ウォータールー橋、ロンドン、夕暮れ
ウォータールー橋、ロンドン、日没

「チャリング・クロス橋、テムズ川」は夕陽の反射の描写が本当に美しくて見惚れてしまいました。

ジヴェルニーの風景、雪の効果
ジヴェルニー付近のリメツの草原
ジヴェルニー付近のセーヌ川
睡蓮
睡蓮の池
睡蓮の池の片隅


以下のリンクは、1章から5章までの一部の作品が画像付きで紹介されていますのでご参考に。


私がこれまで見た睡蓮はもっと緑が深くて水面も青が使われていましたが、今回のような色彩の睡蓮は初めて見ることができました。
また、写真撮影は不可だったのですが、一番最後の絵はモネが白内障の手術をして回復後、死の前年に描かれ、未完成作品ではないかと言われている作品で締められています。モネという画家の絵に対する凄まじい想いを物語っているようでした。

東京の会期は来年1月28日までです。入館料2,800円とお高いですが、見て後悔はなかったです。また、行かれる際は時間指定購入なので注意が必要です。(変更可。ただし回数制限あり)
大人気でとても混むので、できれば平日に行かれることをお勧めします。(平日も十分混みます…。)

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