見出し画像

ポーランドの餃子『ピエロギ』。

■はじめに

2021年12月、私はポーランドのクラクフに滞在していました。ポーランドの南部に位置するクラクフは、国内で最も歴史のある都市です。街には歴史的な建物がたくさんあり、ヨーロッパでは人気の観光地であるクラクフには、多くのレストランが軒を並べます。そんなクラクフで出会った『ピエロギ』という料理についてご紹介させていただきます。

■ピエロギってどんな食べ物?

ピエロギは薄く伸ばした生地にお肉やチーズ、マッシュポテトなど様々な具材を入れて茹でる餃子にとても良く似た料理です。主に東ヨーロッパの国々で食べられており、ポーランドでは国民食の一つです。

画像1

皮は私たちの知る餃子より分厚く、モチモチとした食感が特徴的です。また具材のバリエーションはとても多く、ひとつのレストランに複数のピエロギがメニューとしてあることも不思議ではありません。

■ピエロギはどこで食べられる?

ピエロギはポーランド料理を扱うレストランであれば、たいていメニューにありますし、ピエロギをメインとしたレストランもたくさんあります。またレストラン以外にも市場や郊外のお惣菜屋さんなどでも購入することができます。

画像2

その他にも一般的なスーパーマーケットにもピエロギのコーナーがあり、幾つかの種類から選ぶこともできます。

画像3

スーパーマーケットではレストランで食べるより、比較的に安価でピエロギを購入することができます。また味も決して悪くはなく、自宅で気軽にピエロギを楽しむことができます。

■ピエロギを食す

私はクラクフ滞在中に多くのレストランでピエロギを注文しました。ピエロギは想像以上にお腹にたまるため、ポーランド名物のスープとピエロギを注文すれば、たいてい満足すると思います。

画像4

具材やお店によって味付けは異なりますが、私の好みは『ベーコンチップの入ったクリーミーなソースのピエロギ』と『香草とオリーブオイルをかけた鴨肉のピエロギ』がとても美味しかったです。スーパーマーケットや市場で購入するものは2~3分ほど茹でてから食べます。焼きでもOKなようですが、焦げ目をつけるのに少し時間がかかります。自宅では塩・コショウとガーリックソースなどをつけて食べていましたが、正直ソースは何でも合いそうです。からし醤油でも美味しいそうです。

■様々なピエロギ

ピエロギは茹で以外にも焼きや揚げもあります。揚げピエロギはなかなか自宅で作るのも大変そうなので、レストランで頂きました。

画像5

分厚い皮がしっかりと揚げられており、強い歯ごたえと中から溢れてくるジューシーな具のハーモニーが最高です。

またピエロギはおかずだけではなく、デザートとしても親しまれています。お肉やマッシュポテトの代わりにイチゴやブルーベリーなどが具材として入っています。

画像6

私も市場で購入したブルーベリーのピエロギを頂きました。正しい食べ方かは分からないのですが、ハチミツをかけて食べたところ、とても美味しかったです。中のブルーベリーが結構アツいので火傷には注意です。

■最後に

クラクフ滞在中に見つけたピエロギという餃子のような食べ物。日本人の餃子好きも然ることながら、レストランの数やスーパーマーケットなどの陳列を見る限り、ポーランド人の『ピエロギ愛』の方が一枚上手かもしれません。皆様もポーランドを訪れた際には是非、ピエロギをお試しください。

yuki.bbone

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?