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エッセイ|「日常をお気に召すまま。」

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日常からヒントを得て、私が感じたことや思ったことなどをエッセイにして書いていこうと思います。ぜひ読んでみてください!
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エッセイ ♯12|「お金は降って湧いてくるもの!?」

エッセイ ♯12|「お金は降って湧いてくるもの!?」

両親が離婚した16歳の時に私は「今日から私が母親を守ってあげなくちゃ」と決意したことをよく覚えている。

16歳からの私は、母親を笑顔にすることを最優先事項にし、いつもミッションを遂行するために必死だった。

だけど、皮肉なことに、私が母親を笑顔にしたくて頑張れば頑張るほど、母親はどんどん元気がなくなり、愚痴や文句が増え、頼りない存在になっていった。

挙句の果てには「子どもに迷惑をかけたくないか

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エッセイ ♯11|「東京タワー〜オカンと反抗期のアラサー娘〜。」

エッセイ ♯11|「東京タワー〜オカンと反抗期のアラサー娘〜。」

私の反抗期は遅い。なんと30歳から本格的な反抗期が始まってしまった。

未来に希望を馳せながら頑張ってきた学生時代。だが希望も虚しく、就職して結婚をしたあたりから、どんどん思い描いていた20代との乖離が激しくなり、絶望した。

物事が少しずつ上手くいかなくなり、やがて自分の人生そのものが「上手くいかない集合体」のように感じた時、私の心の糸がプツンと切れた。その後、激しい怒りが湧いてきて、やるせなさ

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エッセイ #10|「ガンバレ!女子たち。」

エッセイ #10|「ガンバレ!女子たち。」

ある日、仕事を終えた後「ちょっと乾杯しよっか!」と、お値段が均一の某大手焼き鳥チェーン店へ夫と一緒に行った時の話。

私たちが乾杯をした直後ぐらいに、リクルートスーツを着た、黒髪の若い女性3人組が真隣のテーブルに着席した。

席と席の間が近いため、会話の一部が聞こえてきたのだが、

彼女たちはどうやら就活の説明会の帰り道に、ペコペコのお腹を満たすためにこの店に入ったようだった。

私と夫は日頃から

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エッセイ #9|「おいしい昼の記憶。」

エッセイ #9|「おいしい昼の記憶。」

我が家は、夫婦で会社を経営している。

会社を立ち上げて1年半、徐々に、「我が社」のルールが決まりつつある。

その中でも食べることが大好きな私たち夫婦にとって、「食事問題」はとても重要。

ただ、仕事柄デスクワークが多い分、3食きっちり食べると確実に太るし、

食事を全て手作りにするとなると、どちらかに負担がかかったりして、精神衛生上良くなさそうだ。

試行錯誤を重ねた結果、我が家のメインの食卓

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エッセイ #8|「春と、女子。」

エッセイ #8|「春と、女子。」

ふと、甦った記憶がある。

それは、新卒で入社をした会社の内定式。4月上旬にしてはコートが不要なぐらい暖かかった。桜が綺麗に咲いていた。

その日の私は、環境が大きく変わることにひどく緊張をしていて、最寄りのバス停に到着した途端、バス停のベンチの最後尾にドカッと腰掛けた。(バス停には誰もいなかった)

緊張を鎮めるために、ベンチでボーッと座っていると、ガタイの良い、いわゆる”ガテン系のお兄ちゃん”

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エッセイ #7|「職業カウンセラー、アラフォー女子の年齢には逆らえないスキンケア+@。」

エッセイ #7|「職業カウンセラー、アラフォー女子の年齢には逆らえないスキンケア+@。」

アラフォーに突入した私が、日常で気をつけているスキンケアについて書いてみよう思います。

まず、どれだけ体調が悪くても(胃腸炎になっても、インフルエンザにかかっていても絶対に!)「洗顔&化粧水&乳液&日焼け止め&リップクリーム&ハンドクリーム」この6つの工程だけは365日必ず欠かしません。

具体的には、

朝:洗顔、化粧水、乳液、日焼け止め

昼:ハンドクリームとリップクリーム以外は特になし(あ

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エッセイ #6 |「切手のないおくりもの。」

エッセイ #6 |「切手のないおくりもの。」

以前、祖母が亡くなった時に、同じタイトルのブログを書いた。

私は大好きな祖母以外にも、もう一人、「切手のないおくりもの」を届けたい相手がいる。

遡ること26年前、私が小学校3年生で9歳の頃の話だ。

当時、私が通っていた小学校で、「地域のご老人と交流をしましょう!」という授業があった。交流方法は「お手紙を書くこと」。手紙を書く相手は予め先生が決めていて、私たちは手紙を書く相手をランダムに割り振

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エッセイ #5|「変化を楽しむことは、人生を楽しむこと。」

エッセイ #5|「変化を楽しむことは、人生を楽しむこと。」

私は子どもの頃から変化がとっても苦手なタイプの人間です。

なぜなら、「変化をすることが怖い」と思ってしまうからです。だから私は、なるべく変化をしなくて済むような努力を頑張っていました。

私の”ビビり”な性格は筋金入りで笑、

私が小学生の頃、親が「家を買う!」と張り切っていた時も「絶対に校区が変わるのは嫌だからね!転校だけは嫌!」と主張をしていましたし、中学から私立の学校に進学しようと決めたの

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エッセイ #4|「青春を過ごした街。」

エッセイ #4|「青春を過ごした街。」

先日、久しぶりに神戸の街をゆっくりと散歩をした。

神戸は私が中学生から大学を卒業するまでの10年間、ほぼ毎日通いつめた、いわば「思い出の場所」であり、「青春の街」だ。

「なんか気分が落ち込んでるから、今日、私と一緒にいてくれへん?」

そんな飾らない本音を当たり前のように、気楽に友人に言えた学生時代。

ファーストフード店でご飯を食べて、カラオケに行って、プリクラを撮って、カフェでドリンク一杯

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エッセイ #3|「親戚のおねえさんと、シールと、私と。」

エッセイ #3|「親戚のおねえさんと、シールと、私と。」

小さい頃、大好きな親戚のおねえさんがいた。

いつも飄々(ひょうひょう)としていて、とてもサッパリとした性格のおねえさん。

歳は一回りちょっと離れていたけど、私のことを決して子ども扱いせずに、いつだって対等に接してくれた。

母がよくそのおねえさんが住んでいる親戚のお家に遊びに連れて行ってくれていて、その度にいつもおねえさんは私を連れ出し、二人で街を一緒にぷらぷらと散歩をした。

散歩の帰り道に

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エッセイ #2|「唐揚げとハイボール。」

エッセイ #2|「唐揚げとハイボール。」

なにも考えないのは、意外とむずかしい。

頭はいつだって賢くセカセカと働いてくれていて、溢れかえっている情報収集に忙しい。

だから、あっという間に過ぎていく毎日の中で、一日ほんの一時間でいいから、「何も考えない時間」が欲しい。

そんな時、決まって私は、大好きな食べ物とお酒とタッグを組んで、自分自身に戻る。

その中でも定番は「唐揚げとハイボール」。この2つの組み合わせが嫌いな人っているのだろう

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エッセイ #1|「私のモーニングルーティン!」

エッセイ #1|「私のモーニングルーティン!」

今日は、私のモーニングルーティンを書いてみようと思います。

起床時間は、毎朝大体8時頃です。(何年も前から5時起きの人間になりたい!と思っています。笑)ちなみに夫は毎朝5時半起きです。笑

起床後はまず家中の窓を開けて換気をし、歯磨きをしたあと、1年半前に我が家にやってきた植物たちにたっぷりと霧吹きで葉水をします。

ベッドメイキングは必ずやっていて、枕カバーを取り替えて洗濯をします。これで頭を

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