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さいたま市大宮盆栽美術館に行ってきた!

 以前から、一度行ってみたかった埼玉県の大宮にある大宮盆栽美術館にようやく行くことができたので、今日は、そのときのことを書いてみます。


  大宮盆栽美術館は、世界初の公の盆栽美術館です。しかし、なぜ、大宮に盆栽美術館ができたのでしょう。かつて、東京の団子坂(文京区千駄木)には、江戸の大名屋敷の庭造りをしていた植木職人がたくさん住んでいたのですが、関東大震災で壊滅的な影響を受けたため、盆栽業者が壊滅した東京から離れ、盆栽育成に適した土壌を求めて、大宮に移り住み、1925年には、彼らの自治共同体として大宮盆栽村(さいたま市北区盆栽町)が、この美術館のすぐ近くにできたからのようです。最盛期には、この村に約30の盆栽園があったそうですが、今は6つしか残っていないようです。とはいえ、大宮盆栽村は、いまでも盆栽名品の聖地として知られて、世界から愛好者が訪れているそうです。

 実際、美術館を訪れてみると、外国人の訪問客が多くて、私のすぐ後にも、若い外国人学生の一団がやってきました。

 ところで、盆栽について、私自身は、興味はあるものの、全くの素人です。見てもわかるかなぁ?と一抹の不安もありつつ、中に入ったのですが、入口を入ってすぐに、盆栽の見方の解説板があったので、それを参考にしながら、見てみました。盆栽の見方は、美術館のHPにも解説があります。↓

ものすごく広い敷地ではないものの、上の見方に従ってじっくり見ていくと、全部見るのに、結構時間がかかりました。

よくわからないなりに印象に残った盆栽をご紹介してみたいと思います。
まずはこちら。↓

五葉松 銘「青龍」、推定樹齢350年

「青龍」の銘のごとく、なんか龍っぽいといえば、龍っぽいですね。推定樹齢350年とか、よくわからないけど凄いです。

こちらも印象に残りました。↓

杉、推定樹齢100年

一つ前のものとはうってかわって、こちらは、まっすぐ!ただ、写真写りがよくないのが、ちょっと残念。実物はもっときれいで、凄いなって感じました。写真には撮れなかったのですが、下から見ると、枝たちが美しかったです。

そう、盆栽を下からのぞくとなんか良かったです。一枚だけ、下から見た写真を撮ることができたので、upしてみます。まずは正面から撮ったものを。↓

真柏 銘「寿雲」、推定樹齢800年

こちらは、なんと推定樹齢800年!凄すぎますね。この「寿雲」を下から眺めるとこんな感じ。↓

「寿雲」を下から望む

いかがでしょう?大木をのぞき込んでいるような気分になりませんか?なるべく一つ一つの盆栽をこのように下から眺めるようにして周ったら、最後には、美しい巨木を見てまわったような満足感が得られました。よくわからないけど、盆栽って素敵だなと。

では、最後に、個人的に一番印象に残ったものをご紹介します。↓

黒松 銘「羽衣の舞」、推定樹齢200年

後ろの雲と相まって、天女が舞い降りてきそう!

はぁ楽しかった。

 さいたま市大宮盆栽美術館、盆栽のことを全然知らない私でも、すっかり楽しむことができ、盆栽に興味ある方にもない方にもおすすめできるなぁと思いました。美術館の近くの大宮盆栽村の辺りは、盆栽園や元盆栽園の家々があるからか、立派な松などがよく目につき、散策も楽しむことができました。


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