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京都でお薦めの名店

おはようございます。
今日の東京は曇り、ゴールデンウィーク最終日にスローダウンする感じでちょうど良いかも。

今日は今回の京都旅で出会った素敵な名店を備忘録として、以下の3つの項目でまとめたい。

  • 名品     
    素材や工芸品、作品を販売されているお店達

  • レストラン  
    食事からカフェ、パン屋さんまでカジュアルな美味しいお店達

  • スペース   
    上で括れない、心と体を癒してくれる魅力的なスペース笑

それでは順に見ていこう。

名品

嵯峨野工房@嵐山(和紙)

手作り和紙とその和紙を使って作られた葉書や封筒、デザイン和紙、扇子、和紙を縒ってコヨリにして編んで布のような素材で作ったお財布などが店内で所狭しと並べられている。裏手に和紙を大量に保管されている別の建物があり、そこではとても見切れない量の色とデザインのバリエーションが眠っている。
葉書に添えられた花のデザインも細やかで品があり、質・デザイン共に京都らしい高いクオリティながら、それとは不釣り合いなお値打ちな価格。東京だけでなく、京都市内のお店と比べても3~4分の1の価格で購入させてもらうのが申し訳なくなるほど。90 x 60cmのデザイン紙が¥600、60 x 45cmの美しい色紙5枚セットで¥300、付箋セット(便箋10枚、封筒3つ)で¥500。
店主のおばあさんは親切丁寧で、とにかく和紙が欲しくなったら迷わずこちら。

うるしの常三郎@哲学の道(漆器)

うるしの常三郎さんは、京都に限らず日本全国で取引がある漆器職人の作品を紹介する漆器専門店。ほとんどの商品が原木から制作まで全て日本で行われているmade in Japanの漆製品だ。芸術性の高い漆はもちろん、日用品として使いやすい価格の漆器も多く展開されていて、僕も漆のお箸を両親に母の日・父の日ギフトとして購入。(お箸一膳¥1,500+税)
漆というだけでとても高い印象があるけれど、「まずはその印象を取り除いて使っていただいて漆の良さを感じていただきたい」という店員さんの言葉通り、下のリンクで価格も含めて漆製品の美しさを一度ゆっくり見ていただきたい。(願わくば実物も)

内藤商店@三条大橋(棕櫚たわし)

京セラ美術館から河原町に渡って、たまたま見つけた棕櫚やたわしを扱う内藤商店さん。
家の鉄鍋を洗うたわしを物色するため店の奥に入ると、モッズな青年がとても丁寧かつテキパキと製品に関して接客してくれる。たわし同様に買い替えしようと思っていたバスマットを見つけて伺ってみると、藁みたいな素材を編んだバスマットは京都府内の銭湯でも使われていて耐久性にとても優れていること、そして使用上の注意点とメンテナンス方法もこと細かに教えてくれる。
こんなに気持ちの良い接客を受けたのはいつ振りだろう、完璧な接客で迷いなくバスマット(60 x 45cmで¥3,500程)を購入させていただいた。
育てるバスマット、足で感じるドライな素材感がとても気持ちが良くて、お風呂上がりのリラックス感が爆増です笑

https://www.asahi.com/and/article/20181228/300027730/

阿似波@河原町(京うちわ)

3月に京都に来た時に見つけた京うちわ屋、阿似波さん。
その時は時間がなかったけれど、団扇として風を送る機能性を備えた上で団扇の面に施された紙細工のデザインとその緻密さが素晴らしく一瞬で引き込まれる。ぜひ我が家でも見た目と柔らかな風で涼しくなりたいと今夏前に改めてお伺いしたくて今回1ヶ月越しで京都に戻ってきた理由の一つでもあったお店。
そもそも団扇が持つ季節感に加えて、金魚や鮎、美しい水面やかきつばたなど清涼感たっぷりの情景が、より夏らしさの中にある清涼感を感じさせてくれる。僕は前回拝見して気になっていた金魚の柄を譲っていただいた。
お願いしてから団扇の面を取っ手に繋げて完成させてくださり、そして持ち帰る際に折れない様に箱に入れて渡してくださるのでありがたい。
夏は僕にとって4番目の季節だけど、今年の夏はこの団扇のお陰で楽しみ。

LINNET@河原町(洋服、テキスタイル)

今回阿似波さんに行き着く道すがら、たまたま見つけた新たなお気に入りのお店がLINNETさん。
ぱっと見は女性服のお店にしか見えないんだけど、店名が完全に大好きなLinenっぽいし外から見える洋服の素材が明らかに凝っているので、外から念入りに覗く。リネンのハギレなども扱っていらっしゃる様なので実際にお邪魔してみると、扱われているお洋服やそれに使われている素材を中心に所狭しとテキスタイルの山が。素材はリネンに限らず、ヘンプやウール、コットンなども幅広く扱われていて、どの素材にしてもその素材感が良く、色合いも深い綺麗なものばかり。ハギレと言ってもサイズも十分に大きく、素材・色共に気に入った素材の中からテーブルクロスやハンカチにできるものを5点購入(どれも¥1,000前後)させていただく。
素材的にこれからの季節はもちろん、秋口や冬に入っても使える色合いのものも多く、偶然見つけた出会いに大興奮したお店。

飲食店

燕燕@出町柳(中華料理)

京都御所北側の角、京阪出町柳駅にある町中華、燕燕さん。友達が予約して連れてきてくれたお店なんだけど、酢豚から麻婆豆腐、餃子に炒飯といった定番料理が抜群に優しくて美味しい。北京ダッグも半身で¥5,600、子供1名含む4名で十分過ぎるくらい満喫できる。しかも、中国茶が20種類ほどあり、全て¥500な上にお湯足しし放題と酒飲めない人にはとても有り難いサービスもあり、呑めない勢としてはとてもポイント高い。
京都の町中華はこんなに美味しいのか、と調子に乗って他の中華料理屋さんに行ったら全然物足りなく感じてしまうくらい、如実に美味しいのでオススメ。
京都駅からも地下鉄烏丸線で今出川駅で降りて歩いて20分で着けるから、出張帰りにも寄りたいお店。教えてくれた友達に感謝。

La Madrague@烏丸御池(カフェ)

エッグサンドイッチが有名なLa Madragueさんには、朝食をいただくために開店9時直前に伺うと老夫婦が一組並ばれている。
お店の雰囲気は本気レトロな喫茶店といった感じで、スタッフ2名でそれぞれホールとキッチンを担当されていて、てきぱきと対応してくれる。入店後すぐオーダーしたアイスラテが、その後少ししてからエッグサンドイッチが運ばれてくる。驚くのはその大きさ、リアルに皆さんのご想像の倍はある。男性でもようやく片手で掴める程の厚みがある。タマゴはとてもなめらかでタマゴ本来の味わいを味わうタイプでパンにはうっすらソース?が塗ってある。
ボリュームだけでなく、スープからサラダに加えてキャロットラペと生ハム、甘酸っぱいシロップがかかったヨーグルトまで味のレパートリーも豊富で、ヨーグルトは食後のデザートととしていただく。
朝から大充実のモーニング、ご馳走様でした。

兵衛 Cafe@貴船(カフェ)

鞍馬寺から貴船に抜けて、疲れ切ったところを川床で抹茶ラテを戴いて、喉も心も潤してくれた兵衛(ひょうえ)さんのカフェ。兵衛さんは懐石料理も川床で提供する料理旅館で格式も高く、川床も雰囲気が良くて居心地が良い。ただ何もせずに、川の流れの音を聞きながら、川に足を付けて全方向でリフレッシュできる気持ち良い川床カフェ。川を満喫したいなら下流側、ここの川床の雰囲気を楽しみたいなら上流側の席を取ると良い。
貴船神社の奥宮のすぐ手前なので、行きでも帰りでもお立ち寄りいただくと良いかと。

フリアンディーズ@丸太町(パン屋)

3月の出張できた時初日に見つけたパン屋さん。黒豆塩パンが京都っぽいなと思っていただいたら破格においしい。以来出張中毎日通って朝食として、カレーパン、塩パン、栗アンパン、スコーンなどをいただいて充実の朝を迎えさせてくれた。
最終日に東京帰ってからも楽しめるものをと買ったキャラメルラスクが外カリ、中サク(要は柔らかさを残したラスク)で味と食感のバランスが最高すぎて、今回初日に買いに戻りラスクを2個買い。聞けばラスクは毎日は作られないとのことで、3日目夕方にも再度訪れた時に作っておいてくれたのでお土産分として4つ買い足すほどお気に入り。夕方で黒豆塩パンなど主要製品は売り切れていたけれど、翌日伏見稲荷の山頂で食べる朝食用にアップルパイも購入、美味しくいただきました。
フリアンディーズさんは京都市内、二条と北大路にもお店があるそうなので、こちらの近くに行かれた時にもぜひ覗いて見てほしい。

グリル デミ@丸太町(ハンバーグ)

こちらも3月の出張時に見つけたハンバーグ屋さん。
雪降る中お店の前を通ったらとんでもなくいい匂いがして導かれる様に入ったら満席で出直して入ったら眼鏡が曇った思い出が笑 ハンバーグのお店ながら、タンシチューやタングリルなどタンのバリエーションも豊富で、3度目の今回はベストセレクションと思っているデミグラスハンバーグとタングリルのセットをいただく。ハンバーグとタンでとことん肉肉しい食べ応えがあるのに、お味噌汁のお出汁が多分昆布?が効いててあっさりしててご飯も美味しくて、控えめに言って最高。

これは初めて行った時に調子に乗り過ぎた全部盛り

スペース

Gallery Unfold@哲学の道(アートギャラリー)

5月1日にオープンしたばかりというアートギャラリー。偶然オープン初日にお邪魔したけれど、台湾人アーティストのFayeさんによる、刺繍アートが遠くから見ても印象的でお邪魔する。オーナーの方は若くてアーティストへの愛情に溢れていて、きっとこれから彼女と共に続いていくギャラリーになるだろう。

陣の花@祇園四条(レンタルスペース)

京都河原町駅を鴨川側に越えて鴨川へ降りようとしても降り口がわからず、一本手前の路地を南に降りて行った時に見つけた陣の花さん。こちらは飲食持ち込み自由で1時間¥300で鴨川に臨むバルコニー含め畳のお部屋でもどこでも使用しても良い、というレンタルスペースというにはあまりにフリースタイルな有料オープンスペース。
鴨川沿いの町屋の味わいとコンセプトが素敵すぎて、貸切状態で僕が向かったのはもちろん鴨川に面したバルコニー。1脚しかないハンギングチェアに誰にも気兼ねせず腰掛けながら、天気も気温も心地よい中、日が暮れる鴨川を2階から見渡す。なんだかキツネにつままれた様な不思議な、夢のようなシチュエーション。元々はちゃんこ鍋を出すお食事処だったところを、今は手荷物預かりなどもしながらレンタルスペースをされているとのこと。
今持って夢のような話だと思うので、京都の中心部で荷物を預けたい、時間を持て余したなんて場合はこちらでゆっくりされることを強くお勧めします。

梅湯@京都五条(銭湯)

四条と京都駅のちょうど中間地点にある、京都の銭湯、梅湯さん。
京都駅まで歩いてもいけるロケーションにあり、4日歩き続けた結果ぼろぼろになった体を帰る前になんとかほぐしたいと思ってお邪魔した。
この銭湯の代名詞とも言えるネオンの看板が温かく、そしてポップに迎え入れてくれる。入湯料¥450に加えて貸しタオル¥50という地元客だけでなく、僕のような旅行者にも優しいお会計。番頭台はなくカウンターでの会計を済ませて共有スペースに目をやれば、オリジナルのサウナグッズや銭湯の入り方を説明したイラストのグッズなどが並び全国のサウナーにも人気があるのが伺える。
お風呂の中は普通の銭湯スペースが2つ、薬湯スペース、水湯、電気湯がそれぞれ1つずつ、そして誰もが自由に入れるサウナのキャパシティは大体8人ほど。ローカルと僕のようなビジターが約半々で、ビジターの多くは海外からのお客さん。サウナも温度が高過ぎず、かつロウリュウ禁止のドライサウナで比較的長くじっくり汗がかけるタイプのサウナ。僕もサウナ2セットやってから膝治療のために薬湯風呂のスペースでマッサージした後、電気湯をやった甲斐もあって、足取りも軽く帰ることができた。
それにしても気持ちが良いお風呂、ありがとうございました。

さまざまなお寺や自然の名所に加えて、こうした魅力的なお店に巡り逢えてその時にワクワク楽しめて、東京に帰ってきてもいただいたお土産達が旅の思い出と共に日々の生活に溶け込んでいく。こうして振り返るだけでも充実の旅だったなと改めて実感できる、本当にありがたい。
こうした僕の旅の経験が他の方の京都旅の参考になれば、こんなに嬉しいことはない。もし良かったら近くに行かれた際には立ち寄って見てください。


僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。

皆様も、素敵な一日を。

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