う

【う】受付の対応が 左右する

最初は「打ち上げ」で考えてたけど、より制作らしいなと思って差し替え!

【う】
📌受付(うけつけ)
・・・劇場でお客様が大体一番最初に通るところ。制作仕事=受付の人、と思ってる主宰も少なからずというか結構多い気がする。現金のやり取りも発生するし、ここでのやりとりが団体の顔であり要になる。

◎制作イコール受付だと思い込まれてる問題

これ結構根深い気がするなあ。確かに、制作の仕事として一番目につきやすいのは受付のスタッフというところなんだけど、受付やってるのは票券管理があってそこからの受付、すなわち一般の大劇場だとプレイガイドでチケットを販売して入金・発券までやっているところを小劇場クラスだとコンビニ発券部分を受付でやってるよ、とことの結果な訳で。
で、言ってしまえばリストとお釣りの現金さえあれば(と言ってもお釣りのスタートになる種銭をお願いしたら「そっちが準備してないの」みたいな目で見られたこと、あったなあ・・・トオイメ)何とかなる「作業ベース」の側面もあるっちゃある。しかし!リストが完璧じゃないとか!予約してないとか入ってないとかトラブルはほぼほぼ発生するんだぜ!チーフクラスの人間が受付に入る、もしくはちゃんと任せられる人間に受付を回して何かあったらチーフが走ってこれるようにしているのは、それだけ受付が重要なポジションだってこと!
全体の流れがあっての「公演当日の受付」ということをもっと理解してくれー!その上で、ちゃんと情報を引き継いでそこだけ切り出すのはもちろんありなわけ。前提として、制作が機能していることが必要だけど。

◎受付1つとってもこれだけある

受付周りの仕事って何やってるかしら、と思った時にあえてそこだけ書き出してみると、

*予約の確認
*チケット代金の受け取り なおかつ金額は合わせること
*領収書の発行
*当日券の販売
*その他後ろ見てないお客さんがその場で何やらかんやらいうてきたり、当日お客さん側でのイレギュラーなことが発生して(連れが遅れるなど)たら最適解で対応
*客席誘導・舞台監督と連携を取りつつ開演時間の判断材料のチェック

・・・・と、色々あるわけで。そりゃ、「予約確認してチケット代金回収するだけ」なら、ダブルキャストの裏で手が空いてる役者でもできるかもしれない。ていうかできると思う。単純作業だし。だけどその局所的な部分だけ切り出して「役者でもできるようなことに何でお金を払わないといけないわけ?」という態度を取られると、いやいや、そうじゃなくて、それ以外の一見わからないところであってもトラブルなく滞りなく遂行させるための仕事が制作の受付としての業務な訳ですよ。裏を返せば、役者は劇団はともかく、客演時にでも空いていたら受付周りタダ働きさせられてるっていうのも一種の問題点なんだけどね・・・。(私は裏キャスにアンサンブル出演させることや、受付周りの手伝いさせることは大嫌いです。)

◎受付の対応は作品であり団体の「顔」

自分がお客として行ったところでも、受付の対応がずさんなところは「この団体ないわー」と思う。なおかつ、「人のふり見て我がふり直せ」自分がこういう風にならないように気をつける。こういうことがあったから、こういう風に対応してほしい、など、セルフマニュアルに入れるとかね・・・。
受付で完全アウトなのはお客様を不安にさせたりイラつかせたりすること。例えば「予約が通ってないこと・・・・をうまくコントロールできないこと」とか。実際問題ちゃんと予約が入ってないことはある。ボタンの押し忘れだったり、他の日に入れてたり、変更連絡届いてなかったり様々。が!そこにお客さまがきている以上どーにかせにゃならんし、不快な思いをさせてしまったらリカバリーするとかそういうのは大事・・・ってのを、トラブル対応が即座にできるようにする、とかができるのがプロだろうと思ってるんだよね(まだまだですが)
他にも基本的にトラブルが起きたとしてもそれをカバーできる腕力が必要とされる難易度が高いポジションだと思ってる。

友達きっかけだろうとなんだろうと、受付で会う人が基本的に一番最初に当日であう作品の一部なことには変わりない。そこで蹴つまずいたらいくら作品が良くても作品以外の場外で評価を下げるなんて、いかんだろう。作品に直接関与してないところで下がるなんて言語道断だと思う。

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