こ

【こ】 小屋付きさんに怒られる

「小屋」とか「箱」とは劇場に対して言うじゃないですか。でも「小屋付きさん」とは言うけど「箱付きさん」とは言わないよね。「小屋入り」は言うけど「箱入り」だと意味が違うし。

【小屋(こや)】
劇場のこと。「はこ」とも言うけど、劇場付きのスタッフさんは「小屋つきさん」としか呼ばない

まあこう言うタイトルにすると「怒られるからこう言うことをするしない」のように勘違いされがちですが、日本の劇場はほぼほぼレンタルスペースとして運用されている以上、貸し手側の言うことが絶対です。いや普通にそうやろ。

契約というものは「貸す側がこの条件でならこの金額で貸します」というところを「条件同意します、貸してください」と借りるのが条件であって、「お金払ってるんだから何やってもいい!」という話ではない。それはモンスターカスタマーだし文句言うならカスハラである。
借りる側の窓口対応してる制作はかなり注意するけど、座組の全員がきちんと守ってることは…正直マレ。自転車バイク駐車場、タバコ、飲食ルール、ゴミの分別、バラシスタッフの待機場所、荷物の搬出入ルール、事細かに注意してるし、都度都度注意しても守ってもらえない、日本語聞いてます??案件がキャストスタッフ外注業者全てにおいて多すぎる!
おっと制作の愚痴になってしまった。けどまあよくある話よ、文句は言われるけど実際に意識してる人以外は自分のことだと思いすらせず全部スルーなんてままある話。

でもこの際だからはっきりいうと、
劇場を使用する以上、そこに関与する人間は劇場の決めたルールに従った上で興行を打つものである!
舞台の上の禁則事項や、お客様にタバコNGとか言うのだけ言ってればいいのではなくて、
「場所を自分たちで賄えてない以上、表現だからと言って何やってもいいわけではなく、ルールの中で最大限に行うことが現代日本における表現芸術の興行である」

ルール守らない、社会に反抗する、わたし馬鹿だから表現でしか自己表現できない!みたいなことは勝手に迷惑がかからないところでやってどうぞ。
人から借りるということは違う人とも関与しながら活動すること。
定められたルール一つ守れない人が他の誰かに何かを要求するなんて、烏滸がましいことだと思う。

私に課金していただいたぶんは私が別のエンターテイメントに課金してそれをまたネタにしますので華麗なるマネーロンダリングとなります。