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バージョンアップした心で生きていく2学期が楽しみだね

毎年、読書感想文の指導をしているけど、子供たちが仕上げた作文を読むたびに、よくぞここまで自分の心と向き合ったね!と感動する。私の方が子供達からものすごくたくさんのことを学んでいる。
私の読書感想文指導はちょっと特徴があって、めんどくさいのね(笑)
なぜかって言うと、親が参加しなくちゃいけないから。
でもこの夏休みのラスボス、めちゃくちゃめんどくさいこの課題に「挑む」というよりかは、親子で楽しんで欲しいと思って、毎年いろんなところで講演をしています。
文京区の講演は、教育委員会に毎年開いてもらっていて、今年のは、期間限定かもしれないけれどもYouTubeに上がってるので、よかったら見てくださいね。

この読書感想文講座は、保護者が受講するんだけれども、アンケートを見ると毎年同じようなことが書いてあります。つまり「普遍的」ということ。少し抜粋してみます。個人が特定できないよう、年度の違うものも混ぜています。

・読書感想文は親子共々苦痛な宿題とのイメージがありました。でも、親子の関係性を見直す貴重な機会になるとのこと、認識が改められました。
・読書感想文を仕上げる全過程において、一貫して子供の主体性を尊重し、親子の対話を重ねていくことは、親の忍耐も必要なことです。夏休みという時間を使って実践してみたいと思いました。
・松嶋先生は子供の力を信じていることが強く伝わってきました。親が子供を否定するのは、親が子を信用していないからかもしれませんね。
・読書感想文がテーマではありましたが、実際はもっと深い子育てについての講演で、自分の日頃の言動を反省しました。
・人からされて嫌なことは子供にもしないというお言葉を聞いてよりよい親子関係を築くために再確認しようと感じました。

講演会アンケートより

私の読書感想文講座って、こんな感じで親からの感想が届きます。やっぱりこの読書感想文というもの、とてもめんどくさいんですけれども、これをある種、1つのきっかけとして、親子関係の見直しを行うというのが、私の隠れたテーマでもあります。
別に読書感想文じゃなくたっていいんですよ。キャンプだっていいし、旅行だっていいし、海水浴だっていい。夏休みはいろんなところにチャンスが転がってるんです。
親子がたくさん話をして、子供の話を親がたくさん聞いて、そういう時間をたくさん作る。それが夏休みなんですね。

でも最近の夏休みは、小学校4年生くらいから高校3年生ぐらいまで9年くらい、ずっと学習塾漬けじゃないですか。お金もかかるけど、時間もかかりますよね。受験学年なんて、お弁当持ちだし、合宿もある。
そしてやってることといえば、自分の心と向き合うとか、親子で何かについてとことん語り合うとか、そんなことではなくて、あくまでも知識とテクニックを身につけるために、もうすでに分かってる人から最短ルートで、ベストな方法を受け取るだけじゃないですか。

本来はもっと、自分の心とたくさんたくさん対話をする時期なのに、そして夏休みはそれができるチャンスなのにと、毎年思います。

今年も読書感想の指導が終わりました!一生懸命書き上げて頑張って自分の心と向き合ったみんな、お疲れ様でした!
冷たいものでも食べて、のんびりしてください。

読書感想文でたくさん自分と会話をして、グッと大人になったキミ、バージョンアップした心で生きていく2学期が楽しみだね。

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ではまた明日~(^O^)/

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