父が不思議なことを言っても許せるようになってきた
認知症の父は、時々不思議なことをいう。
例えば、テレビの下に石があって、そのせいで今日はテレビをつけない方がいいとか。
確かに石はある。石を集めるのが好きだったからだ。でもそれとテレビは関係がない。
以前は、そういうことを話す父の言葉を修正してばかりいた。
どうしてテレビと石が関係あるの?とか
テレビをつけて確認する?とか。
でも、今は「本当だね。今日はテレビはやめておこうね」と言えるようになってきた。
父と過ごす時間の一番の目的は「心穏やかに過ごすこと」だと気づいたからだ。多少不思議なことを言ってもいいじゃないか。
そして、一番素晴らしいのは、それで納得すれば、父はもう、次の日には石のことを言わないこと。
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