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「すごい」を言い換えるだけ

この時期、読書感想文の指導をしています。
どの学年もですが、「すごい」という言い回しの使用頻度が高いですね。原稿用紙1枚の中に4、5回登場します。

こんなふうに書いていない?

ぼくは、◯◯(登場人物)のことをすごいと思いました。

この文を読んだだけで、書き手の感動は伝わりません。感動どころか、どう思ったのかも分からないのです。「すごい」にはいい意味も悪い意味もありますよね。

「すごい」が出てきた時は、要注意。ほとんど伝わってないと思ってください。

そんな時はどうする?

そういう場合は、元の感情に戻って、表現してみると良いでしょう。

ぼくは、◯◯(登場人物)のことをひどいやつだと思いました。
ぼくは、◯◯(登場人物)のことを勇気があると思いました。
ぼくは、◯◯(登場人物)のことを友達思いだと思いました。

ヒントは、一度「すごい」を「すごく」に直してみること。自分が何を言いたくて「すごい」にしたのかが伺えます。

このように「すごい」を言い換えるだけで、相手に伝わるようになりますし、自分でも伝えたいことを明確にできます。

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