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19/20シーズン終了


19/20シーズン全日程が終了しました。
勝点17 順位11位
22試合中16試合出場 1ゴール
来季2部降格

初めてドイツで1シーズンをプレーして(1月に来たため昨季は半シーズン)コロナの影響もあって普通のシーズンではなかったですが、1年間ブンデス1部でプレーできたことは自分のサッカーに影響を与えるものだったと思います。

昨シーズン半年間2部を経験してからの1部を経験できたことも良かったです。
スピード、パワー、個々の技術、全く違いました。ケルンは2部では主導権握ってプレー出来ることのが多かったですが、1部では守備の時間が長く、プレッシャーも速いためロングボールが多くなっていました。落ち着いてやれるところでも、蹴ってしまうことのが多かったです。
1試合で4.5点の失点をすることも少なくありません。ヴォルフスブルクやバイエルンなどの強いチームと対戦するときは5バックにすることもありました。それでも4.5点の差がついてしまうほど1部の中でも力関係ははっきりしてます。


ヴォルフスブルクはとにかくパス1つにしても速いし、ロングボールの精度も高いです。細かく崩すというよりは、サイドチェンジをうまく交えながらスピードと技術でいく感じです。ドイツサッカーに日本やスペインみたいなサッカースタイルが混ざってる感じです。

逆にバイエルンは、ダイレクトパスを使ったりリズムを変えたり細かいパスを繋いでゴールまで行くイメージです。日本やスペインのプレースタイルに近いです。個々の技術が高いからその精度もめちゃくちゃ高かかったです。
この中でプレーできたら絶対楽しいだろうなって思いました。

他のチームはというと、
中位くらいのチームはそれなりにしっかりと繋ぐことはできますが、恐らく根底にあるものはTemple(速く)Zweikampf(1対1)なのかなと思います。
下位のチームになってくると、
そもそも守備の時間が多いのでカウンターや背後へのボールに頼りがちになってしまっているのかな
っていうのが自分なりの分析です。

なので、同じくらいの順位の相手とやるときもロングボールばっか多用せざるを得なかった強いチームとの戦いがチーム全体に根づいちゃっているので、落ち着いてボールを動かせるところでも縦に急いでボールを失ってしまうことが多かったです。

それでは、
背も高くない、足も速くない、パワーもない
日本人の自分が
いかに試合で貢献するかを考えた時に

周りと同じことをやっていちゃダメ!

なんだなと気づきました。

たしかにロングボールばっかで自分の頭上をボールが超えていくことが多かったし、
FWやサイドハーフを走らせる背後へのパスが多いのでそれに対してのサポートやクロスに入っていくのは大変です。
攻撃だーって思って前行こうとするとボール失って全力でまた戻らないといけない。

それでも何ができるか?

と考えて、

自分の持ってる武器はなにか?

と考えて
自分なりに行き着いた答えが

・落ち着かせること
・試合状況を詠むこと
・予測力
・下で勝負すること(テクニック)
・運動量

なのかなと思います。

周りと同じようにやってちゃ
どう考えても自分よりも背の高くて足の速いドイツ人を使うに決まってます。

いかに違いを見せれるか。

だと思います。
日本人らしさ、自分らしさを出して。
なので、試合中は一瞬も気を抜けません。

・相手がどこにパスを出そうとしているのか。
・背後への対応は確実に相手より早く予測して動かないとだし。
・どこのスペースが危ないか。
・試合スピードが速すぎるとか。
・セカンドボールはどこに落ちるか。

頭は常にフル回転させてないとです。
でも、そういったことを踏まえてやれるなっていう手応えは今シーズンで掴むことができました。もっと自分らしさを試合中に出していかないといけないなって思います。

その上で、1対1の守備の間合いを日本と同じでやっていたら簡単に抜かれてしまうなって感じました。一歩目の速度が速いので簡単に振り切られてまうのです。最後スライディングしても届くか届かないかギリギリなところです。
いかに間合いを詰めれるか。
でも詰めすぎても抜かれてしまうのでそこは探り探り自分の間合いを見つけていきたいです。

まだ1年しかブンデス1部でやっていないですが、この1年だけでもとても充実した時間を過ごすことができたと思います。
自分のプレーに改めて向き合うことができたし、いろんなことを考えさせられました。

後は、今年になって怪我が増えて中々思うようにいきませんでした。しかもこっちの考えだと少しでも痛みがあるとやらせてもらえません。
できるって言っても別メニューで調整して次の日ベンチメンバーに入るとか普通のことです。
自分からしたらそんなのありなの?って感じでやりたい。できる。っていう焦りしかありませんでした。痛みを抱えてまでやらせるってことがこっちの考えにはないんだと思います。
そう言った考え方の違いにも自分はもどかしさを感じました。
でも結局監督が決めたことには逆らえないので大人しく別メニューで調整してベンチメンバーに入ることも何度かありました。
だからこそ、ベンチで試合を見てても自分を使ってくれってしか思っていませんでした。
流れを変えれるって自信があったので。

怪我のせいで何もできない自分がほんとに情けなかった。大事な試合の時にベンチで見てることしかできなかった。
復帰しては怪我してまた復帰しては怪我しての繰り返し。なんでまた?なにがいけないの?って考える日々が続きました。

改めて自分と向き合って

ここでは外国人選手なんだな

って実感しました。

チームの力にならないといけない。

最終節が終わって降格が決まった時に後悔しか残らなかった。

でもこれに気付けたことはプラスです。
もっと高い意識もってやらないといけないんです。全てにおいて。




これも人生。



いろんなことを海外に出てきたことで経験することができてると思います。
人生良いことばっかじゃ退屈ですよね?
こういった逆境こそまだまだ成長できるってことだと思いませんか?
まだまだ自分の挑戦は続きます!

とりあえず、
シーズン終わったので一旦休み!
まずは自分の身体としっかりと向き合って
外的要因・内的要因全てのことに対して何をもっとしたらよかったか何がいけなかったか考えられることを全て考えて、このオフシーズン中に怪我しない身体作りに取り組んでいきたいと思います!
もちろん心のリフレッシュも!

長くなってしまいましたが、
最後まで読んでいただきありがとうございます。

そして、今季もたくさんの応援ありがとうございました。
来季に向けてこのオフシーズンを大事にしてまた0からのスタートと思って頑張っていきたいと思います。
引き続き応援よろしくお願いします!

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#ドイツ #女子サッカー #ブンデスリーガ
#海外サッカー #海外生活



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