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息子の卒園。2年前の育児を思い出して。

3月末に3歳息子が保育園を卒業し
4月1日から新しい保育園に通い始めました。

卒園式は涙がとまらなかった。
成長の喜び、慣れ親しんだ環境から旅立つ寂しさ
そして、2年前保育園に入れることへの葛藤を思い出して…

3歳までは手元で。…のはずだったのに。


第一子である息子。

私自身が3歳まで自宅保育だったこともあり
なんとなく、3歳までは手もとで。と思っていた。

しかし、初めての子育ては想像とは全然違っていて。

最初は赤ちゃんとの生活がしあわせで
なんて、かわいいんだろう。
子育て、みんな大変っていうけど
いったい、何が大変なんだろう…と本気で思っていた。

でも、月日がたつにつれて、
慣れない育児に身体に疲れがでてくるし
自分と息子のペースが合わず
やりたいことが思うようにできないもどかしさに
家で息子と二人でいることが、
だんだん窮屈に感じるようになってきてしまった。

朝、夫に口では「いってらっしゃい」と言いながらも
心の中では「いかないで」と思っていたし
家にいるのが辛くて、まだ寝ているだけの息子を連れて
近くの児童館に行ったりもした。

保育園にいれるか、否か。

「保育園に入れようか」
息子が1歳に近づくにつれて、何度もこの言葉が
頭をよぎる。夫に相談すると

「俺は、いいと思うよ。〇〇(息子)にとっても、
いい社会勉強になると思うし。」
と、言ってくれた。

ただ、私は預けることをまだ、しぶっていた。

というのも、当時、
複数人の子を自宅で育てながら、自分で仕事をして
稼いでいるお母さんを見つけ、
その人に強烈な憧れを抱いた。

「子どもが複数人いたって、自宅で見て、仕事をしている人がいるんだから
私にもできるはず。だって、私の子どもは1人だもん。」
と、やる気満々に。

しかし、その人をまねて、子どもを見ながら仕事をしてみるも
まず、集中できない。集中するために、子どもを寝かせようとするけど
そういう時に限って、元気いっぱい。
ならば、夜子どもが寝た後に!とトライしてみるも
寝る時間や夫との時間を削っていて、結局、長くは続かなかった。

「もう、保育園にあずけよう」
そう決めたのは、申請期限の2週間前。
提出期限までに町の園を全て見学し、申請書を提出したのだった。

保育園は、子育てを一緒にしてくれる相手。

保育園にあずけることに葛藤があったのは
『保育園にあずける=自分は子どもを見れない母親』
というシールを自分に張りつけていたからでした。

他のお母さんがお子さんを保育園にあずけていても
そんなふうに思ったことは1度だってないのに。

自分の母親も
憧れのお母さんも
手元で子どもを育てていたのに、自分はそれができない。
きっと、悔しさや情けなさがあったんだと思います。

でも、
子どもの性格も違えば、子育て環境も違う。

実際、母は私を快く預かってくれるご近所さんや
子育てサークルがあり、周りの人と一緒に子育てしていたというし
憧れのお母さんも、旦那さまが一緒に自宅にいて
子どもたちを見ながら仕事をされていた。

私は、「一緒に子育てしてくれる人」が「保育園」なんだ。
そう思ったら、自分にはりつけていた
『できない母親シール』を少しずつはがすことができました。

預けて、よかった。

今では保育園にあずけて心からによかったと思っています。
先生方が本当に息子のことを愛してくれて
お友達にも、とっても恵まれました。
あまりにもよすぎて、
「なぜ、小学校手前までお願いできる保育園じゃないんだ…」と
思ったほど。
一緒に子育てをしてくれた先生方には感謝しかありません。

保育園にお願いする
家庭で見守る

どっちも正解で、どっちを選んだっていい。
ただ、大切なのは
一緒に子どもを見守ってくれる人がそばにいてくれること
なのかなと思います。

4月から新しい保育園。
また、新しい子育て仲間ができて、ありがたいかぎりです。

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