パリのクリスマスとドバイのカウントダウンとニューイヤー～MY　JOURNEY⑪～

2023年12月23日～2024年1月4日の約2週間。留学帰りの息子とパリで待ち合わせ、娘と３人で旅をした記録です。
　旅行が趣味ではありますが、普段はホテルと飛行機は旅行代理店へお願いするパターン（現地で何か緊急事態が起こった時に頼れる旅行代理店のデスクがあった方が安心ということが理由）ですが、今回、娘と私は日本から、息子はパリからの旅行となるため、パッケージだと割高になることから、初めて飛行機、ホテルなど、すべて自分で予約するという計画を立てました。ロシア上空が飛行できない今、北回り直行便で行ってもパリまでは15時間近くかかることから、南回りでストップオーバーを使って、パリだけでなくドバイも旅しちゃおうというという今回の旅がどなたかの旅の参考になればと思い、記事にしています。

ドバイ３日目　2024年元旦

　ドバイのお正月は全くとお正月という感じがしません。街はふつうに動いており、元旦だからお店が締まっているということもほぼありません。

　普段と変わらないメニューのホテルの朝食をいただいた後、向かったのはジュメイラモスク。地下鉄の駅からはかなり離れていて歩くことはできないので、このようなときはタクシー一択です。イスラム教徒ではないため、モスク内部の見学をするのはなかなか難しいものですが、ここは隣接する文化センターのツアーに参加すれば、説明を聞きながら内部の見学もできるらしい。10：00から予約不要、所要時間1時間半～2時間という情報を頼りに尋ねてみました。「ここだよ」とモスク目の前でタクシーを降り、中から人が出てきたので、入れるのかと思い、靴を脱いで大理石に上がった瞬間、現地の方が怪訝そうなお顔で建物を指したので、隣の建物へ向かうことに。

　そこは文化センターで、1階はアラビアコーヒーとデーツのサービスのある待合いスペースとヘナタトゥー、ハヤブサと写真が撮れるスペース、2階はアラブの歴史や世界のモスクの写真の展示スペースとなっており、文化センター内の見学がカフェ等の利用、そして一人日本円で1500円ほど。いつ始まるかいまいちわからないまま、館内を見学していると、ヒジャブを被った女性ガイドさんがお迎えにきてくれて、モスクの中へ。厳粛な雰囲気の中で、1時間、英語でイスラム教について説明してくれます。私たちは椅子に座れたからよかったのですが、床に座って聞いていた欧米の方は途中で足が痛くなり、立ったり座ったり、もぞもぞつらそう…お祈りの仕方の実演は非常に興味深かったです。

　次に向かったのが、「未来博物館」。これは近未来を体験できるドバイの人気スポットで、すでに行こうと思ったときには滞在中の予約が取れず…外観と1階売店だけの見学でしたが、これだけでも十分見る価値はあります。面白かったのは、自分だけのオリジナル香水が調合できる機械。日本にもオリジナル香水を作ってくれるところはありますが、自動で調合されていく姿が面白かったです。

　そして本日のメインイベント！　世界一高いビル、ブルジュハリファです。こちらは巨大なショッピングモールであるドバイモールの上となるのですが、すべてが桁外れのスケールで行きたいところにたどり着けない！！！まず地下鉄の駅からモールまでもひたすら歩く。ブルジュハリファは18：30の予約だったので、その前に「ドバイファウンテン」という噴水ショーを見たくてその会場を目指すも、どこに行っていいのかわからない。さらに元旦。ドバイの方々もたくさん繰り出しているので、とにかくすごい人・人・人。ようやくたどり着いた噴水ショーはほぼ人の頭を見るだけで終わりました。

　いよいよブルジュハリファ、124階へ上ります。入口に行くとすでに本日の入場は完売。かなり人気のようで、日本での予約は必須かもしれません。エレベーターで一気に昇ると、そこはもう別世界。眼下に広がる美しい夜景。さっき見た噴水ショーを上から見ることもできます。噴水ショーは30分に1回、それも毎回違うプログラムで行われているので何度見ても飽きません。散々上からの眺めを楽しみ、1階の売店でお土産を物色。パリと違ってお土産も普通に変える金額なのがうれしい♡

　本日のディナーは屋上という名の3階にある「ブルジュクラブ」。ブルジュハリファの入場とセットになっているプランを予約していたのですが、そもそもブルジュクラブにどうやっていけばよいのかわかりません。
　ブルジュハリファのチケットカウンターで聞いても「オッケー！」というだけでよくわからない様子。どうしたものかと困っていると、隣のカウンターにドイツ人と思われる親子が同じバウチャーを見せて尋ねたことでようやく案内の人を手配してくれました。

　絶対わかるはずがないと思われる謎の扉、セキュリティをかざして入っていく扉を次々あけて、ようやくレストランのレセプションへ。無事、席に案内され、オープンエアーの気持ちよい夜風の中、おいしいディナーをいただくことができました。案内された席は噴水ショーを真下に見下ろせる絶好のポジション。ドイツ人家族は内側の席に案内されていましたが、奥様が不満そうでした。海外に行くとアジア人差別を受けることも少なくなく、特にこのようなレストランではあまりよい席に案内されることはないので、今回は本当に気分よく過ごし、チップも弾んでしまいました。

　キラキラ光る夜景や噴水ショー。ライトアップされたプールなど、美しいにもほどがあるというくらい、美しい景色とさわやかな風。息子と娘との会話も盛り上がり、最高に幸せな時間でした💛
・・・次回へ続く・・・