【STEAMライブラリー】をホームスクーリングで使ってみたら
みなさま、こんにちは。
年が明けたと思ったら一月ももう終わり。
今年もなかなかのスピードで駆け抜けているように感じます!
さて、みなさんはSTEAMライブラリーをご存じですか?
経済産業省「未来の教室」が運営する、STEAM教育を通して社会問題を考え・解決するオンライン図書館のことです。
学校で社会問題について考えることを授業に取り入れる上で、先生方が資料や動画等を事前に作成しなくても、ライブラリー上にアップされている動画やワークシートを使い、授業を進めることができます。
もちろん、その課題に対して別のワークシートを作ったり、少し別の角度からアプローチするのもヨシ。
題材もSDGsや環境にまつわることから、伝統、格差、貧困等様々な題材に応じたマテリアルが無償で提供されています。
中には、
「桃太郎の物語を科学的に考えてみる」
というようなワクワクするようなテーマのものも。
今日、私は初めて小4の息子のホームスクーリングでこのSTEAMライブラリーを活用してみました。
選んだ題材は、
「幸せな未来のための、チョコっと計画」
チョコレートをテーマに、カカオが生産されてからチョコレートになり消費されるまでの過程を取り上げています。
その中で、色んな実情が見えてきます。
特に、「カカオ農家の貧困問題」は深刻です。
自分達が美味しいチョコレートを気軽に食べられるのは幸せなことだけど、その裏で苦しんでいる人たちがいる。
「チョコレートを食べるという行為でみんなが幸せになっているわけではない」
ということに息子はびっくりしていました。
そこから話はフェアトレードに進み各企業の取組みや、フェアトレード商品を購入することのメリットに展開していきました。
問題点を知った上で、今自分ができる取組みを息子と考えていきました。
息子「多少高くても、フェアトレードの商品を買うことって大切なことなんだね。」
私「フェアトレードのことを知ると、高いお金を払う意味が見えてくるね」
私「SDGsで取り上げられていたプラスチックゴミについてだけど、給食で改善できそうなことはない?」
息子「パンや麺って、プラスチックの袋に入ってくる必要ないと思う。ストローも紙でいいんじゃないかな。」
私「そうだよね。それは改善できそうだよね。牛乳ってパックで出てくるけど、あれってストロー自体なくても、片方の口を開けたらコップみたいに飲めない?
私が小学生3,4年生の時の担任の先生が、ゴミを減らす取り組みの一環でその飲み方を勧めてたよ。結果、私のクラスはストローを断って、クラス全員ストローなしで飲んでたな〜」
息子「それいいじゃん!全然飲めるよ!」
こんな感じでなかなかいい議論ができました。
息子は牛乳の飲み方について、先生に提案してみるそうです。
今日のところは全9コマのうちまだ3コマ目ですが、これはなかなか使えそうだぞ!という内容でした。
我が家ではよくホームスクーリングで時事問題を議論するということをしていますが、STEAMライブラリーも仲間入り決定です!
とにかくモデルのストーリーをベースに動画もワークシートも用意されているので、時間のない先生方の強い味方になるのではないかと思いました。
ただ、残念ながら学校現場では思いのほか認知されていないようなので、教育委員会が各学校に情報を発信したり、そういった努力はもっとしてほしいなと思います。
使わないなんて勿体無いです!!
我が家はホームスクーリングなので、息子と私との二人の議論にしかなりませんが、学校だと色んな意見が飛び交うので、面白いのではないでしょうか?
また、実際に使ってみた先生達が、掲示板に活用例をアップしていたりするので、そういった活用例も参考にできると思います。
ご興味のある方は是非一度覗いてみて下さい!
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