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旅館業申請

私は、今年の3月からファミリー向け一棟貸しホテル「EHON HOUSE」をオープンする予定で、いま準備に奔走中。
ホテルのテーマは「絵本を通じた家族のふれあい」
そんな「EHON HOUSE」を始めるにあたって、
絵本の魅力を一人でも多くの方に届けられたらと思って、noteで文章を綴ってみることに。
と思っていたけど今日まさに旅館業の申請が終わったので解放感と共に
大変なポイントを振り返ることにする。

民泊に必要な許可

一般的に民泊には
・旅館業(年間365日営業可能)
・住宅宿泊事業法こと民泊新法(年間180日営業可能)
のどちらかの許可が必要である。
民泊と一言で言われるが許可の内容が違うのでややこしい。
違いはまぁ色々とあるのだが、
大きく分けるとカッコ書きに買いてあるように営業日数に大きな違いがある。そして窓口が異なる。
今回私は「どちらでもいいな〜」と思いながら保健所に相談に行った結果、
「あんまり手続に大きな違いがないから旅館業を取る人が多いよ」
とアドバイスされた関係もあり旅館業で話を進めることになった。
なので旅館業の場合で経験を記したいと思う。

旅館業申請

旅館業で訪れないといけない3つの場所

旅館業を取得するにあたって3ヶ所の場所に相談に訪れた。
・保健所
・消防署
・市役所(建築指導課)

の3つである。
正直、保健所でだけでいいと思っていたので「めっちゃめんどくさい!」
と思って、初回の相談の際はプチパニックになった。

しかも、京都は「福祉のまちづくり条例」というものがあるらしく
通常の手続き以上に提出書類が多い。ビビる。
手続きの煩雑さでは都道府県中トップクラス。
他の県は知らないけど絶対そう。

旅館業取得にかかった所要時間

旅館業をこれから申請したい方へ。
私の経験上、どのくらい時間がかかったかをお話したい。
私の場合は消防署と市役所に相談と書類の提出や受け取りで3回。
保健所は2種類の書類を出したので合計5回訪れた。
予約して訪問するため一日で全て回ることができず、
日にちにしたら約5日、2~3ヶ所まとめて相談に行った日もある。
時間にしたら約12時間位使ったと思う。

1回の打ち合わせは1時間とかからないが行き帰りの時間も含めている。
けど、こなれた人ならこんなにかからなかったんだろうな。
と自分の無駄を感じる部分も多分にある。

役場関係は平日しか開いていないので、
会社勤めの人なら有給を取らないといけないことを考えると、会社勤めの副業で旅館業の申請をするのは無理と言っていいかな。
というのが個人的な感想

私は平日ほぼ自由に動けるので(でも稼働できる時間は一日約3~4時間)
なんとか自分でやったけどおすすめはできない。

ちなみに旅館業の申請は外注も可能で費用は20~25万位らしい。
お金を節約して自分で動くか。
時間を節約してお金を使うか。
それぞれの考え方とお金と働き方次第。
個人的に、2回目をやるかと言われると嫌だ。
外注してでもお断り申し上げたい。

旅館業申請にあたって提出した4つの書類

旅館業申請と一言で言っても4種類の書類を提出した。
①水質汚濁防止法に基づく特定施設設置申請書→保健所
②消防適合通知書申請届→消防署
③福祉のまちづくり条例に関する申請書→市役所建築指導課
④旅館業申請→保健所

①は保健所で洗濯機や浴槽を設置するなら必要と言われ。
②は旅館業の申請に必要な書類だから必要と言われ。
③は旅館業を取るためにとにかく提出が必要と言われ。
④に辿り着くまでに3つの書類を提出した。

厳密には、これに
・消防設備設置届出書
・消防設備設置完了書
も提出が必要だったけれど、そこは設備工事をしてくれた工務店さんに一括してお願いした。

Aを出すならBが必要。
みたいなフローが多くて本当大変だった。
しかも特に①と③は内容が複雑。
「絶対、普通の民泊で出すような書類じゃないっしょ!
でかい規模の施設っしょ!」
みたいな内容だったので、担当さんに聞きに聞きまくって書類を埋めた。
大変だった。
「何回くるねん!この人!!」と思われたに違いない。
本当にお世話になりました。

旅館業取得に必要な期間

私は2023年11月中旬にスタートして、2月中旬位に許可が下りたらいいな。
というスケジュールで動いている。
約3ヶ月。
いや、めっちゃかかる!!
と思った方もいるかもしれないけれど、下記の3つに時間がかかってしまった。
・消防設備工事の工務店を決めて工事するまで→約1ヶ月
・消防の立ち入りの日程を決めて適合書をもらうまで→約2週間
・旅館業申請してから取得まで→約1ヶ月

どれもほぼ完全な待ちの時間。
工務店さんは資材を揃えて工事の日程を決めるまでには時間がかかる。
防災設備士さんの日程を抑えて消防の立ち入り検査の日程調整するには時間がかかる。
旅館業の申請後、立ち入り検査、各方面に確認を取るには時間がかかる。
といった具合。
とにかく、あらゆることには調整が必要でそれには時間がかかるということを失念していた。
本当に勉強になりました。

結論

旅館業の申請は大変で時間がかかる。
私は飲食店営業許可及び菓子製造許可の申請もしたことがあるけれど、
10段階評価だとして飲食店営業の許可が5だったら、
旅館業の申請は9か10位のイメージ。

倍くらい大変だった。
同じ位の大変さでしょ〜と思っていたら甘かった。
次やる時はお金貯めて業者さんにお願いするかもしれません。
何はともあれ旅館業の申請書類だけは出しましたから。
あとは何事もなく許可証が降りることを願うばかりです。

許可証が出たらご褒美に抹茶スイーツを食べるのだ!

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