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ラグビー

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最初は、オールブラックスを中心にした、試合結果の記事でした。その後、現在はリーグワン、シックスネーションズ、ザ・ラグビーチャンピオンシップ、セヴンズラグビー、日本代表を中心にした… もっと読む
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記事一覧

<ラグビー>2024年シーズン(5月第四週)

<ラグビー>2024年シーズン(5月第四週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 イエスは、もともとユダヤ教徒だったから、生まれてから8日目に割礼(つまり包茎切除)をした。この切除した後の皮は「主の聖肉片(Praeputium Domini)」とされて、ローマのラテラノ大聖堂に安置されていたが、神聖ローマ皇帝カール五世による1527年の「ローマ略奪」の際に何者かに盗難されて行方不明になった。その後、ヨーロ

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<ラグビー>2024年シーズン(5月第三週)

<ラグビー>2024年シーズン(5月第三週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 宗教では、来世での贅沢な生活のために、現世で苦労する(極端な場合は殉教=死ぬ)ことがよく語られるが、これは現世での清貧的生活をする思想から外れており、むしろ現世で欲望にまみれた生活をしているのと同じではないかと思ってしまう。つまり、下世話な話をすれば、好物のおかず(例えばステーキ)を先に食べるか(現世の贅沢)、後に食べるか(

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<ラグビー>2024年シーズン(5月第二週)

<ラグビー>2024年シーズン(5月第二週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 今週は、リーグワンの試合がないので、珍しくラグビー関係の話題に触れたい。

 リーグワンに来ている外国人選手は、母国でのプレー以上にラグビーを楽しんでいると思う。昔、オールブラックスSOダニエル・カーターは、フランストップ14にサブバティカルで移籍して、骨折させられただけでNZに帰ってきたが、一方FLジェローム・カイノは、ト

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<ラグビー>2024年シーズン(5月第一週)

<ラグビー>2024年シーズン(5月第一週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 ラブレー『ガルガンチュアとパンタグリュエル物語』の翻訳者渡辺一夫の解説・後記に、ちょうど戦前戦中の特高警察の思想検閲が厳しかった背景から、「カッサンドラの言葉が聞こえていた」という表現がたびたび出てくる。

 このカッサンドラというのは、ギリシア神話に出てくる女預言者で、トロイが滅びることを予言していたが、誰も狂言として信じ

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<ラグビー>2024年シーズン(4月第四週)

<ラグビー>2024年シーズン(4月第四週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 『孤独のグルメ』が楽しいのは、芸能人等が絶対に行かないような下町の庶民的な店に主人公が行くからだ。もっとも最近の作品では、山の手の芸能人が行くような小洒落た店に行くエピソードもあるが、この手の店はただキャーキャーいって騒ぐだけの人たちが、もっともらしく「芸能人の誰それさんがよく来る隠れ家的なお店ですう」と勝手にはしゃいでいれ

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<ラグビー>2024年シーズン(4月25日アンザックデー)

<ラグビー>2024年シーズン(4月25日アンザックデー)

 今週は「その他のニュース」の分量が多くなったので、現時点までのものを先に掲載します。週末のリーグワン及びスーパーラグビーの試合結果並びにそれまでにあったニュースは、通常通りに日曜夜あるいは月曜朝にアップする予定です。

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 4月25日は、アンザックデー。第一次世界大戦中の1915年、トルコのガリポリの戦いに参加したアンザック軍

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<ラグビー>2024年シーズン(4月第三週)

<ラグビー>2024年シーズン(4月第三週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

〇 TVCMは滅多に見ないのだが、たまに見ると、「五月蠅い、騒々しい、嘘ばかり、意味不明、鬱陶しい」といった印象しか出てこない。さらに、スーツのCMでは、「小学生がスーツを着て踊っている」としか見えないし、食べ物のCMでは、「実際に買うとまったく違うのだろうな」、「まるで蝋細工のような不自然な色合い」、「この俳優は、絶対に食べ

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<ラグビー>2024年シーズン(4月第二週)

<ラグビー>2024年シーズン(4月第二週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 日本のバーガーキングのメニューが「ワッパー」(輪っぱ?)となっていることに、ずっと違和感が絶えない。昔マイアミで食べていたときは(ちなみにバーガーキングの創業者は、息子が在学したパルメット・ミドルスクールのOB)、WHOPPERを「ホッパー」と発音して注文していた。これがなぜか日本では「ワッパー」になっている。

 例えば

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<ラグビー>2024年シーズン(4月第一週)

<ラグビー>2024年シーズン(4月第一週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

〇 古代ローマ時代に作られたオイディウス『転身物語―メタモルフォーゼス―』にある話だ。クマエ(ナポリの西にある古い町)の洞窟にいる巫女だったシビュラは、昔アポロ(ポエプス)に求愛された時、もしも求愛に応えたら希望のものを与えると約束された。そのときシビュラは、手にした一握りの砂粒の数と同じだけの寿命を欲しいと望んだ。彼女はアポ

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<ラグビー及びエッセイ>『スワーブをきりながら(私とラグビーとの長い旅)』

<ラグビー及びエッセイ>『スワーブをきりながら(私とラグビーとの長い旅)』

 2024年4月4日、『スワーブをきりながら(私とラグビーとの長い旅)』というエッセイを、Amazonの電子書籍及びペーパーバックで出版しました。

 これは、私が大学時代にラグビーに出会ってから、その後社会人(国家公務員)となり、いろいろな海外で勤務をしながら、現地でラグビー、タッチフットなどをしてきたこと、そして息子の(全国大会出場経験のある)高校ラグビーの父兄としての経験など、40年にわたる

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<閑話休題>英国由来スポーツが雨でも実施される理由

<閑話休題>英国由来スポーツが雨でも実施される理由

 私の好きなラグビーでは、「英国紳士(ジェントルマン)たる者は、一度決めたことは何があっても約束を守る。だから、雨が降ろうが槍が降ろうが、一度やると決めたラグビーの試合は、何があっても実施する」という、まるで「武士道とは死ぬことと見つけたり」式の戦陣訓のような言葉が信望されている(さすがに、現在ではかなり緩やかになってきているようだが)。

 またこの言葉は、ラグビーを優れたスポーツであることの代

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<ラグビー>2024年シーズン(3月第五週)

<ラグビー>2024年シーズン(3月第五週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

〇 2024年は3月31日がイースター(復活祭)で、29日がグッドフライデー(イエスが磔刑になった日)、4月1日がイースターマンデー(イエスが復活・昇天した日)になる。「復活」というのは、キリスト教におけるイエス(ヘブル⦅ヘブライ⦆語の「ヤーウェ」は、救いを意味する「ヨシュア」に関連した、ギリシア語「イエソウス」に由来する言葉

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<ラグビー>2024年シーズン(3月第四週)

<ラグビー>2024年シーズン(3月第四週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 20世紀後半、二人の美人学者(評論家)が人気になっていた。二人に共通するのは、ともに東欧のユダヤ系であることだ。

 最初にアメリカ人であるスーザン・ソンダクを挙げたい。彼女は哲学者というよりも作家・評論家であったが、若い頃に専門の写真家が撮影した本人の写真が表紙になった『反解釈』という評論集で、一躍有名になった。その理由

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<ラグビー>2024年シーズン(3月第三週)

<ラグビー>2024年シーズン(3月第三週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

(先週の「ヨーロッパ」の続き)
 ヨーロッパというのはギリシア神話のエウロパから来ているが、またこのエウロパは木星の大きな衛星で、生命維持に必要な水が十分にあることが最近確認されている。一方、神話のエウロパはフェニキアの王女だったが、クレタ島という「西」へ行ったため、「西にある地域」がエウロパ=ヨーロッパと称されるようになった

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