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kukka herkka

おまけ。ヨミモノ

ーーーーーーーーーーー「わたしの好みってだけの」

kukka herkkaで販売しているものは、
フラワーアーティストである私が、花にまつわる店舗の空間をデザインしたり、商品と共にディスプレイするために探し求め、行く先々で運命的に出会ったものたちです。
どんなものを集めているか、簡潔に述べますと、判断基準は「私がキュンとするかどうか」のみ、です。
その手の市場の価値では価格の高い、ハイブランドのvintage品。そして、そういったジャンルでは高値は付かないused品。そのどちらも「デザインが魅力的であること」「合わせ方で魅力的に使えるモノ」を条件に集めています。

というのも、モノの「価値」は、どう使うか、どう魅せるか、で変化するからです。

時には、誰かにとってのガラクタでも、誰かにとって魅力的であったり。使い方によってはとんでもない魅力を放つものもある。

(個人的には、古いものが好きですが細かな年代やブランドにこだわりは少なく、手に持った時の質感やデザインの繊細さ、逆にチープさがあるとしたら、それは合わせ方によっては活かせるチープさなのか?などが気になります)

 どんなものでも、生み出され販売された時点での市場での「価格」が当然あります。ですが、全ての人にとって、その「価格」と「価値」がイコールとなるわけではありません。必要のない人にとっては高いと感じるし、これを求めてた、という人にとっては安く感じるかもしれません。また経済力によっても感じ方は異なります。

 また、時が経ち予想していなかったような「価値」の変わり方をするものもあります。
(古き良きモノの魅力は色褪せないどころか必要とされ大切にされることも)

けれども、その全てをひっくるめて、世間での価値、一般的な価値、にフォーカスしすぎてしまうことは、自分の感性を無くすことにも繋がる気がするのです。

 「己の感性のみを信じて、シンプルでいたい」といったら少し大袈裟かもしれませんが。

世の中の流れや流行を知ることは時には勉強として必要だったりもする。だけれども、
「自分の感性だけで選ぶ」ことは、まぎれもなく自分にしか出来ないことだから。

そしてその、ある意味怖くて、責任重大な、誰のせいにも出来ない決断と、そんな風に自分を信じる。ということが選択肢の一つとして存在しているこの環境にいることをとても貴重に思います。正しく大切にしたい。

なので、このkukka herkkaでは、『それだけ』を柱にすることで、頭の中をシンプルに保ち、無駄なことを考えないことで感度をあげていきます。

 とはいえ、ひとりよがりだけでは面白くない。
興味を寄せてくださったお客様を『がっかり』させることはしたくありませんし『満足』していただけるものにしたい。

そのためには、どんな店にしたらいいのか、どんな発信したらいいのか。。
日々考えて試したり撃沈したり、喜んだり、落ち込んだり、試行錯誤。(未熟で力不足〜と日々感じるけれど、がんばりたいことがあること、それ自体に感謝して奮い立たせたり)

どれだけ写真の中で可愛いものでも、
生活の中で、どう活かせるか、ということも大切なポイントです。そして「どう活かすか」は実は、《技術》です。似合わせの技術!
センスがある人はいいよね?センスがない私にはできないわ。ではなく、センスは磨くもの。成長させるもの。筋肉みたいなものです。スキルアップすること、成長すること、進化することは、、人間という生き物にとって【楽しく】感じるものらしいのです。(脳科学の本に書いてありました笑)

そう。【楽しい】が最強ではないでしょうか。

ですのでkukka herkkaでは、それぞれのアイテムが、どんなものに似合うのか、合わせ方のコツやポイント、なども一緒に学び、面白がっていけたらいいな、と考えています。

そしてそれが「毎日の暮らしの中に、心踊る景色を散りばめる」ことに繋がることを目指して。



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