書籍を出すことに④

--第4章--

なぜHANABARはHANABARになったのか。
当時、その音楽会社の社長はこう言いました。
なんの店でもいいからやってみない?(バーの居抜きだから、バーがいいと思うけど)
と全任せしてくれたのです。

※その後、買い取らせて頂いたので現在のオーナーは私達です。

え、じゃあ花屋でも?
お花にハマっていた私は、まずは花を考えました。
でも、バーの居抜きだしなぁ。。
お酒かぁ、お酒といえば、毎日夫はおいしいつまみを作って晩酌している、一緒に美味しいもの食べながら映画をみるのが好きだから、、
バーで仕事したこともあるし、、
夫がご飯とお酒、わたしが花、
いいかもねぇ。
あ!エディブルフラワーもあるし!
衣食住の食と、花を絡めたら、花に対する興味の間口を広げられるんじゃ??
(これだけ花の魅力にハマってる私だったので、その魅力を沢山の人に伝えたいと思っていた)

よし、そうしよう、【花×食】
これをコンセプトに、映画の中みたいな空間をつくろう。
そんな具合で、短い期間であっという間にHANABARは出来上がったのです。
(壁やカウンターのDIYについてもまたいつか)

その後も山あり谷あり、花に纏わるお店を増やし、gmgmやkukka herkkaが誕生し、今に至るわけでございます。

美容室を再開するはずがこんな経緯で、今ここにいます。今でも、大好きで濃厚な時間を過ごした美容師時代のお客様の顔を浮かべると、ああなんて説明したらいいんだ、長いし、一言じゃ言えないし、、あーーーーーごめんなさい!!!!って脳内で繰り返しています。笑


お花に魅了され続けて8年あまり、
色々なことがありましたが、
今回、こんな風に、お花の本を出版させて頂けることになったとは。信じられない気持ちです。
とてもありがたいことだと感じます。
今まで出会ったくれた方、関わってくれた方に感謝。

これはゴールじゃなくてスタートな気もしますが、
どちらにせよ、ひとつの大きな節目になりそうです。

昨年の夏に、声をかけてもらってから今日までの数ヶ月、暖かく丁寧に、けどシャキシャキな仕事ぶりで伴走してくれた編集者のゆりちゃん。写真に惚れ込んで彼じゃなければ!とお願いして、人柄にまで惚れてしまったフォトグラファーの川上さん。。。gmgm誕生からずっと試行錯誤や山あり谷ありを共にしてきてくれたパティシエのあやかちゃん!こだわりを丁寧に汲み取ってくれたデザイナーの中村さん、、たくさんの人との関わりの中で、色々学ばせてもらいながら、ここまで来ました。

もうすぐ発売となりますが、引き続き見守って頂けたら嬉しいです。
そして是非是非!お手に取ってもらえることを願って。

長い文章、ここまで読んでくれた方がいたら奇跡!
(ありがとうございます、、、!)

またこれからも夫婦で、面白い匂いのする方へ、
嗅覚にまかせて旅をしたいと思います。
どうぞこれからも宜しくお願い致します。

2024 2.14  
油井奈々
ゆいだいき

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