書籍を出すことに③

---第3章---

そうして水面下で花屋もどきなことを始めていながらも、体調は悪化の一途を辿っていた2015年6月、
休業しようと決断をし、皆さんに連絡をした数日後。

夫に一本の電話がかかってきました。
夫は音楽家で、KADOKAWAに所属していましたが、KADOKAWAから独立した音楽会社に移籍したところでした。 

その音楽会社からの電話。
「ねぇ、ゆいだいき、バーテンやらない?」
「え?」(ぼくミュージシャン。。。)

ここからどうやってHANABARに?と思うかもしれませんが、この電話から、3ヶ月後にはHANABARがオープンするのでした。
(ここから今に至るまでも、所々、いや日々?事件の連続みたいなものなので、書いたら永遠に、長ーーーーくなってしまいそうなので、はしょります)

私の体調不良はどうした???
と思われるはずなので、こちらもざっくりではありますが説明をしますと。
しっかり治療をしました。
(治療をしながら、動けるタイミングで東京に通い、店を作りました)
前章でも述べた通り、貧血治療と並行して、
鬱病についても相当調べ、対策を練り、実行しました。
カウンセリングを受けたりもしました。

まずはシンプルに体を労る生活を見直し、
早寝早起き、朝日を浴びる、ストレッチをする、バランスのよい食事、など。
それと並行してメンタル面を整理していくために、
日記をつけること、自分の気持ちやテンションを数値で記録しグラフで分析(ここでPMSに気づく)
どんなことが自分を落ち込ませるのか、どんな思い込みがあって自分を辛くさせてるか、など、文章に書くと冷静に分析できて私にはとても向いていたと思います。

これに加え、1番効いたのは夫に全てを話したことです。自分の状況や今の気持ち。
そして話せば話すほど、書けば書くほど、気持ちや考えが整理できることが多くなっていき、月単位で、私はみるみる変わっていきました。
(ひたすら聞いてくれて心底感謝、、この時のありがたさが今も、恩返ししたいわ、という気持ちに繋がっています)

とはいえ、完治。と自分の中で感じるまでに4年ほどかかりました。
当時、体調暗黒期だった私が、なぜお店を作ることが出来たのか。自分でも不思議すぎます。

第4章に続く

 


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