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「読み語り『父と暮せば』」京都公演の会場は、なぜ法光寺さん?

「芝居屋ゆいまの」京都公演「読み語り『父と暮せば』」の会場は、京都御所のちょうど真西にある法光寺さんというお寺です。この法光寺さんでは、普段から門徒さんだけでなく地域に開かれた活動をされており、本堂では音楽のミニコンサートやヨガ教室も開催されています。
法光寺 京都市上京区中長者町通西洞院西入中橋詰町172

法光寺さんがこの地に建立されたのは1601年

法光寺さんは、東本願寺の宗派、真宗大谷派の由緒あるお寺です。開祖は、教如上人に帰依した順照という僧侶。以前は尾張の国(今の愛知県)春日井にあった法光寺の住職だったことから、「法光寺」の名をそのまま用いたとのこと。
江戸期には三度大火に遭って焼失・再建を繰り返し、昭和12年(1937年)、現在の本堂が本格的に再建築されました。


会場となる法光寺さんの本堂 公演チラシと

今回の公演会場が何故このお寺になったかというと、当公演の主催者である関西大学演劇研究部「学園座」OB・OG有志の会 の一人がこの寺の息子だったからなんです。
「うちの寺で演(や)らないか」と。

そんな提案を受け、公演関係者数名で昨年10月にこのお寺の本堂を内覧したところ、一同まず、雰囲気とサイズ感が今回の芝居にぴったりであることに驚きました。

最大でも50名程度の客席しか作ることができませんが、マイクなしで充分、演者の生声(ナマゴエ)を最後列の客席に届けることができる大きさ。

障子・畳・板戸といった「和」のしつらいは、今回の物語の時代、つまり昭和20年代初期の屋内を違和感なく想起させてくれます。(主人公・美津江の家は「バラックに毛が生えた程度の簡易住宅」なので、こんなに立派ではなかったはずですが。)

そして何よりも芝居向きの空間だと感じたのは「高い天井」と「暗転できる板戸」。

この空間なら、自分たちも客席に座って『父と暮せば』の物語を観てみたい……!

会場を一目見たときこそ、2024年4月の公演に向けて関係者一同、心の中のエンジンが始動した瞬間だったのです。

2024年4月6日(土)・7日(日)

芝居屋ゆいまの京都公演「読み語り『父と暮せば』」

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